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よく社会の教科書に「貨幣経済が浸透し商業が発達したために、没落する人々がでて反乱が起きた~」のようなことが書いてありますけど、いまいちピンと来ません。
なぜ「貨幣経済が浸透」すると、あるいは「商業が発達」すると人々が没落(困窮)するのですか?
貨幣経済が行き渡ったり商業が栄えると金を蓄えて「貧富の差」が出来るのならわかりますが、生活の絶対的な水準が下がってしまうのが分かりません。上流階級だけがより豊かになるだけだと思うのですが。
もしかして貨幣経済が浸透したがために豊かになると物価が上がるからですか?教えてください!

A 回答 (3件)

貨幣経済が浸透するというということは、商品流通が活発になるということを意味します。



商品流通が活発になるということは、自給自足社会・地域コミュニティーの崩壊を促します。

具体的に言うと、余剰生産品を換金し贅沢品を購入するというような場合には何の問題もなく、暮らしが豊になるのですが、貨幣経済の浸透と商業資本の興隆はそういう生やさしいことでは済みません。まず、商品流通が活発になると、生産性の高いものと質のいいものが他の類似商品を駆逐します。売れるものを造っているものたちや地域は、その商品生産に特化するようになります。これにより、自給自足は崩壊し、社会的な分業がおこります。

社会的分業はますます貨幣経済を浸透させます。必要品を購入しなければならないからです。さらに、商業資本が強くなると、利益の大きなものを優先してつくられるようになります。理屈で言うと曖昧なので、いくつか事例を書きます。

イギリスのエンクロージャー(囲い込み)というのは、羊毛工業が利益が非常に高いという理由でイギリス中の農耕地が囲い込まれて羊の牧草地に変わってしまった。多くの農民が耕作地を失い「羊が人を食う」と揶揄された。

江戸期の武士は給与を年貢米で換算されていましたが、実際はその米を大阪などの米問屋に売却して生活していました。そして、米を買って食っていました。これは年貢を納める農民も同じです。

ごく最近の話ですが、世界中で食料難で食うモノがない人たちがいるにもかかわらず、トウモロコシはバイオ燃料の原料になり、高騰した。
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経済的な【没落】での話なら


【商業】抜きでは成立しない

例題それ解く意味無いかと
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鎌倉時代の御家人を考えてみる



領地で100円稼いでいた。
御奉公は、その土地を安堵してもらっている代わりにするわけですが、武具の準備やら移動やら生活費用は、自弁です。
商業が発達して、物価が上がりました。
武具が、10円から20円に上がった。
領地からの収入は変わらない。
そうすると、足りない分は借金します。
借金が重なると、土地を借金のカタに取られます。はいこれで没落します。
なので、借金帳消しの徳政令とかやってしまったわけです、鎌倉幕府は。
で、徳政令とかすると、鐘が借りづらくなる。借りづらくなるとは、利子が上がること。
さらに、借金苦になるのが早くなります。
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この回答へのお礼

やっぱり鍵は物価上昇なんですね。ありがとうございます。

お礼日時:2010/05/23 10:23

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