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日本人は品質にうるさい、また、日本製品の品質は高い、
などと言われますが、日本がそもそも品質に関して
神経を使うようになった背景とは何なのでしょうか??

過去にものすごい賠償金を払うような事件が大企業にあって、
それから品質に関して時間もお金もかけるようになり、
それが日本のスタンダードになった、とかそういうことが
あったのでしょうか・・?

A 回答 (9件)

 過去にもの凄い賠償が課せられたケースは欧米、特にアメリカにあっただけで日本にはそういう事件はありませんでした。

これは江戸時代の商人の商道徳がそのような高品質へのこだわりを産んだと考えられます。常に客の立場に立って商売を考えるという態度は多くの大店の家訓となって残されています。それが長い目で見ると結局はその方が利益が大きいという打算から来てはいるのですが、これは世界的に見てかなり珍しい現象です。欧米ではそれが守られないから多額の賠償をさせることで商道徳を守らせようとしているのに対し、日本では自主規制が行なわれて来たのでその必要がなかったのです。
 日本製品が世界で人気が高いのはまさにそのような商道徳が然らしめているのです。
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この回答へのお礼

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Willyt様のご回答で「常に客の立場に立って商売を考える
という態度は多くの大店の家訓」とありますが、
まさにこの部分が、一番、はまりました。

ありがとうございました。

お礼日時:2010/10/11 20:02

>日本人は品質にうるさい、また、日本製品の品質は高い、などと言われますが、日本がそもそも品質に関して神経を使うようになった背景とは何なのでしょうか??



元々日本人は職人的な感覚があり、一つのことにことに拘る人が多いこともあります。
しかし、日本製品もかつては粗悪品が多く、数日で壊れるのは当たり前の時代がありました。
でも、国内だけならまだ許された時代ですが、国際競争力を付けるにはどうすればよいかを
考えたときに、やはり壊れない長く使うことができる製品だと考えたのです。
あの、ト○タでも初めはGMのコピーで耐久性がなく直ぐ壊れたと聞いております。
そのため、主要部品はアメリカから輸入していたとようです。
輸入では利益が増えないので、安い国内製造で製品を組み立てたいと考えるのは当然でしょね。
ここで、役立ったのが日本人の職人的な感覚です。
図面では誤差を少なくしたいが、実際はできないことが多くあり、そこで職人の手や感覚で誤差を
少なくするやり方を見つけてから、品質への拘りが始まったのではないでしょうか。
今でもそうですが、指先で1/1000まで分かる人がいます。また、指で触れるだけで微細な凹凸や傾きも
分かるそうです。
こうして精度が上がると製品寿命が長くなり壊れにくいものとなったので、世界で信頼されるように
なったのです。
それと、日本人の細かい性格にも合って品質の高い製品を求めるようになったと思います。
因みに誤差は1/1000を求めるのは日本人のみです。その他の国ではせいぜい1/10と言われています。
更に因みですが、瀬戸大橋の柱の接合部分は1/10000と言われております。
密着性を保つためだそうですが、これを機械ではなく全て人の手感触で行っていることも驚きです。
日本人は凄い。
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この回答へのお礼

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hey_hey_11様のご回答で「国際競争力を付けるには
どうすればよいかを考えたときに、やはり壊れない
長く使うことができる製品」とありますが、この
考え方は、今でも通用すると思います。

機会ではなくて全て人の手感触で作られている、
瀬戸大橋もすごいですね。初めて知りました。
それと同様、新幹線の鼻っさきも手作りのようです。

本当に日本人って凄い!

ありがとうございました。

お礼日時:2010/10/11 20:06

あまり自身はありませんが、他の回答者さんが指摘していなかったことがあるので。



「その製品(に限らず人物評価から全てにおいて)の長所」よりも「欠点」に目が向く国民性もあるのかな、と思っています。ちょっとでも気に食わない点があると結構それをしつこく指摘する人は多いんじゃないかと感じています。
メーカーの修理対応部署にいたことがありますが、日本の会社の製品は「壊れちゃいけない」「不具合があっちゃいけない」「ユーザーが不便に感じちゃいけない」ものなのだなと痛感させられました。こういうのに対抗するには品質を向上せざるを得ないと思います。
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この回答へのお礼

返信が遅くなりまして、大変申し訳ありません。

eroero1919様のご回答で「「欠点」に目が向く
国民性」とありますが、その観点はなかったですね。
それが結果として、製品の研磨につながり、
それが品質にもつながるのであれば、やはり
その国民性が今の品質を作ってきたのかもしれませんね。

ありがとうございました。

お礼日時:2010/10/11 20:08

賠償とかいった外的要因はほとんどないでしょう.日本の場合米国などと違って懲罰的な賠償というのはありませんし。



いくら品質管理を掲げたところで「笛吹けど踊らず」では仕方ないですよね?ドイツもですけどやはり「マニアック」であったり「凝り性」な部分っていうのはあるのではないかと思います。大昔から何でも取り込んでは自分たちのものに作り変えていくというのも得意ですしね。また,「終身雇用年功序列」に代表されるような家族的な経営というのも「仕事はきちんとやろう」という気持ちを育むのに貢献したと思います。「会社=自分」という一体感が出れば自ずと作る製品にも誇りが持てるわけですしね。

ごく卑近な例でもお菓子を包むにしても「見栄えはともかく,包みさえすればOK」と考えるのか「きっちり四角四面,角をぴたっと合わせてしまおう」と考えるのか。日本人の場合黙っていても自然と後者の方になりやすいという傾向はあるんじゃないかな?と思います。海外直輸入のクッキーなどにしても国内のものと比べると包装の印刷の冴えなさ,包み方の雑さが目に付くことが多いんじゃないでしょうか?

また、一度良いものを知ってしまうとなかなか後戻りはしにくいものです。
一頃海外からとにかく価格だけで勝負!みたいな商品がどっと流れ込んできて、確かに大きな影響は受けましたけど、それらを実際に買って使ってみると、水が漏れてしまう自称密閉型(笑)プラスチック容器,インク半分以上残して書けなくなったりインクがボタ落ちするボールペン、芯がしっかり固定されないシャープペンシルに,切れないはさみ、規格のサイズに収まっていない乾電池に鉛が溶け出すおもちゃに毒入り餃子・・etc,etc。
今まで当たり前だと思っていたことが実は「品質」であったのだということを再認識することにもなったのではないでしょうか?(最近100円ショップでも日本製が増えてきているような気がしますね)
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この回答へのお礼

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maccha_neko様のご回答にあります、お菓子の包みの
例えは非常に分かりやすく、説得力のあるものです。

また、「「終身雇用年功序列」に代表されるような
家族的な経営というのも「仕事はきちんとやろう」
という気持ちを育むのに貢献した」との部分は、
考えさせられるものがありました。

今後の自分のスタンスに影響しそうで、よい刺激となりました!

ありがとうございました。

お礼日時:2010/10/11 20:12

人間、生き死にに関わらないと、そうは変わらない。



第二次世界大戦が終わったあとで、日本の製造に関わる人間が実感したのが、自分たちの製造技術・品質管理の稚拙さです。
兵器の品質の悪さで、親や子、友人が戦死しているので。

アメリカの物質力に日本の精神力で勝てる!・・・なんて信じていたら、実際にアメリカの物質には、量だけでなく、質の高さという精神が宿っていることに気づいたわけです。

で、戦後必死に導入したのが品質管理という考え。

デミング賞というのがありますが、アメリカのデミング博士は、戦後日本に品質管理を教えた先生です。
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この回答へのお礼

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tanuki4u様のご回答で「アメリカのデミング博士は、
戦後日本に品質管理を教えた先生」とありますが、
初めて知りました!

ありがとうございました。

お礼日時:2010/10/11 20:13

日本は、加工貿易で発展した国だからです。

資源が無いので製品で勝負するしかありませんよ。
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この回答へのお礼

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なるほど、端的なご回答、納得です!

ありがとうございました。

お礼日時:2010/10/11 20:14

日本の大メーカーは不良品を出してもノラリクラリと言い逃れをしている間にそれを改良した製品に代えて生産します 弁護士も成功報酬ではな

くまた数も少ないので訴えるためにはかなり重大、訴訟金額も多きものに絞られていますね 広告主に対するマスコミのとるスタンスははっきりしてます 訴訟されにくく、しかしすぐ改良する・・・これが日本パワーかもしれません
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この回答へのお礼

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goodman2様のご回答で「訴訟されにくく、しかし
すぐ改良する・・・これが日本パワーかも」とありますが、
そうかもしれませんね。抑止力というか。。
ただ、すぐ改良する、という底力は日本人ならでは
だと思います!

ありがとうございました。

お礼日時:2010/10/11 20:15

「日本人が品質にうるさくなったから、日本製品の品質がとても高くなった」


日本が品質に関して神経を使うようになった背景には
消費者の「清潔志向」「完ぺき主義」があります
一例として食品の包装袋は勿論のこと、張るカイロや乾物出しジャコの袋に至るまで
髪の毛一本混入していたら全品返品廃棄処分の徹底があります。
包装材料製造現場でも食品工場並みに
白い帽子白衣着用、他人入室厳禁のモノモノシサです。
過去にものすごい賠償金を払うような事例は
森永砒素ミルク中毒がありましたが
直接の関係はないようです。
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kbfd33様のご回答で「消費者の「清潔志向」
「完ぺき主義」があります」とありますが、
近年、ますますそういった傾向にあるように
感じます。マスコミの影響も大きいんでしょうね。。

ありがとうございました。

お礼日時:2010/10/11 20:17

過去の日本の企業はアメリカ輸出で利益を上げていましたが品質が悪く安かろう悪かろう(今の中国製品の様)でした。


そこで品質を高めることに取り組みどこの工場でも不良品ゼロを目標とする看板が掲げられていたほどです。
さらに徹底的な分析をして品質管理手法の確立がされ、国もJIS規格を定めて材料段階から品質を保証できる体制を構築しました。
その結果、世界1、2を争う高品質製品が日本ではスタンダードになったのです。
今でもJISマーク付きの機械は10年程度で故障することはほとんどありません。

いま現役を離れるような段階の世代の人はこのような膨大な努力が普通に行われていたことを誰でも知っています。
しかしながら、この世代の人が貧困に追い込まれ中国製の安物を探して飛びつくようになっているとは何とも情けないことです。
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この回答へのお礼

返信が遅くなりまして、大変申し訳ありません。

tetsumyi様のご回答で「徹底的な分析をして
品質管理手法の確立がされ、国もJIS規格を定めて
材料段階から品質を保証できる体制を構築しました」とありますが、
今の日本の品質は、本当にこの時代の人たちの
おかげなんだな、と考えさせられました。

ありがとうございました。

お礼日時:2010/10/11 20:20

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