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理科の課題で「光化学スモッグ」について調べています。
光化学スモッグは、温暖化が原因の一つなのでしょうか?教えてください!

A 回答 (3件)

大気汚染関連の仕事を生業としているモノです。



何でもかんでも「温暖化」に結びつける昨今の状況に辟易しております。

まずは、基本的なことから解説します。

光化学オキシダントは窒素酸化物、VOC、太陽光(紫外線)により生成されます。

NO等の窒素酸化物の主要な発生源は工場・事業場、自動車
VOCの主要な発生施設は塗装工場・印刷工場・ガソリンスタンド等のVOC発生施設及び自動車です。

光化学スモッグは大気中のNO2が太陽光に含まれる紫外線により光分解し
基本的には以下のようなサイクル構造となります。

(1)NO2+hν→NO+O* (2)O2+O*→O3 (3)O3+NO→NO2+O2

しかし、都市大気中にはVOC(揮発性有機炭素)が多く含まれているため、これらも光分解を受けラジカルとなるため、

 (4)O2+RH*→O3+RH' という反応が進むため、(3)の反応によるオゾンの分解を上回るため
オゾン濃度(光化学スモッグ)が高くなるのです。

NO等の窒素酸化物の主要な発生源は工場・事業場、自動車
VOCの主要な発生施設は塗装工場・印刷工場・ガソリンスタンド等のVOC発生施設及び自動車です。

なお、近年九州や日本海側で光化学スモッグ濃度が高くなる日が増加していますが、これは中国大陸からの移流が主要因であると国立環境研究所の研究・解析で明らかにされています。

近年濃度が上昇しているのはO3と反応するNOが減少していることが主要因で、VOC/NOxの変化も光化学反応に影響を与えていることが示唆されています。

以上、ご参考まで。

参考URL:http://www.env.go.jp/air/osen/pc_oxidant/conf/ir …
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光化学スモッグは、自動車の排気ガスや、工場からの排煙などに多く含まれる


窒素酸化物などが太陽光線(主に紫外線)の影響で化学反応をおこし、
人体に有毒な光化学オキシダントなどの物質が出来てしまうものです。ワタシが子供の頃(70年代)には、日本中の工業地帯や都市部でよく発生していました。 風のない暑い日に発生しやすいので
温暖化で 発生率は上がっていると思いますが、主な原因は、空気中の汚染物質なので、温暖化が原因というよりも 「温暖化の原因にもなっている、二酸化炭素や工場などからの排煙が増えたため」というほうが正確でしょう。実際80年代以降は、日本では 光化学スモッグは減っていましたから、最近の発生理由は 主に中国の急激な発展によるものが大きいと思います。他の先進国と違って、中国ではまだ「環境技術」が遅れているので、工場の排煙から 有害な物質を取り除くシステムが普及していませんから(お金かかるのでやりたがらないんですね)
風があると、空気中に原因の物質がたまりにくくなるので 発生しにくくなります。

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%89%E5%8C%96% …
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当時温暖化があったら、一段と被害者は出たでしょうね。

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