No.9ベストアンサー
- 回答日時:
あつかましくも、再度投稿させていただきます。
谷崎、ぜひとも御一読ください。もっともポピュラーではありますが、「痴人の愛」から始めてみて。結末そのものに救いは皆無です。今、私の文庫本の棚を見てたら、深沢七郎の「楢山節考」が目に止まりました。あと、鈴木いづみ「恋のサイケデリック」救いの無さの極みですね、両著作とも。またまた苦笑させてしまうかも。 厚かましい私の質問に回答していただいて本当にありがとうございます!!わざわざ本当に感謝です★
谷崎作品、やはり私好みのようですね♪昨日本屋さんでまた手にとっていたのですが、「痴人の愛」は短くて読みやすそうなので、読み始めるならこれかな??って思ってたんです♪なんかピッタシのご回答をいただいて嬉しいです★読むっきゃないな!(笑)
carmelitaさんのオススメの「救いの無さの極み」という他の二作品も要注目ですね♪
厚かましいなんてとんでもないです!ありがとうございました★
No.10
- 回答日時:
気に入るかどうかわかりませんが。
文学作品は大まかな内容が多少わかっても、読む楽しみが減るものでもないと思うので、簡単な内容で紹介したいと思います。
北条民雄 「いのちの初夜」死に至る不治の伝染病にかかった作者が隔離された病院に入る最初の一日を描いたものです。
原民熹「夏の花」原爆の体験をそのまま表現した本です。感情が麻痺しているように感じます。
あと、No.4の方が紹介しておられるトランボの「ジョニーは戦場に行った」は戦争で目、耳、鼻、口および手足を失いながら、奇跡的に命が助かったジョニーが病院のベッドで考えたことを小説にしたものです。
小説ではなく戯曲ですが、ユージン・オニールの代表作「奇妙な幕間狂言」と「喪服の似合うエレクトラ」も内容はご希望にあうように思います。
最後に参考URLで葉山嘉樹の「セメント樽の中の手紙」を紹介しておきます。数分で読める短いものですが、いろいろ考えさせられます。
参考URL:http://www.aozora.gr.jp/cards/000031/files/228.h …
ご紹介ありがとうございました♪
ご紹介いただいたものはどうやら実際の出来事に基づいたものなんですね~。なんかそういう本こそ、ゾクっとさせられる、重みのある作品だったりしますよね。
さらに、それぞれのオススメに簡単な内容まで紹介していただけて大変助かります♪
違ったジャンルからもピックアップしていただき、視野が広がりそうです。。
最後の作品はこれから飛んで、読んできます★
No.8
- 回答日時:
こんにちは、疑問はつきませんね。
さてご質問の件ですが、そうですね・・・・
漱石の「こころ」ですか・・・・・短いところでは
梶井基次郎の「檸檬」かな?短編ですが、冒頭から
最後まで重苦しい雰囲気で貫かれています。
読み終わってから、数年してから、心の奥から
読後感が、沸き上がってきます。
後は・・・私も北杜夫の「幽霊」は何をおいてもお勧めです。透明な文章の中に、絶えず「死」が頭をもたげています。作者の辛さが、氷のように押し寄せます。でも、一番頭に残るのは、冒頭の扉の一文です。
後味が悪いというと・・・「探偵小説」と呼ばれる分野も
良いかもしれませんね。夢野九作「ドグラマグラ」とか・・・小栗虫太郎とか・・・文学小説というわけではないですが・・オゾオゾします・・
ご紹介ありがとうございます♪
「こころ」の読後感を参考に選んでいただいたようで、恐縮です。(嬉)「読み終わってから、数年してから、心の奥から読後感が、湧き上がってくる」なんてとっても好きです★いつまでも心の片隅で「ひっかかる」ような作品って素晴らしいですよね。
「こころ」は冒頭の一文目から読む気をそそりました。私はこの作品のように文章の構成が一方通行的に読むだけではわからない本が好きです。読んでいて、「あれ?そういえばあの時はたしか・・」みたいにちゃんと読んでいたのにわからなくなるのって読んでる甲斐があるじゃなすか。。なんか狐につままれたように作者の手中に嵌っている自分に気づくのが好きです。(はっ!また熱弁してしまった・・!)
北杜夫さん、2人目のプッシュですね。
>透明な文章の中に~
・・・私はo_tooruさんの表現になんか歓心しちゃいます♪素敵な言い回しです★(照)「絶えず「死」が頭をもたげています」・・なんか切ない感じが伝わってきます。。大変興味をそそりますね。
ご紹介の「探偵小説」、なんかかなりインパクトのある題名ですね。。「オゾオゾ」するその感覚は味わってみたいものです・・・!
是非手にとってみたいと思います★
No.7
- 回答日時:
こんにちは。
始めの方が紹介された遠藤周作だと、『沈黙』も重たいですよ、作品としては短いものですが。
北杜夫の『夜と霧の隅で』もお勧めです。
ナチス統治下で患者を殺させるまいとする精神科医たちの物語。
このタイトルが拠っているフランクルの『夜と霧』は
オーストリアの精神科医ヴィクトール・フランクル(1905-1997)が、みずからの収容所体験を綴ったもので、
文学に位置付けられるかはわかりませんが、
人間とは、ガス室を発明した存在でもあり、同時に、ガス室に入っても毅然として祈りのことばを口にする存在でもある、という重い内容を含んでいます。
ご紹介ありがとうございます♪
こちらも遠藤周作オススメですね。昨日本屋さんで遠藤作品をペラペラっとみていたのですが、「海と毒薬」も「沈黙」も結構短めでサクっと読めそうです。
>北杜夫の~
内容が現実とリンクした感じでとても興味をそそります。「人間とは、ガス室を発明した存在でもあり~」というこの一説、とても興味深いです、そして、思わずこの一文に「なるほど」と心にきました。
魅力的な作品のご紹介ありがとうございました★
No.6
- 回答日時:
定番、というと古典と呼べるジャンルで入手しやすいものを指すと仮定して、幾つかを挙げさせていただきますね。
ゴーゴリ 外套トルストイ アンナ・カレーニナ
ヘッセ 車輪の下
カフカ アメリカ
セリーヌ 夜の果ての旅
ボールドウィン 白人へのブルース
島尾敏雄 死の棘
小林多喜二 蟹工船
島崎藤村 破壊
有島武郎 惜しみなく愛は奪う
古典として、前回答者の方々のおすすめとダブラナイもので、スグに思いつくのはこのようなところですかね。
最近での
故人ではありますが、中井英夫氏の数々の作品は、fujina
さんのお好みの傾向を全て充たしていると思います。私は大好きです。
ご紹介ありがとうございます♪
私の要望を噛み砕いて理解してくださりとても助かります(苦笑)しかもこんなにご紹介いただいて。。
小林多喜二の「蟹工船」なんて思いつかなかった・・!教科書で紹介された以来気にとめてなかったな~。あと島崎藤村の「破戒」は以前から興味のあった作品です。読んでみようかな~。。
>故人ではありますが~
そこまで仰ってお勧めしていただける方ならチェックするしかないですね!「中井英夫」。本屋さんでチェックです!!
もし読んでいらっしゃったらお聞きしたいのですが谷崎潤一郎作品は私の趣向に合いそうでしょうか??(なんて厚かましい・・(死))気になって仕方ない作家なんですが。。
とにかくもありがとうございました★
No.4
- 回答日時:
こんにちは。
参加させて頂きます(^^)。#2の方が挙げられているカフカ、ドフトエフスキーはどの作品も重苦しくていいですよね~。カフカの「変身]は最後のシーンで思わず膝を打っちゃいました。「審判」(カフカ)も、息苦しい展開と訳の分からない結末はズシリときます。私のお勧めは「ジョニーは戦争に行った」(トランボ)です。不条理で重苦しく、悲しい気分にさせてくれます。「車輪の下」(ヘッセ)もラストは情緒的で詩的ですらありますが、重くてストイックです。「恐るべき子供たち」(コクトー)も詩的な文章ながら、残酷さと不条理さがいい感じです。
あと超定番ですが、「レ・ミゼラブル」。なかなか読み応えはあります。最後は大方(脇役がですが)不幸になってます。
すでにお読みでしたらすいませんm(__)m。ではでは~。
ご紹介ありがとうございます♪powpowさんもカフカとドストエフスキーを推しですね。。思わず膝を打っちゃうなんて読んでみたくなります~(>o<)!
>「審判」(カフカ)も~
息苦しく訳のわからないのは大歓迎!!(ヘンだよ・・)
ここまで言っといてなんなんですが・・洋物って翻訳の仕方に大きく影響されません??私は露骨に日本語に直されてるとものすごく読む気なくすタイプなんで(超偉そうですみません・・)気をつけて選ばないと。
>私のお勧めは~
「車輪の下」は灯台下暗し(?)であまりにも有名で手をだしていません。。(汗)実のところもし洋物で読むとしたら最初にコレを手に取ってみようと思っていたんです。。「情緒的で詩的&重くてストイック」、素晴らしい表現です♪読んでないほうがおかしいって?ッて感じだわ。。
そんなpowpowさんの(どんなだよ。)お勧めである他の2作品も是非参考にさせていただきます★
「レ・ミゼラブル」なんとまあ定番(笑)たしかに題名のとおりの気分になれそうです。
ご紹介ありがとうございました★
No.3
- 回答日時:
こんにちは。
なかなか面白い御注文ですね(笑)・「憂愁夫人」
ズーデルマン著(岩波文庫)
・「一握の塵」
イーヴリン・ウォー著(彩流社)
・「天使も踏むを恐れるところ」
E・M・フォースター著(白水社)
・「豊饒の海」
三島由紀夫(新潮文庫)
あたり、いかがでしょう?
ご紹介ありがとうございます♪#2の方同様、こちらも洋物のご紹介ですね。。無知な私には聞きなれない作家なんですが、本屋さんに行って手にとってみたいと思います。。
三島由紀夫は重ねてのご紹介なので是非参考にさせていただきます。
ありがとうございました★
No.1
- 回答日時:
太宰治は全体的に重くてストイックで後味悪いですね。
かなり定番ですが、「人間失格」は暗すぎて逆に笑えました。
それと、遠藤周作の「海と毒薬」も後味悪い上に暗いです。
もう読まれていたらスミマセン!
ご紹介ありがとうございます♪
出ましたね~早速(笑)太宰治はもう暗すぎ&ストイックすぎな作家ですよね~(汗)だってもう奈落のそこへまっさかさま~~てなぐらいに(苦笑)晩年作品なんてもう「遺書」かよ!?ってツッコミ入れたくなりますモン。。
太宰作品は読んでないものもたくさんあるので、この際真っ暗な太宰ワールドへまっさかさまに堕ちていこうか!!(爆)
遠藤周作は全然触れてません(汗)私の趣味に合いそうですかね。。
「海と毒薬」・・・もうなんだか一発で暗いの明白ってカンジのタイトルですね・・。読んでないので是非参考にさせていただきます★
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