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建築学は理系ですか?

怒らないで聞いてほしいのですが、建築学は理系なのでしょうか?

意匠設計、建築史、建築計画、などは数学はほぼ使わないでしょうし、構造力学も1級建築士では高校レベルの数学で解けます。環境工学も簡単な数学しか使いません。

僕的には建築学は限りなく文系に近い理系だと思うのですが、日本の教育的に文系とか理系で境界線があるのが謎なのです。

高卒で東大教授になった人もいますし、謎が多い建築学について詳しい方は教えてください。

A 回答 (5件)

建築は、学校で学ぶアカデミックな世界では確かに文理


入り混じっている感じで、特に建築史や彫塑などは
「理系から離れたところに来たなあ」と感じます。

しかし実際に建築の場(設計や生産の現場)で主に
起きているのは理系というかエンジニアリングの世界です。

アーキテクトは建物のコンセプトをまとめ上げるのも大切ですが、
「神様はディテールに宿る」と言われるように材料の選定、納まりの
決定も重要。これには様々な建築素材の特質を知らねばなりません。

デザインが優れていても耐候性や強度、対環境性能に劣る
場合もあるわけです。この選択に関わる素養は、やはり二分するなら
理系のものでしょう。もちろんコンプライアンス(合法性、適合性)や
コスト検証もしなければなりません。

また、化学や精密機械の工場や病院、陸海空の交通施設などは
ハコであると同時に「巨大な機械」でもあります。「機能する箱」で
あらしめるのは電気屋さん、機械屋さんの世界。これも理系です。

高卒東大名誉教授といった突出した才能はいわば別枠であって、
建築は数百人、数千人がそれぞれの限定された職能で関わる
共同作業です。文系的な金勘定や営業活動や、業者やクライアントを
ひきつける能力に長けたひともいる。モニュメンタルで公共性や美観にも
からむので、政治や芸術でもある。しかしそれを貫くのは、手がける
一人一人の技術屋の精神、ものづくりの精神であると私は考えます。
少なくとも日本の場合は。

建築や土木が他のプロダクトと大きく異なるのは、生産活動と
経済活動が同時進行すること。資金を投入し作ったものを売る
わけではなく、できる前のもの、そして作りかけのもので商売している。
ここに文理のさまざまな要素が入り込んでくる余地があると思います。

※「上から目線の嫌な奴」って私のことなんですかね。
私は建築がエセ理系だと言われても半分は当たっているので
腹は立ちませんけどね。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
かなり勉強になりました。
上から目線の嫌な奴はたぶんsnaporazさんじゃないと思いますが。。。

お礼日時:2010/05/16 19:34

コーヒーと紅茶はどっちがリンゴジュースでしょう。



> 構造力学も1級建築士では高校レベルの数学で解けます。環境工学も簡単な数学しか使いません。

そもそも「理系」というのは高校レベルの数学が使える人のことを指すのでは?
せいぜい中学数学がメインかも知れない生物系の多くはじゃぁ文系でしょうか。
更に、高校数学ができても高校物理ができない人はいくらでもいるでしょう。
高校数学ができるかどうかは高校物理ができるかどうかと直接関係するわけではありません。高校物理の段階ででもうそうなのです。建築物理はその延長線上でしょう。
理系かどうかの区分けに「リンゴジュース」を持ち出していないでしょうか。

> 日本の教育的に文系とか理系で境界線があるのが謎なのです。

建築学が解決しようとしているのは、日本の教育的にどっちであるかではありません。
建築学が解決するのに必要なツールは必要であるというだけのことです。
日本の教育的に、というのがこれも「リンゴジュース」です。
わざわざ解が出ないようにしておいて悩んでいるわけです。
建築学でなくても良いのですが、何とか工学に30カ国語が必要であるなら30カ国語をやるのでしょう。外語系より文系だと言われてもそうです。
逆の例を出すと、経済学の一部または少なからぬ分野に数学は必要です。
しかし経済学は日本の教育的にはどちらに分類されているでしょうか。
それでエライことになっているのではないでしょうか。
では、日本の教育的に、というのは物事の本質でしょうか?
本質で無いどころか明確に誤りである概念を持ちだしても何も解決しません。「リンゴジュース」は要りません。
極々普通に、建築は文系であることもあるし理系であることもあるし両方であることもある、ということしか言えないと思います。
楽器を作ろうとすると、楽器の演奏技術も必要だし当然工作技術も必要です。
工作技術を無理矢理理系に入れてしまうなら、文系理系両方必要だということにしかなりません。
医者は文系という話もあります。
こうこうこういう検査結果だから余命三ヶ月です、は理系。話し方を考えるのが文系です。

質問の内容、疑問点、もう少し精査した方が良いのではないでしょうか。
失敗を繰り返す中で学んでいく、というのも手ではありますが、それにしたって反省は必要です。
私が居た研究室でこういう議論をすれば、おそらく全員居る中、説教30分だと思います。
たぶん、化学には向いてないと思います。特に体力化学には。
下手な考え休むに似たりで、体力化学をやるならこんなことを考える前に手を動かす方が良いです。
どうやったって知的な人には効率で敵いませんので、10倍20倍やることになるでしょう。
体力化学なら考える時間が無駄です。建築の心配をしている場合でもありません。
少しは知的な化学をやるなら、思考力を根本から鍛えないと。
どこからどう見ても、悪い文系にしか見えません。
なお、耳の痛い話が入ってこないようではアウトです。
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日本の教育的に文系とか理系で境界線



後発国が制度導入するときにキレイに分けた方が導入しやすいから。
で、建築はどっちに分けるか?となったときに、理系に分けた。
文理どっちかわからん部分は、旧制高校 → 帝国大学 という路線とは別に位置づけた。なので東京芸術大学の建築は数IIIが試験科目ではない
http://passnavi.evidus.com/search_univ/0270/subj …
文理とはちがう、芸術という分類だから。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
tanuki4uさんは雑学王ですね。

お礼日時:2010/05/16 19:32

 建築学をどの程度勉強された方なのかわかりませんが、実際に建物を設計する場合は、数学以外に高校での物理(力学)、化学(塗料などの材料 )、生物(カビ、微生物)、地学(地盤など)、すべて使うと思います。

建築工事の時も2ケタの業者が関わると言われていますが、これらに対応する他の工学知識も設計者は必要になります。環境工学を考えるときも、本来、医学、生理学、化学、気象学、法律学、経済学、社会教育学等幅広い分野が関係してきます。欧米の場合は、リベラルアーツの後に専門課程があります。文系と理系の分け方は、日本の場合は単なる受験勉強のための区分けに過ぎないと思います。受験のため、文系と理系に高校時代分けてしまうことが低学力化につながっていると思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
たしかにどちらかというと理系ですね。

お礼日時:2010/05/16 19:30

こんばんは!


上から目線の嫌な奴以外は誰も怒らないと思いますが(笑)

さて、本題ですが、
「建築学には理系的な面と文系的な面の両方が含まれる」ということです。
しかし、文系的な面がなくても無粋な建物は建てられますし、理系的な面がないと絶対建てられないので、大きな分類としては、ひとまず理系に分類されます。

蛇足ですが、私は、心理学が文系に分類されていることの方が非常に不思議です。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
そうですねやはり文系と理系の両方が含まれるのですね。

たしかに心理学は統計が出てくるので数学など知らないと話にならないかもですね。
経済学も同じくです。

お礼日時:2010/05/16 03:04

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