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日本は明治維新で「脱亜入欧」をし、戦後はGHPの作成した憲法や戦後教育もあって、「対米追従」をしてきたといえると思います。
そして、現在の民主党の動きをみると「脱欧入亜」へと大きく転換しようとしているように見えます。
中国が経済や軍事の面でも影響力を強め、米国が疲弊している中で一概に現在の動きが間違っているとも思いません。
ただ更に米中が関係を強めていく中で、インドやロシア、EUとも深く関係を持てず、どことも無難な関係でいろうとする日本は存在感を失っていくのではないかと危惧しています。
今後はさらに各国が経済発展、人口増加をすると共に食料や資源、土地などのあらゆることで紛争や争いが起きてくるように考えています。
以下に質問
第一に、これからの不安定化するであろう世界情勢において日本がとるべき今後の国際的立場はどうあるべきなのでしょうか?
また、同時に日本の思想は「脱亜入欧」のような欧米と共にあるべきなのか、「脱欧入亜」のような中国を中心としたアジアと共にあるべきなのか、それとも神道などの日本本来あった思想を取り戻すべきなのか、その他、皆様の考える回答をよろしくお願いします。

A 回答 (27件中11~20件)

 No.8です。


 非常に丁寧に回答を読んでいただいて、ありがとうございます。
 丁寧な補足・お礼に敬意を表して、私のほうからも補足させていただきます。

<一つ目は私が今のままで国として成り立つには簡単な方法かなと考えていたものと似ております。ただ、豊かに暮らしてきた国民がその国に満足できるのか、より日本という国が危うい立場にいかないかという懸念は考えています。>

 日本国として一貫した強い外交方針のない現状では、自民党政権であろうと民主党政権であろうと、結果的に一つ目の状況に近い形になってしまわざるを得ないと思います。(選択した結果ではなく、結果としてそうなったというのは、情けないことですが・・・)
 
 この場合、大国の思惑に左右され、特に安全保障上、今より危うい立場にならないかという懸念が大きくなると私も思います。

<<豊かに暮らしてきた国民がその国に満足できるのか>>
 という疑念も私と共通です。
 もし日本国民が満足できず、大きな政治的意思を持って、継続的外交をやるというならば(=戦後長らくそのような一貫した外交を行っていませんから、あなたの指摘の通り、かなり難しそうです。)二つ目の選択肢があるということを示しました。

 オーストラリアの白豪主義には根深いものがありますが(=感情レベル)、政治的には既に多文化主義に舵を切っており、アジアの一員として振舞うことで、国益を確保する動き(=現実)が顕著です。
 「現実」は、たびたび感情に振り回されるものではありますが、大きな時間軸での流れで見ると、少しずつ感情を変えていく力があります。

 オーストラリアの産物を買ってくれるお得意様が、日本・アセアンで、EC・アメリカの金額の2倍となっており、他のアジア諸国との貿易も伸びています。
http://homepage3.nifty.com/tosho104/detail2.html

<参考までに> 
 実は、日本・アセアン・オーストラリアで経済的に組もうという案(ニュージーランド・韓国も入っていましたが)が、既に1980年代に現実化しようとしていました。
 しかし、自国に対抗できる経済圏が誕生することを警戒した当時のアメリカが、環太平洋で大きく経済発展を考えようという名目を唱えて、カナダとともに強引に割り込んできて、元の強い経済的相互発展案を有名無実にして、単なる仲良しクラブにしてしまいました。

 これがAPEC(アジア太平洋経済協力)で、原加盟国は日本・オーストラリア・アセアン加盟全6カ国(フィリピン・タイ・マレーシア・シンガポール・インドネシア・ブルネイ)と韓国・ニュージーランド・アメリカ・カナダです。
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この回答へのお礼

回答を再度ありがとうございます。

一つ目のことは問題もあるが、このままではそうなるだろうなという形ですね。

二つ目については、オーストラリアの動き次第という所もありますが、本当に関係を深めていくなら日本が歩み寄っていくべき所もあるのでしょうね。
捕鯨などの思想的なものは中々変えにくいのはそうだと思います。

貿易や経済で関係が進むことは文化などの交流にも繋がりますから良い傾向だと思います。

日本はアメリカの影響を常に受け続けてきたのはそうであり、APECについても納得ができます。加盟国で見た場合にオーストラリアはまだわかりますが、アメリカやカナダは太平洋を囲んではいるが広がりすぎますしね。

APEC民主党の掲げる東アジア構想もそうですが、共同体としての方向性が広くなりすぎてまとまらないとあまり意味をなさないものになるのでしょうね。
また、東アジア構想についても既にカナダが参画しようとしていますし、日米同盟でアメリカを配慮していることから同じような道を辿りそうに思います。

お礼日時:2009/11/13 19:05

現在アメリカの真意としては他国の行動や働きかけに振回されない


日本の確立と推測します。アメリカとしても日本の将来の動向に
責任は持ちたく無いのです。そこで自主的な民族派の台頭を望んでいる。

民族派なら憲法を改正し核武装により日本を確立すると見ているでしょう
何ヶ月も前ですがキッシンジャー来日の際テレビで日本は遠くない将来
核武装するだろう、と発言したのにも理由が在るという事です。

民主党のアメリカ離れ政策に対処する方法として自民党は限界として
民族派政党を支持する可能性は相当高いと考えます。
4~10年後に政権交代が起こるとすれば強力な民族派政党と推測します
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>現在アメリカの真意としては他国の行動や働きかけに振回されない
日本の確立と推測します。アメリカとしても日本の将来の動向に
責任は持ちたく無いのです。そこで自主的な民族派の台頭を望んでいる。

日本の確立を阻害しているのはアメリカや中国の影響もあると思いますが、そうだとするなら日本は国として責任をもってアメリカと本当の意味で対等になれるようにならねばいけないですね。

>民族派なら憲法を改正し核武装により日本を確立すると見ているでしょう
何ヶ月も前ですがキッシンジャー来日の際テレビで日本は遠くない将来
核武装するだろう、と発言したのにも理由が在るという事です。

民族派、久しく見なかった言葉ですがそういう政治家が強い意志をもって出てきますかね。核武装までいくには、かなりの政治的な指導力、実行力をもった人物でないといけない気がします。また、その時の国民の危機意識がどうなっているかも問題だとは思いますが期待しますか。

>民主党のアメリカ離れ政策に対処する方法として自民党は限界として
民族派政党を支持する可能性は相当高いと考えます。
4~10年後に政権交代が起こるとすれば強力な民族派政党と推測します

強力な民族派政党というのには危うさと頼もしさがありますね。本当に政治が変わって良い方向に進んでくれるといいです。

お礼日時:2009/11/13 18:35

結論からいくと「憲法9条が邪魔」です



これが無ければ、アメリカと対等な同盟を組むことも(片側同盟であることが日米安保の歪みを生んでいる)中国と対等に付き合うことも、独立独歩の道を選ぶことも出来ます。

しかし、今の日本には現実的な選択肢などほとんど無いです
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この回答へのお礼

憲法9条は連合国側が日本を復興させていく上で再度軍事力を強めさせないことが狙いでしたから、その後のアメリカとの関係もその時からの規定路線であったと思います。
GHQからの戦後教育もあって現在の日本には平和が蔓延し、それに謳歌しているのは狙い通りだった思われます。

自民党は改憲を結党で目指してきましたが結局今まで出来ないままで、目的を見失っていたようにみえます。

書かれている通り、自国で軍事力をもてていないことが日本の問題の一つだろうとは思っています。

日本には選択肢がないのでしょうか、それだと将来を暗く考えてしまいますね。

お礼日時:2009/11/13 12:50

第二次世界大戦に対する考え方。

過去は参考に出来るからです。
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa5243090.html
【左翼主義者は第二次世界大戦の原因が共産主義ソ連のスターリン
に在る事を素直には認めないでしょうからね。対米戦争の原因でも
在ります。対米戦争は日本の軍国主義では無く非戦主義が原因です

ドイツとの同盟によりソ連が軍事的領土拡張主義を開始したのが
第二次世界大戦の原因です。すべてはソ連の責任です。

バルト3国への侵略。フィンランドへの侵略。ポーランドへの侵略。
ドイツよりもソ連が原因となったのです。
ドイツとソ連によるポーランド侵略より3ヶ月以内に日本が両国に

宣戦通告してソ連攻撃をする事が平和への道でした。
日本は非戦の道を選び戦争は拡大しついに手遅れの状態で国家防衛
の為に対米戦を勝算なしに開始して敗れたのです】
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この回答へのお礼

続きで回答ありがとうございます。

ソ連の動きが問題ですか、確かに日本はあの時にソ連へと行くのは一つの道だったと思っています。ただ、日本は今より昔はより義などを重要視していましたからドイツを離すことは出来なかったでしょうね。

日露の勝利もぎりぎりで実質はあれ以上戦線継続が不可能の状況でしたが、日清に続き、日露も勝利したとなってしまったことが日本の拡大路線を強くしてしまったのだと思っています。また、中国への固執や韓国への援助などで国力を疲弊させてしまったのも後に影響が大きかったのだと思います。
対米戦はドイツが勝利することに賭け、日本は残り少ない戦力でアメリカと講和に持ち込むのが狙いだったと考えています。ドイツの敗北とアメリカの考えを読みきれなかったことが敗因だろうと思います。

お礼日時:2009/11/13 12:46

続きです。


【複数経済圏の連合世界. 2
アメリカが複数経済圏に対応するとしたらロシアによる中東支配の可能性
を最初に無くすと思います。経済圏の境界に軍事力を展開する事で防止す
ると考えるのです。アフガニスタン、イラン、ギリシャ、シリアに最大級
の外交、軍事圧力を加えると予想します。

アフガニスタンとギリシャに軍事力を展開した後にイランに圧力を加えて
軍事的侵入を実現するのではと考えるのです。現在のアメリカなら志願兵
を求めれば大兵力を用意出来ます。軍費は日本に負担が来るでしょうね。

同時に外交によりリビアとイスラエルの同盟が実現するのではと考えます
その後は両国によるサウジアラビア王制の否定が実現し三国による経済圏
が生まれてくると考えるのです

アメリカが南アメリカ大陸の各国に圧力を加えてくるのは上記の経済圏が
生まれた後と思うのです。この時には西太平洋経済圏を生み出すかが同時
に問われると考えます。対応出来る政治勢力がこの時、日本に在るのか?】

参考に成れば幸いです。
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この回答へのお礼

続き、回答ありがとうございます。

アメリカの動きとしてはありえるように思います。イランはイスラエルとの関係もありますし、中東に対して近年警戒と関心を高めているのはそうだと思います。今のアメリカが大きく動けるのかどうかには疑問がありますが、日本の政権が変わっていなければより動きがあったのかもしれません。

アメリカの軍事費は膨大ですからそれを日本が負担できるのか、またそれを日本の世論が受け入れるのか。アメリカ軍の負担がそれに耐えうるのかには疑問があり、そこまで軍事力を背景に影響を加えた時にはロシアや中国も黙ってはおらず、中東やヨーロッパも途中をただ見ているだけではないだろうとは考えます。いくらアメリカでも独断専行を推し進めて、経済や国際的立場を危うくするのは避けたいでしょうから一つの可能性としては面白い見方だと思います。
アメリカは中国と折り合いをつけて、中国を重視して日本を後回しにしていくのだろうとは見ています。今後に中国の影響力が経済面でも大きくなるなら主張のない日本の立場は危うくなると思っています。

これからの世界では一気に問題が噴出し、いつかは急激な変革が起きてくると見ています。今の日本の危機感、外交や安全保障への関心の薄さでそれらに対処できるのか危惧しています。
参考にさせていただきます。

お礼日時:2009/11/13 12:39

日本と世界を推測した書き込みを紹介します。

yahoo掲示板、廃業倒産を覚悟せよ。
http://messages.yahoo.co.jp/bbs?.mm=GN&action=m& …】より。
【複数経済圏の連合世界。2009年1月30日 MO-188
アメリカは世界中に大きな経済関係を築いた事により世界一強力な軍事力
を自由に行使出来ない状態になったのだと思います。それが独自性を高め
た経済圏を生み出します。将来予想としていくつかの経済圏が浮かびます

(1)アメリカ経済圏。カナダ、合衆国、メキシコ、南アメリカ大陸の全域
(2)ユーロ経済圏。イギリス、ヨーロッパ、北欧、東欧
(3)ロシア経済圏。中央アジア、モンゴル、チベット、東トルキスタン
(4)中東、アフリカ経済圏。イラン、アフガニスタン、ギリシャ、シリア、
    イスラエル、リビア等中東及びアフリカ諸国
(5)インド、パキスタン経済圏。中東の一部及び南アジアの一部
(6)中国経済圏。ベトナム、カンボジア、及び東南アジアの一部
(7)西太平洋経済圏。日本、オーストラリア、ニュージーランド、インド
         ネシア、フリィピン、韓国、台湾、西太平洋諸国、
         東南アジアの一部

◎経済圏の特徴は核武装国を含む事です。(4)中東、アフリカ経済圏では
 イスラエルが核武装国として役割を果たすでしょう。 問題は(7)の
 西太平洋経済圏です。安定して自立する為には核武装国が必要です。】

推測した未来が現実に成る様に日本は行動すると良いと思うのです
手順としては対ロ信頼関係を深めロシアによるチベット、トルキスタン
開放を支持する事でロシアの核戦力による日本防衛の可能性を作り出す。

ロシアの核防衛が有効なあいだに日本は潜水艦を主力とした戦略核体系
を作り上げる。空母ではない航空海洋防衛力を建設して西太平洋全域を
通常時に防衛する。樺太からオーストラリア。台湾からミクロネシア連邦
ぐらいを高密度防衛体制下に置く。

やがては西太平洋連邦の成立を実現する事。

アメリカに警戒される考えですね。オーストラリアの鯨妨害も両国の
有効妨害が目的の活動と考えてしまいますよね。
    
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>アメリカは世界中に大きな経済関係を築いた事により世界一強力な軍事力
を自由に行使出来ない状態になったのだと思います。
それはその通りだと思います、今回のイラク戦争を見ても結局は国連などの国際社会に配慮せざるおえなく、アフガニスタンを含めて戦後処理で自由に動けなくなっていますね。

将来の経済圏で分けるとそうなると予測されますか。
仮にそうなっていくとして、ロシアとの関係を深めていくというのですね。
ロシアは現状で東欧で手詰まりになっていますからエネルギーで利益を得ようとすることからも日本とロシアで関係を深めていくことは北方領土などの問題を考えても可能ではないかと思います。
ただ、ロシアはヨーロッパから警戒されてきた国ですし、プーチンの絶大な影響力の元に帝政ロシアへ回帰しようとしていることからも一筋縄ではいかない国であろうと思います。

アメリカはそうでしょうね、日本の位置というのは中国、ロシア、アメリカからみても非常に戦略上優秀な位置にありますから、太平洋から大陸へ牽制をしておくためにもアメリカは日本の独自の動きを妨害してくるだろうと思います。これまでの政治でもアメリカからの脱却を考えた政権はなんらかの原因で潰れてきましたね。

お礼日時:2009/11/13 12:29

>中国は日本からみて良い国とは言いがたいですが、悪か正義かの議論は主観的なものでどの国も歴史などを背景に己の考えが正義であると信じているので悪の帝国とするのは言いすぎだと思います。



そんなことはありませんよ。独裁国家のすることは凄まじく、日本のような国と同等で比べることなどできません。天安門だってあのような虐殺を自国民に行う、チベットの虐殺、侵略、寺院の石まで運び出すすさまじさ、聖職者への弾圧、尼僧への性的虐待、もう枚挙にいとまがないほどで どこが「言いすぎ」でしょうか。このどの断片を取っても主観的に善と言える物は一つもありません。南京虐殺の写真一つ取ってもああいう日本を毀損するためのフイルムをですね、1930年代に、もうせつせと作っていたのが中国です。このあくどさにまだ苦しめられているじゃないですか。あんなに大昔にもう情報戦でありとあらゆる汚い手を使い、私達はこのために米国の議会で賠償その他、信じられないような決議をされましたよね。世界に散っているチャイナのパソコン兵士達の反日プロパガンダは凄まじく、世界はまだ騙されていますよ。これと同じことを一度でも日本はしましたか?やっていたらあっぱれと思うくらいですが日本という馬鹿正直の国は世界に出ちゃあ金をまくくらいしかできません。そもそもあなたのように一応は嗜虐史観を勉強したようにお見受けする人ですら、このように中国という恐るべき国の分析が甘いのは 本当に心配です。同じくしてトヨタや東芝などの一流企業が発狂したかの体で中国に次々工場を建てて命運を賭けているのが心配です。あの国はいざとなると法律を変えて 全部まるごと搾取して裸で放り出す国です。日本人の中国や朝鮮への警戒心の不足そのものが 今日の民主党政権にもつながり、やがて大変なことになると思います。

香港の空港に山積みになつていた反日関連図書の凄さに圧倒されているので 本当に嘘もここまでやれば世界は信じると恐怖しました。
櫻井よしこさんの異形の大国、読まれてみてはどうでしょう。
とにかく、まずは日本の一流企業が次々とやられます これは確かです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

中国への見方はほかのお礼で書いたので省略。
中国は昔からそういう国です。国が変わるごとにそれまでの民族や文化を捨て去り、他を蛮族として己が中心となってきた国です。昔から変わっていません。
中国は未だに帝国主義を捨ててない国、アメリカもそうでしょうね。
中国が狡猾であり、恐ろしい国であるのは事実だと思いますし、日本企業が中国のソース開示などでいつかは窮地にたたされないかという心配は確かにあります。
中華思想である、中国や韓国は日本の台頭を快く思わないでしょうし、日本の中にある中国よりすぎる考え、自虐的な考えも問題だとは思います。
情報戦や政治において、日本は今もなお形を変えた侵略を受けているであろうこともそうだとは思います。

警戒を高めることと自国の誇りを取り戻すことは大事ですが、それでも他国を悪の帝国と断ずるのは争いを生む方向だと考えるのは変わりません、申し訳ない。悪か、正義かで考えるのは非常に危険だと思うからです。

そういうことでなら、イスラムの一部だけにある原理主義をあたかもイスラム自体が悪いかのように考えているのもそうですし、テロへの見方もそれまでのアメリカなどのやり方を考えれば主観的なことです。
キリスト教の歴史をみても、布教までの虐殺や今も残る白人主義は警戒に当たります。
警戒するのは大事ですが、警戒が行き過ぎると自ら災禍を呼び込むものだと思います。

お礼日時:2009/11/13 12:16

>国連が全てではないこともそうだと思います。

ただ、各国の調整としての国連はある程度の影響があり、日本として密接までいかずとも世界への貢献をしていこうとする考えは誤っていないかと思います

日本がどれだけお金を搾り取られているか知っていますか?日本を敵国としているような連合国そのものをお金をほいほい出さずにまず日本を敵国としている条項をあらためさせるべきでしょう? なんでいつも腰を低くして金ばかり出さないといけないのだ、というのはまともで健全な主張です。そもそも日本はもつと羽振りのいいときにアジアの期待に答えて国連ではない、本当の平和と共存に貢献する組織を作るべきだったと思います。技術も資金もそして人種として穏やかで説得力があった。どうしていつもああいう国々にへつらい、卑下していないといけないのか。ここの意識が間違っています。日本は十分アジアの盟主たる資格があります。少なくとも中国にはなって欲しくないとみんな思っているはずです。それなのに自己を過小評価ばかりして入ってはいけないところでもがいておべっかの金ばかり出している。この莫大な予算でとっくになんでもできたはずです。日本ほど世界の平和を唱えるのにふさわしい国は無いはずなのにです。



>後期からハルノートまでの流れは軍部の増大、朝日などの新聞の扇動もあっていくべき道を多少誤ったのではないかと思っています。また、日露においては共産主義の悲劇のもとを作ったことに対しては考えるべきだと思っています。

失礼ですが この辺りはまだ歴史の読みが足りないと思いますよ。ハルノートについてはもっと勉強してみてください。コミンテルンの暗躍すさまじく、ルーズベルトの周辺はスパイだらけだったのが現在知られています。ハルノートはそれ自体が宣戦布告で、日本を滅亡させるものでしたから 日本が反省するものではないです。コミンテルンの悲劇の犠牲者になったのは日本なのにそれすら日本の反省のように思うのはどうでしょうか。アメリカで日本人が排斥され、民族としてもうあと半年しかもたなかった当時の状況で何を反省するのでしょう。ABCD網とコミンテルン。本当にわが国のことながら不憫です。日本人がどれだけ虐殺されたか一度調べてみるといいと思います。新聞に煽られたから戦争したのではありません。生きたまま死ぬしかない状況に追い込まれたので仕方なく開戦に踏み切ったのは欧米の学者やマッカーサー自らが認めています。日本が反省することがあるとしたらコミンテルンにやられてしまったこと、情報戦に負けたこと、あの不当で卑怯な戦争に勝てなかったことだとさえ言えます。暗躍する悪の存在が残念ながら世界にはあり、そのような血を滴らせた民族の前で私達日本と言う清潔な国はいつもやられてばかりなのですよ。今もそうです。中国のような悪の大国にどうしてまだODAをやるんですか?日本が反省しないといけないのはここです。すぐにカモにばかりされ、日本国内に満ちている反日嗜虐思想を何の手立てもなく鵜呑みにしているところです。マスコミにも中韓の勢力が拡大していて 何にも報道しないじゃないですか。これですよ日本の崩壊があるとしたら内部の反日からです。日本ほど反国家思想で縛られている国も世界に珍しいです。外国の左翼は左翼でも自国を毀損はしないですから。みんな一応愛国者です、ここが日本と違います
渡辺昇一先生の「大道無門」youtubeに大分出てきますから
是非、各テーマで見てみてください。よく分かると思いますよ

この回答への補足

コミンテルンの動きなどについてはどこまで言われているのかわかりませんが、私なりに理解はしているつもりです。その上で日本(やアメリカ)が仮にスパイの暗躍によって戦いに導かれたものだとして、それを含めて戦略です。それに乗ってしまった国が愚かなのであって、日本も日露戦争ではスパイでの国内分断を図っていますし、他の戦争でも当時の日本軍の外交は優秀であり、当時にそういった戦略を使うことは仕方ないことだと思っています。
ハルノートのハルや日中から太平洋までの尾崎秀実、ゾルゲなどの活動を考えても、そういった策略はいつの時代もされてきたことであり、それが全て悪いから日本は全てにおいて正しかったということにはならないと見ています。
付け加えておくと、私は相対的にみて日本の戦争は当時では正しかったほうだとは考えています。後付でも結果として大東亜共栄圏構想により有色人種の独立への機運は高まりましたし、日本の今の地位と存在があるのも戦争に打って出たからかもしれないという所があるからです。

ハルノートまでの日本のぎりぎりな譲歩も知っておりますし、ハルノートが出された経緯、ハルノートが事実上の日本への戦争誘導であったのもそうでしょう。
ハルノートを受け入れることはそれまでの日本の帝国主義で手に入れてきたものを失うことであり日本としては受け入れがたく、当時のアメリカは孤立主義ですから日本の戦争は誘発されたものだとみるのは正しいとは思います。
アメリカ側には当時中国寄りな思想が多く、ルーズベルトを筆頭に日本への見当違いな敵対心があり、なんとか日本をドイツと共に潰そうとした。
日本側はアメリカの当時の軍事力の差を見れば当時でも勝てないのは明らかであったが当時の世論に押され、軍部からの押し上げもあり、講和に持ち込むことに望みをかけ開戦に踏み切った。
しかし、結果として外務省のミスがあり奇襲となって、アメリカの世論が一気に戦争に傾き、日本は講和にいきつくことなく無条件降伏まで徹底的に叩き潰された。というのが私の見方です。一部にはハルノートがなくても、既に日本からハルノートの前に部隊が出ており真珠湾にいっていた可能性もあるとみています。

私はハルノートを受け入れていたとしても日本はより無理な要求をされ、少しずつ追い詰められていったと思っています。私がいっている後半からハルノートまでというのは、結果論でしかありませんが引き際を誤ったのではないかという考えからです。当時の方が深く考えて選んできた道であり、結果論でしかないのはわかりますがあのまま日本の拡大を推し進めていくならいつかはソ連やアメリカと戦わねばならないのは必然だったと思います。
日本が空襲や原爆で多くが殺され、列強からの警戒やドイツの暴走から苦しい立場におかれていったのは事実でしょう。
また、私は敗戦時の天皇の潔さや、それまでの日本の民族性の高さを低くみているではなく、貴方の見方が日本側に偏り過ぎていると書いたのです。日本の戦争は相対的に意味があったのは事実だとして、全てを正当化するのは間違いだと私は思っているからです。こういうのはまた主観的なことだろうと思います。

補足日時:2009/11/13 11:57
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この回答へのお礼

国連における日本の出資額の割合の大きさと、それに見合わない日本の立場の低さは認識しています。
日本が平和を訴え、アジアを引っ張っていこうというのは間違ってないかと思いますが、現実として今ある組織は国連であり、それを重要視することは必要だと思っています。
平和と貢献をする組織とありますが、日本は現在の国連でも軍として自衛隊を派遣できていません。仮に日本が主となって国際組織を作るとして国際紛争が起きた時に、どのように日本はそれに介入していくのでしょうか。
日本は戦後から脱却するまで、いやまだ脱却できてませんがずっと敗戦意識をもってきました。戦後教育での歴史観もあり、多くの日本人が日本に対して誇りをもてなくなっているのが現状です。そうした国民に選ばれた政治家が各国に対して下に出ることは当然の流れだと思います。

どちらにもいえますが、これの大きな原因は確かに自国で地位に見合う軍事力を十分保持できていないことなのだと思います。それが戦後の日本が抱えてきた矛盾の一つでしょう。
平和とは秩序の維持でしょうから、平和は唱えるだけでなく、維持していかなければならない。その為に必要なのは力もそうですが明確な日本の意思、今はこれに欠けているのだと思います。日本自体が意志や誇りを見失っている今で世界を導くまでいくのは現状では不可能だと思われます。

日本の中にある自虐過ぎる歴史観やマスコミの偏向報道もあって日本が自国に対する誇りや将来への志をなくしているのも事実でしょうが、行き過ぎた民族主義、排他的な思想はまた新たな争いを生むもとだと思っています。日本がとるべき立場はどちらにも偏り過ぎないことだと考えています。日本のサヨクやウヨクについても今更で、こういうのを互いに悲観したり、拒絶するだけでは対立するだけだろうと思います。日本の国益を願っていることは正しいことだろうと思います。

お礼日時:2009/11/13 11:57

#5です。



> 核武装は材料では可能で、技術面では不安があり、法や政治面では現状のままでは不可能と思います。

現時点で完全に問題がクリアされていることしかできないのであれば、じり貧になってしまいますね。技術的な問題は十分に解消可能ですし、法的な問題も特にありません。政治的な問題はありますが、現政権が倒れた後は一気に道が開ける可能性もあります。

> 戦術核として持った場合は一応軍事的な牽制にはなるかと思います。ただ、核を持つという前提でなら戦略核までいかないとICBMを持つ中国などとは戦力で負けると思います。

とりあえずは日本から北京に届けば十分なので、当面ICBMなどは必要ありませんね。アメリカや欧州への対抗を考えれば、もうちょっと何とかしなければなりませんが...。

> ただ、核は使わないことを前提とした兵器でありますし、危険を常にはらんだものであり、核武装は慎重にすべき議論であると思います。

議論は慎重にすべきなのは賛成ですが、議論自体ができない現在の風潮は明らかに間違っています。また、アメリカの核の傘に頼らないのであれば、自前で核武装するのは不可欠でしょう。アメリカの核の傘に依存する以上、対等な関係は未来永劫不可能です。

> 自衛隊でなく、まともに行動できる軍を持とうとすれば現在の米軍や自衛隊へかけている予算よりもっと膨大な予算がかかってくると思います。現実に移行する際はどの程度の予算を軍事面につぎ込めるのかも問題になろうと思います。

宇宙開発もそうですが、これほど内需を拡大させる公共事業はありません。子ども手当をやめるだけで現在の防衛費は倍にできますね。

> 中国は日本からみて良い国とは言いがたいですが、悪か正義かの議論は主観的なものでどの国も歴史などを背景に己の考えが正義であると信じているので悪の帝国とするのは言いすぎだと思います。

他の国が中国をどう思うかなど関係ありません。日本に悪意を持って敵対行動をとっている最後の帝国主義国家ですから、「悪の帝国」に他なりません。

> 領海侵犯を即撃沈というのも無理と思います。領土と違って領海は排他的に主権を行使できませんからあくまで浮上応答程度しかなく、撃沈へと繋がるのはそこから応答を無視したり、攻撃をしてきたりがあった場合であろうと思います。

それはそうなのですが、対外的には「即撃沈だ!」と言っておくほうが抑止力になります。

> 宇宙開発は更に先のことだと思いますが、これは技術面で日本は遅れており、宇宙開発は予算が非常にかかります。

日本の技術は遅れてはいません。軍事利用できないようにと、さまざまな手かせ足かせをはめられているため、それを乗り越えるためには諸外国より何倍もハードルが高くなっているだけです(例えば、原子力を使えないなど)。

予算に関してですが、NASAの予算でさえ定額給付金の予算より少ないのです。公共事業の側面もあるわけですから、やる価値は十分にありますね。外国人への生活保護のような無駄な予算を削減すれば、十分捻出可能かと思います。

この回答への補足

核については議論は大いにすべきだというのはその通りだと思います。
ただ、核武装を考える際に一番に考えなければならないのは核を保持するだけで抑止力として使うのか、実際に戦争の際に使うことを前提とするのかということです。

後者については国際社会からの非難や同時に経済制裁などの可能性が高くないかということ、確かに今で日本がもったとしても核武装国に囲まれている日本の立場は理解される可能性もあると考えています。
また、戦力を補強するならば費用対効果の高いものと思います。
自国で軍事力を保持しようとするならば戦争においても核は非常に強力な手段となり、防衛力は上がるだろうと思います。

ただ、前者を考える時に世界唯一の被爆国である日本で核を持つこと自体が難しい現状では戦争においても核を結局最後まで使用することは出来ないのではないかということです。使用しないことを前提とするなら核を作るよりも核への維持管理にかける費用は大きく、コストに見合うものなのかに疑問が残ります。
また、日本の場合は政治でおそらくは使わないような趣旨を述べてしまう危険性があり、そうなった時に核をもったとして抑止力として効果があるのかも疑問があります。北朝鮮を例にみれば、あの国は追い詰められた時に本当に国際的な立場を気にせず使うかもしれないという国としての考え方の違いがあるのだとみています。法や政治と書いたのは日本が核を持ったとして同時に政治から法で強い制限を設けるであろうということです。

補足日時:2009/11/13 10:57
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
中国のみが日本の仮想敵国ではなく、本当に核を持つなら同時に精度の高いミサイルや爆発力の検証は必要になってくるだろうとみています。

軍で内需が潤うのは可能と思いますが、それは軍事国への道に向かわないかという懸念は感じます。日本が軍事方面に真剣になれば技術的には民間の技術を流用して軍事技術を飛躍的に向上していくことは可能性があると思います。

中国への見方については他のお礼でも書いたので省くとして、これは主観的なことですからそれぞれの見方だろうと思います。ただ、これから中国経済が資源の限りある中でどこまでいけるかは疑問がありますが伸びるとするなら中国は軍事面で緊張関係にあろうと、経済面で重きを置いていかないといけない国だろうと思います。

領海への対応については核議論と共にそれ位の立場のほうが抑止力として効果的だと、それはそうかもしれません。

確かに宇宙技術で低コストで宇宙に飛ばす技術では日本は高い技術を有していると思っています。前の成功はアメリカも宇宙への予算を削る中で注目する所だったと思います。ただ、真剣に宇宙への開発を推し進めるならより安定した発射、一度の発射での運送効率の向上、まだまだ課題が多く、技術体系を変えるというのはなかなか容易なことではないと見ています。

また、宇宙開発にロマンはありますが国民はロマンより現実を選びますから今の世論を見ていると結果が見えにくい宇宙開発にどの程度傾けれるかは未知数に考えます。

お礼日時:2009/11/13 10:56

 経済を中心として回答します。


 日本のとる道は二つ。
 
 一つは、中国・アメリカ・ヨーロッパ、インド、ブラジル・・・その他の国の世界覇権争いから一歩身を引いて、コンパクトな、そこそこの国を目指すこと。
 今の豊かさは一時の夢と考えて、食料の自給率を上げ、若い女の子はブランド物のバッグを買えない程度の、贅沢のない国を目指す方向ですから、日本一国で達成可能です。
 唯、国際政治・経済の場において、今以上に大国に振り回されることは、覚悟しなければなりません。

 もう一つは、今の豊かさをなんとか維持して、世界経済・政治のリーダーシップを取ることの出来る状況を作ること。
 日本単独では無理ですが、ユーロ圏のドイツやフランスのように、アジア経済圏の中核国家としてリーダーシップを取ることで、今の国際的地位を持続させる方向です。

<豊かさを維持する方向をとる場合の解説>
 日本は貿易立国であり、日本の現在の豊かさを維持するためには 日本の使っている通貨を、アジアの基軸通貨として確定することが重要です。
 そのためには、日本+アセアン(東南アジア諸国連合)+オーストラリアで経済連合を組み、ユーロのようなアジア共通通貨連合を組むことが理想であると考えられます。

 今後20年を考えると、先進国で唯一人口の増え続けているアメリカ(現在3億人)と急激な経済成長に伴い、軍事費も急激に増えている中国が世界政治の軸になります。またヨーロッパ通貨連合は、その安定性によって、一定の地位を保つでしょう。

 中国は20年後、経済規模・軍事費でアメリカに拮抗する存在となっているでしょう。(経済的に豊かになれば、民主化の動きが拡大して、いずれ中国も共産党の一党独裁から民主主義に移行するでしょうが、たとえそうなっても、中国は国益に従い、独自路線を取るはずです。)

 20年後、日本・アセアン・オーストラリアはそれぞれ単独のままでは、米・中のどちらかに尻尾を振らなくてはならなくなります。

 ところが、日本の技術・資本とアセアンの市場(=人口)・成長性・石油及びオーストラリアの資源は、お互いに補完する関係で、単独では完結した力にならないものの、3つが連携すれば米・中の間で第三極として存在できます。(技術・資本を持つ日本は、この3者の場合、主導的立場に立てます。)

 その後、中国が民主化していれば中国+(日本・アセアン・オーストラリア)+その他アジア諸国でアジア通貨連合を目指すのが一番望ましい展開と考えます。

理由: 世界の通貨は、1日24時間、活動時間が8時間とすると南北アメリカ:ヨーロッパ・アフリカ:アジアの三つの地域の通貨が、世界の基軸通貨として存在可能です。
 既に、アメリカドル(経済圏は、NAFTA加盟のアメリカ・カナダ・メキシコを中核とし、中南米にも広がる)、ユーロには当確が出ました。アジアについては、現在暫定基軸通貨が「円」の状態です。
 基軸通貨であるためには、民主化された(=先進国か又はそれに近い国)5億人以上の人が使う経済基盤が必要です。日本の円は単独では基軸通貨として当確が決して出ません。
 反対に、アジアに通貨連合ができないなら、中国元は最終的にアジアの基軸通貨になってしまうはずです。(それには相当時間が掛かるでしょうが。)

 中国の民主化より先に、日本+アセアン+オーストラリア通貨連合ができれば、それがアジアの基軸通貨として当確となり、中国元を飲み込むことも可能となります。


 現在の政治状況

 アセアン諸国は、中国と陸続きであること・華僑が自国経済に大きな力を持っていることから、中国に対する警戒心があります。またアメリカの強大な軍事力も警戒しています。
 この両国の圧力の緩和策として、「経済力の日本」の存在を両国からの圧力を牽制してくれるものとして、歓迎していました。
 ところが、小泉政権の日米同盟強化で日本がアメリカ側についたため、(ロン・康といわれるほどアメリカ寄りと見られていた中曽根元首相でさえ、小泉首相のアメリカべったりは、アジア外交の重大な失敗と批判していました。)アセアン諸国はバランス上、中国寄りに姿勢を変えざるを得なくなりました。

 その結果、アセアン諸国は1カ国も、日本の国連安全保障理事国入りに賛成票を入れず日本の外務省を愕然とさせました。

 日本が、世界の大国として豊かさを享受するためには、アセアン諸国を中国に渡してはいけません。

<<世界の基軸通貨であることが、何故重要か>> 
 ドル紙幣は利子の付かない国債として流通しているという話があります。また、私はドル紙幣のことを、アメリカ政府発行の偽札が混じっていると普段から言っています。その仕組みは以下の通りです。

 この考え方の大前提には、世界の基軸通貨とそれ以外の経済弱小国の通貨では、通貨の取り扱いが扱いが異なることが原因としてあります。

 ドル・ユーロ・暫定世界基軸通貨の円は、それぞれ相互にお札と言う名前の紙切れ同士が、通貨として変動相場制のもとで、ほぼ同じ値打ちと考えられる金額同士交換されています。しかし、100ドル札・100ユーロ札・1万円札それぞれ製造原価は20円以下です。つまり、ヨーロッパ・アメリカ・日本は紙切れをお互いに約束の下で通貨として使用しあっています。

 ところが、経済弱小国の通貨はインフレなどで紙切れになったことが過去にあるため、誰も大量に保有したがりません。例えば、ボリビアの通貨を1億円分円に替えてくれとボリビア人が頼んでも誰も変えてくれません。基軸通貨同士のように大量に交換して貰えないのです。

 ではボリビアの人が基軸通貨である円を手に入れるにはどうすればいいでしょうか?
 それはに、ボリビア国内の1万円分に相当する「現実の物」を日本に輸出するしかありません。そのとき、ボリビア人が手に入れた1万円で「日本の物」を買って、ボリビア国内に持ち帰れば経済的に大きな問題は起こりません。

 しかし、過去に大インフレを経験した国々、例えば南米の大金持ちは、紙くずになりかねない自国通貨を敬遠して、この外国通貨を長期間箪笥預金として保有するのです。

 アメリカ経済圏の彼らは、海外に亡命したときなどにいつでも使えるように、「ドル」で箪笥預金しています。(銀行に預けると、預金封鎖・銀行の倒産などのリスクがあり、相続などでも税金を取られるため。)

 この海外にある、箪笥預金されて使用されないドルは、元々アメリカが20円以下の印刷費で作ったものを、これらの経済弱小国の人々が生産した現実の物100ドル分(1万円以上)と交換した結果、これら弱小国の人々の手元にあるのです。

 発行されたドル紙幣の7割がこのような状態で外国に保有されていることを、利子を払わなくて良い国債と表現しているわけです。
 私は、この7割のことをアメリカ政府発行の偽札(実際の通貨として流通していない紙に印刷されたもので、他人の資産を手に入れるのに使われたから。)と呼んでいましたが、いざとなると流通も可能な紙切れですから、偽札より「利子を払わなくても良い債券」の方が適当な表現ですね。

おまけ:
 ユーロや円のように基軸通貨扱いの通貨の場合は、このシステムからは一応独立しています。相互に通貨(つまり紙切れ同士で)交換可能ですから。しかし、ユーロが通貨統合により世界基軸通貨として確定したのに対し、円はアジアの暫定基軸通貨です。

 日本がアジアで経済一強の地位を失えば、円も基軸通貨としての地位も失い、無利子のアメリカ国債を掴まされる運命となります。

 1日24時間、ビジネス活動時間が8時間とすると、世界通貨は三極まで共存可能です。

 日本が中国・アセアン・オーストラリアなどと共に、ユーロのようなアジア共通通貨を作り上げることができなければ、中国の経済発展のペースから考えて、アジアの基軸通貨は中国の「元」になってしまいます。
 
 今のように、日米同盟を重視ししすぎて、アセアンを軽く見ていると、中国がアセアンを飲み込み経済成長を加速し、華僑経済圏を確立することとなり、中国元が20億の人口を基盤としたアジア1強の通貨となってしまいます。

この回答への補足

基軸通貨についてのことは正しい見方だと思います。ドルについても日本や中国が大量に米国債を得ることで買い支え、ドルの価値を安定させようとしていました。一方で米国はドルを刷り、膨大な軍事費と共に経済を発展させています。基軸通貨であるということはそれだけ魅力があることであるのは事実だと思います。
通貨における価値の媒介、保存、目安で考える時に日本の円が基軸通貨たるには円への信頼と安定を元にした共同体への拡散が必要だとみます。
円が広く使われるには円の安定性が必要でしょうから、これは日本経済が安定し、国債などの財政の健全化をしなくてはいけないでしょう。
ドルに依存しすぎるアセアンにとって安定する円は必要性があると思いますが、それには貿易や資本でよりアセアンと日本との円取引を積極的に行われなければいけないと思います。
アセアンで広く日本の円が使われるようになり、円への安定、信頼が認識されるなら基軸通貨への道も開いていくように思います。
日本経済もまたドルでの取引を控え、日本市場に輸出しようとしてくる側にも円での取引を求めていかなければいけないかと思います。
ただ、これも円の安定性がなくては輸出側の利益が安定せず、すぐには移行できないことと思います。
通貨危機が考えられている今でアセアンに対して円を広めていくことは比較的に可能になってきているようにも思えます。

補足日時:2009/11/13 10:30
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この回答へのお礼

回答を長く丁寧にありがとうございます。

一つ目は私が今のままで国として成り立つには簡単な方法かなと考えていたものと似ております。ただ、豊かに暮らしてきた国民がその国に満足できるのか、より日本という国が危うい立場にいかないかという懸念は考えています。確かに大半は書かれている通りだと思います。

もう一つについて、、アジア経済圏の中核国家としてリーダーシップを取ることで立場を維持より向上させていくことですね。
アジアの基軸通貨を円にする、面白そうですが難しそうにみますね。

日本+アセアン(東南アジア諸国連合)+オーストラリアで共同体でしょうか、考えとしては日本から南に共同体を築いていくのですね。
オーストラリアは白豪主義であり、旧イギリス連邦であったこともあって欧州寄りにみえる思想が不安であり、アセアンについては中国を抜くことで日本と深く関係を築けるならばお互いに理想的ですが、経済格差で不安があります。

私は中国については拡大を続けた時に民主化が起きるとすれば、国益に従いそのままでいれるという点には疑問があります。民主化があの国でもし起きるなら内部分裂はソ連の時のように起こりうるだろうとみています。

確かにアセアンについては今後伸びる可能性が高く、市場も魅力的に思えます。また資源についてもその通りだと思われます。現実に中国は動かない日本をよそにアセアンやアフリカに強く接近していってますね。

確かに今後に日本が経済発展をしていくにはアセアン諸国は欠かせないでしょうし、オーストラリアとも出来るなら良き関係を築くことが大切だろうと思います。

お礼日時:2009/11/13 10:30

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