天使と悪魔選手権

「寒い夜の自画像」という詩が好きです。音読したいのですが、発声をすると急に「この読み方で合っているのかな?」と疑問が湧いてきます。たとえば、タイトルの「夜」も「よ」なのか「よる」なのか。
こう思うというご意見でも結構なので、()の部分の読みが合っているか添削頂ければ幸いです。

寒い夜(よる)の自画像

きらびやかでもないけれど
この一本の手綱をはなさず
この陰暗の地域を過ぎる!
その志(こころざし)明らかなれば
冬の夜(よ)を我は嘆かず
人々の焦燥のみの愁(かな)しみや
憧れに引廻される女等(おんなら)の鼻唄を
わが瑣細(ささい)なる罰(ばち)と感じ
そが、我が皮膚を刺すにまかす。

蹌踉(よろ)めくままに静もりを保ち、
聊(いささ)かは儀文(ぎぶん)めいた心地をもつて
われはわが怠惰を諌(いさ)める
寒月(かんげつ)の下(した)を往きながら。

陽気で、坦々として、而(しか)も己(おのれ)を売らないことをと、
わが魂の願ふことであつた!

A 回答 (2件)

こんばんは。


私でしたら、
・寒い夜(よ)の自画像
・罰(ばつ)と感じ
・寒月の下(もと)を往きながら
と、読むと思います。
私は読みが分からないときは、
(1)字数を数えて、語呂の良いほうを選ぶ
(2)前後の文脈に合った方を選ぶ
この2点で大体判断します。
日本の詩は、五七調が多いので、それにのっとって読むと、『寒い夜の自画像』の題名は、『よる』より『よ』の方が適当である、と判断できます。
後の二つは、何度か読んでみて、その方が読みやすく、詩の内容を頭に描きやすいと思ったので、
添削させて頂きました。
ということなので、正解かどうかは分かりません。
失礼致します。
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この回答へのお礼

ご指摘ありがとうございます。そうですね。「ばつ」の方がいいですねー。参考になりました。

お礼日時:2003/06/28 16:19

こんにちは。



自分も中原中也すきです。

最後から3行目の、かんげつの下って言うところですが、自分なら、
下(もと)ってよみます。

そのほうが、かんげつっていう言葉の響きを
いかせるようなきがするので。
もとってよむと、穏やかな音になるかなと。

あと、題名ですが、よるでもいいとおもいますが、
自分なら、よとよみます。
次に自画像とつづくので、そのほうが、
音のしまりがいいかなと。

参考になればさいわいです。
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この回答へのお礼

なるほど、「もと」ですか。私もどっちかなーと気になっていて、あえてかなを記載しました。大変、参考になりました。ありごとうございます。

お礼日時:2003/06/26 22:48

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