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EVM(アーンドバリューマネジメント)について教えてください。

EVMを勉強しており、基本的なことは理解できましたが、1点疑問に思うことがあります。

総コスト予測(EAC)を算出したいのですが、EVMの算出式を使わなくても、以下の式で
総コストは算出できるかと思います。

・総コスト=プロジェクト総予算×(コスト消化率/作業進捗率)

もちろんEVMの算出式を使った場合も同じ数値が算出できるので、総コスト予測を
見る場合は、EVMをわざわざ用いなくてもいいのではないでしょうか?


具体的な数値で例を挙げますと、以下のようになります。
プロジェクト総予算(BAC)=20,000,000
WBS総数=1,000
1WBSあたりの平均予算=20,000

計画出来高(PV)=8,000,000 ⇒予定WBS=400
実績出来高(EV)=6,000,000 ⇒実績WBS=300
実績コスト(AC)=10,000,000

上記の数字を使って、最初にEVMで定義されている算出式で総コストを
出してみます。

【EVMでの総コストの算出】
コスト効率(CPI)=0.6 ←実績出来高/実績コスト
総コスト(EAC)=33,333,333 ←実績コスト+(プロジェクト総予算-実績出来高)/コスト効率

よって、総コスト(EAC)は「33,333,333」です。

次に冒頭に記載した式で、総コストを算出してみます。

【冒頭の式での総コストの算出】
コスト消化率=1.25 ←実績コスト/予定コスト
作業進捗率=0.75 ←実績WBS/予定WBS

総コスト=33,333,333 ←プロジェクト総予算×(コスト消化率/作業進捗率)

よって、これでも総コストは「33,333,333」となりEVMと同じ結果が導かれます。

従って、総コスト予測を見る場合は、EVMをわざわざ用いなくてもいいのではない
でしょうか?

誰か教えてください!!!

A 回答 (1件)

>WBS総数=1,000


>1WBSあたりの平均予算=20,000

という前提が間違っているんじゃないですか。

EVMって左下から右上へと進む折れ線で表示されますよね。全作業を同等のものとして扱うなら「実績コスト/予定コスト」「実績WBS/予定WBS」で求められる現時点までの直線の傾きがそのまま将来も続くものと仮定することができますが,分割(Breakdown)して構成(Structure)された個々の作業(Work)は本来,コストもスケジュールもそれぞれ異なりますから。

ということで,WBS総数=1,000 の内訳が,前半に出来高値が大きな作業があり,後半に出来高値が小さな作業がある,とした例を作ってみました。■……■で囲んだ箇所が,質問者ご自身が例示したものと値が違うところです。

--------
プロジェクト総予算(BAC)=20,000,000
WBS総数=■前半300+後半700■(=計1,000)
1WBSあたりの平均予算=■前半37,500×300 + 後半12,500×700■(=20,000,000)

計画出来高(PV)=■12,500,000■ ⇒実績WBS=400(=37,500×300 + 12,500×100)
実績出来高(EV)=■11,250,000■ ⇒実績WBS=300(=37,500×300)
実績コスト(AC)=■18,750,000■(と仮定する)

【EVMでの総コストの算出】
コスト効率(CPI)=0.6 ←実績出来高/実績コスト(=11,250,000/18,750,000)
総コスト(EAC)=33,333,333 ←実績コスト+(プロジェクト総予算-実績出来高)/コスト効率(=18,750,000+(20,000,000-11,250,000)/0.6)

よって、総コスト(EAC)は「33,333,333」です。

【冒頭の式での総コストの算出】
コスト消化率=■1.5■ ←実績コスト/予定コスト(=18,750,000/12,500,000)
作業進捗率=0.75 ←実績WBS/予定WBS(=300/400)

総コスト=■40,000,000■ ←プロジェクト総予算×(コスト消化率/作業進捗率)(=20,000,000×(1.5/0.75))
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