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No.3
- 回答日時:
漱石の『三四郎』の中の1文のみを取り上げて、昔は今はと論じるのは、少し乱暴な気がします。
漱石だって間違いはやらかすでしょう。
それに、原稿もそのようになっている、ということを検証されたのでしょうか。
活字にする過程で抜け落ち、校正する段階でも見落とした、という可能性は?
しかし、引用された例の場合、いかにもピッタリとはまってますね。
「い」がないにもかかわらず、頭の中では「い」を補って読んでいるような感覚にとらわれる。
漱石は江戸っ子の上に癇癪持ちだったから、まだるっこしいのは省いてしまう傾向があったのかな?
「これは三四郎も知るところである」とやればよかったのかな?
先生が「何だろう、これ? ○○君、これ、何だか知ってる?」と質問して、生徒が「うん、知ってるよ」と答えるのは、不自然とまでは感じない。
むしろ、先生が「知っている?」とたずね、生徒が「知っているよ」と答えたとしたら、その方が不自然な感じがするのではないかと思う。
日本語の融通性というのか、可塑性というのか、「文法どおり」でなくても意思が通じるという面があることを面白いと感じます。
フランス語で Qui est-ce? という問いに C'est moi. と答えたりする。
この moi が「文法的」にはおかしいともいえるけど(何で目的格なんだ?)、実際には C'est je. なんて言い方はしない。
文法的な厳密性を重視するフランス語でさえ、そんなところがある。
ただし、小説や日常的な場面での使用でなく、公式な文書などに書く場合には、「い」抜きは好ましくないと私は考えます。
No.2
- 回答日時:
へえ、夏目漱石がい抜き?
い抜き、ら抜き言葉は、文法上誤りです。といっても、ら抜き言葉にしても、20年ほど前に見直されて、やっぱりいけないな、となったこともあり、時代の移り変わりにより、それが認められていた時代もあったのかもしれません。一概に、昔は今はとくくるべきではないと思います。
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