
A 回答 (1件)
- 最新から表示
- 回答順に表示
No.1
- 回答日時:
以前は、ウラン鉱脈を、人海戦術で、人間の手で、つるはしをふるい、露天掘り、あるいは坑内掘りしていた。
古くから、その鉱夫には、肺ガンの発病率が高く、風土病と思われていたが、1930年代には、
ウランから発生するラドンガスにより被曝し肺ガンとなることが、放射線医学の発展で明らかになった。
そこで、現在では、坑内労働者の放射線被爆管理も必要であるが、ウラン品位が1~2%U以下であれば金属鉱山と同様の坑内採鉱技術が適用できる。
しかし、ウラン鉱石品位が数%以上になる高品位鉱床の場合は、坑内作業者の放射線被爆を避けるため、作業者が鉱体に近づかないで採掘する技術が不可欠となっている。
・レイズ・ボーリング法(Raise Boring)
鉱体の上下に作業空間を確保し、上方から鉱体を貫いてパイロットボーリングを掘削し、下部においてリーミングビットを組み立て、リーミングビットを引き上げつつ鉱体を掘削し、鉱石を下部で回収する工法であるカナダのMcArthur River鉱山ではこの工法が用いられている。
・ボックスホール・ボーリング法(Box-hole Boring)
鉱体の下部に作業空間を確保し、下部から拡張可変リーマーヘッドを押し上げつつ鉱体を掘削し、鉱石を下部で回収する工法である。
・遠隔ボックスホール・ストーピング法(Remote Box-hole Stoping)
ボックスホール・ボーリング法とブラストストーピング法を組み合わせて、生産性をより向上させる工法である。
・ジェット・ボーリング法(Jet Boring)
鉱体の下部に作業空間を確保し、下部から鉱体に向けてパイロットボーリングを掘削しケーシングを設置。先端に噴射ノズルがついたロッドをケーシングに通して、鉱体上方から高圧水ジェット噴射により鉱石を掘削し、スラリー状の鉱石を下部で回収しポンプ輸送する工法である。
・インシチュリーチング(ISL)法
地上から試錐井を通してウラン鉱体に水溶液(酸またはアルカリ溶液、または酸素と炭酸ガスを混入した水)を注入し、原位置(in situ)においてウランを溶かして、溶液の形で試錐井から地上に回収する方法である。なお、この方法はかつてはインプレースリーチング法とも呼ばれていたが、現在では、インプレースリーチング法という用語は坑内で同様技術を使用する場合に限定して用いられているので、インシチュリーチングの名称を用いるのが適切である。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
おすすめ情報
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
-
【盆栽】盆栽は黒松が人気です...
-
岩手県大船渡市の山火事の原因...
-
温暖化
-
今でも、地球形成時の原始の熱...
-
年に2回落葉する常緑樹を教えて...
-
【食料クライシス】パン1個が昔...
-
日本がかなり暑くなるのはチベ...
-
【科学・マグカップまたはコッ...
-
「いつおきておかしくない巨大...
-
地球の大気
-
火星に人は住めますか?
-
地球温暖化の原因
-
死火山と言う言葉の定義なくな...
-
鳥が地球の自転について行ける理由
-
★【本草学】植物本の本草網目啓...
-
無人海底探査機『うらしま8000...
-
気象学におけるω方程式について
-
【科学】ラーメンの麺が時間が...
-
地球の滅亡
-
火星の石が話題になっています...
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
おすすめ情報