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現在の原子力発電所は地上建築物か型が主流ですが、電源立地の公民館、体育館まで作らなくてはならず、また幾ら金をばら撒いても反対されるイデオロギー論争的様相を示してきており、発電の化石燃料依存が緩和しません。

軍事大国が原子力空母を建造していることから思いついたのですが、日本の造船技術と原子力発電所設計技術を融合して、1ギガワット程度の加圧型の商用原子力発電所を浮上型で建造することはできるでしょうか?

造船所で浮上型原子力発電所を建造し、それを東京湾など電力消費地近傍の海上、または河川上に曳航し、その場に錨をおろし(固定し)発電をします。消費地の近くで送電損失が最小ですし、海上、河川上は個人の使用権が及ばないために立地問題が軽減するメリットがあります。

それ以外のメリットとして、
1.造船所での繰り返し生産で、建造費に占める設計費の低下が可能。
2.炉心冷却に必要な水を海水からの濾過水で調達可能。
3.水中浮揚型なので耐震性が高い。
4.炉心溶融事故に際しても周辺水の潜熱で冷却可能。
5.廃炉の際には造船所に曳き戻してから集中処理。
6.途上国に輸出する場合でも、国内雇用が最大限活用される。
など、など、いくつでもあげられます。

炉心隔壁内部だけを作成し、原子炉周年の建屋で実施されている制御・管理などは遠隔で集中監視・集中制御するようにするとよいですね。途上国に輸出したり、ODA供与して世界のCO2削減に貢献しながら、その国が核ミサイルを日本に照準してきた場合には、電力供給を一時的に中止するなどの抑止力になもなるでしょう。

今までの加圧水型の原子力発電所が陸上に建設されてきた理由、そして、今後海上浮揚型原子力発電所が建造される可能性に関して、科学的見地でのアドバイスをいただけれたら幸いです。

A 回答 (10件)

こんにちは




おそらく世界で初めて"実用の水上原発"を作ったのはアメリカだと
思います。
"MH-1A( http://en.wikipedia.org/wiki/MH-1A )"

1950年代から陸軍が「僻地の軍用施設への給電用として、小型の
原発を利用できないものか?」という事でスタートしたのが"ANPP
(Army Nuclear Power Program )で、そのプログラムの一環として
建設(製造?)され、7,8年ほどパナマ運河で利用されていたよう
です。

やがて時代はベトナム戦争に突入し、戦費がべらぼうにかさむように
なってからは ANPP に回せる予算が無くなってしまい、本プログラム
自体が中止になってしまいました。

MH-1Aの評価は様々なようですが、"一品モノ"であるが故、メンテ
ナンスやトレーニングなどの、いわゆる維持費がもの凄かったらしく、
コストパフォーマンスは期待した通り、とはいかなかったようですね。


さて、軍用小型では無く、民間向け大型(1GW!)、でしたら付帯
設備も考えると、MH-1Aのような船舶をベースでは、とてつもなく
どデカいおフネになってしまい、建造費もバカにならないでしょうから
メガフロートのような(浮体)構造物になってゆかざるを得ないと思い
ます。

波浪や潮流による構造体の動揺がどの程度あるか?正確には解り
ませんが、最新の建築技術(免震、制震などの)を利用すれば、
その影響を充分に吸収出来るようにも思います。

むしろ構造物本体を係留するための固定杭や、構造物の周辺に作
る(であろう)防波堤などの土木工事のほうが、おおがかりになって
しまうかもしれないですね。

ただ全体的には、技術的な障壁はそうそう高くは無いのではないで
しょうか?


問題は、環境への影響(海流や潮流の変化、海中への太陽光の
遮蔽、砂や泥の堆積状況の変化 等々)と、漁業補償でしょうね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

先の回答でロシア人が先行しているとの情報をいただきましたが、アメリカ人も同じことを考えたのですね。
私自身は時々日本人の中では「変なこと考える」人間と言われますが、世界に目を転じれば同類が沢山いることを知り自信がもてます。

防波堤などの土木工事は日本全国の漁業者の為に税金で実施されていることですから、水上原子力発電所立地特別阻止法を制定し税金で賄う事にすれば、海洋土木工事費用に関わる採算性悪化は避けられます。
その為にはCO2の削減や、日本のエネルギー問題は近海漁業と同様の重要性があるということを国民が理解しないといけないですけどね。

アメリカ人は、まだ原子力発電の黎明期に、しかも一品モノで実施したのですから、メンテナンスの問題など大変だったと思います。

それから50年、日常の電力の多くを原子力発電でまかなう時代になり、しかも一品モノではなく、繰り返し生産の”量産品”になりますので、メンテナンスなども相当合理化できることでしょう。
大型ジェット旅客機などが辿った量産化と進歩の歴史と同じですね。

漁業保証に関しては、日本全国の農業者に個別保証をしてしまう時代ですので、農業者よりも数が少ない漁業者にも所得の個別保証してしまうという手もありますね。所得の個別保証と引き換えに税金で作成した防波堤の利用料を漁業権保持者に一定程度負担してもらうのが公平かもしれません。

我が国の国会も、法務大臣の失言ジョークなどで紛糾しているばかりでく、国家の繁栄と世界の平和や地球環境問題などの議論をしてくれると良いのですが。

お礼日時:2010/11/30 13:37

技術的には十分可能と思います。

対テロ対策とか、立地周辺住民の合意が得られるか、ということの方が問題としては大きいかもしれません。都会に住んでいる人達は、原子力の問題を身近に考えることはしてこなかったでしょうから、電力会社は、東京湾上に原子力発電所を作る、と計画を立ちあげて、問題提起をしたらよいのではないかと思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

全く同感です。
オール電化などで快適な生活を送っていながら、電源立地には反対するような自己中の人が多い日本では、ショック療法で二者択一を迫らないといけないのかもしれませんね。

でも、それは政治的な話しになってしまうので、科学者と技術者は協力して実現可能技術の方だけは準備しといてほしいです。

自己中の日本人が総論賛成各論反対と言っている間はインドやパキスタンやインドネシアやブラジルなどの国民の役に立つことができますからね。

お礼日時:2010/12/01 17:57

それって、日本原子力研究所が10年くらい前から研究しているのでは?


現状では、埋め立てとメガフロートでは若干埋め立てが安い(関空も羽田も、埋立てを採用)から、
普通に陸上設置するのが最も安いですが。

http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.ph …
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

そうですか、アメリカ人やロシア人に後れを取りながらも、日本人の中にも私と同じことを考えた人がいたのですね!

埋め立て方式で陸上に建設する方法では、工場での量産効果と、途上国への曳航の両方が出来なくなってしまうので、是非メガフロートで実現してもらいたいです。

でも、別名、原子力技術庁と呼ばれた科学技術庁が文部省に救済合併されてしまった今となっては、この技術の国産化をリードする主体が見つかりませんね。

日本の国益と世界人類への貢献の両方を考える人が居ても、個人や民間企業では国家プロジェクトはできませんしねぇ。

お礼日時:2010/12/01 17:51

科学的見地からの意見ではありませんが、ひとことお許しください。



結局立地問題のメリットから考えられておられるのでしょうが、どこかに置かねばならないことは同じなので、東京近郊など言い出したらどんな反対運動が巻き起こるかしれませんし、よほどの遠洋では送電線の問題があります。作ったところで結局、日本近海をあちこちさまよったあげくに原子燃料を入れないまま漁礁にされてしまうのではないかと思います(涙)。

基本的に可能だとは思いますが、従来の技術そのままでは出来ないでしょうし、膨大な開発費用のことを考えたらとてもペイできないと思いますよ。

私は原子力発電はこれ以上作るべきではないと考えていますが、近未来の経過処置としてはこういったアイデアもありかもしれません。ただ小規模な離島用途などでしょうか。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

私は人類はこれ以上増えるべきではないと考えていますが、近未来の経過処置としてはエネルギー問題、電力供給問題を解決してゆく必要もありかもしれません。

提案の水上原子力発電所は日本人が開発したからといって、日本人だけものではありません。人口が爆発するインドやパキスタン、インドネシアなどの国民のために活用していただきたいと希望します。

もちろん、反対する国に強制力をもって押し付けるのではありませんので、CO2を増やさずに増大する電力事情に対してソリューションを求めている国だけに輸出すれば良いと思います。

世界の航空機の50%がアメリカ製だそうですが、世界の水上原子力発電所の50%が日本製である日を夢見ます。

小規模な離島などはディーゼルエンジンのコージェネでも問題ありませんが、3000万人もの人口がひしめきあうインドの大都会でも水上原子力発電所を何基か設置することで、そこの国民にも文化的で最低限度の生活を保障することができるようになります。また、インド人やパキスタン人、インドネシア人などによる化石燃料の消費増加を阻止できれば、それだけ地球上のCO2が抑制でき、石油化学産業の寿命も延命できることでしょう。

エネルギー問題やCO2問題などで総論賛成各論反対を唱える人が多いので、日本国内では実現に時間を要するかもしれませんね。

お礼日時:2010/11/30 13:48

電気モータで推進する、原子力空母、原子力潜水艦の搭載原子炉は、スペースや重量の制限から、地上設備より、寿命が短く、寿命が着た、寿命

がきたソ連製の原子力潜水艦の原子炉の放射性廃棄物は、解体された原子炉ごと、日本海の海溝に大量に不法投棄されています、日本はロシアに費用を援助しているが、捨てられた、原子炉はそのままです、どの国もこの使用済み核燃料棒家放射性廃棄物の最善処分方法がなく、やむなく地下深くに埋めているのが現状です、日本でさえフランスまで運んで、再処理して核爆弾の原料であるプルトニウムを抽出しているのです、
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

船は交通機関としての軽量化が求められます。
軽量化と原子力発電の安全性・耐久性は相いれないものですよね。

その点、海上設置型の原子力発電所は船舶の様な重量制約がありませんので、海底油田採掘のリグをも凌ぐ巨大・頑丈な構造物とするとができます。

また格納容器に対して浮力を利用する設計とすることで、十分な質量を掛けられますので、地上建築物よりも構造的に頑丈な隔壁にできますよね。

廃炉に関してだけは、ロシアを真似することなく、造船所に曳き戻してから解体させないといけないですね。この点では東芝とか三菱重工なら信頼おけますね。

お礼日時:2010/11/29 11:40

既に原子力発電船、実用化しつつある国があります。



そんなことをやっちゃうのは・・・ご明察、おそロシアですよ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E4%B8%8A% …
出力にして電力70MW級ですからその辺のしょっぱい発電所よりは電力供給はあるというシロモノです。
(但し、原子炉2機搭載。また、原発は複数の炉を持っていることがあり、それよりは当然出力は低い)

ちなみに最近、第一号は進水済み。計画によると15年までに7隻を建造する計画があるようです。

用途としてはインフラ整備のメタメタな極東方面(つまり本邦の近所って事ですが)に対する電力供給が見込まれており、さらには海外進出も視野に入っているようです。

ただし、この抗争を本邦に丸ごと持ってこられるか、と言うとやや疑問です。
というのも、基本的にはこの炉系、ソ連=ロシア海軍で使われていた原子力艦向けのもので、
はなっから船に乗っけること前提のシロモノ。

一方日本はその手の経験がほとんど無いわけでして。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

そうでしたか、ロシア人科学者が私と同じことを考えていたのですね!

日本の科学者・技術者にはぜひ地上設置型と同等以上の1ギガワット級の加圧水型原子力発電所に挑戦してほしいものです。
前例の無いものに挑戦しない科学者・技術者なんて不要ですものね。

お礼日時:2010/11/29 11:32

科学的見地としてより事実として実際に日本でも原子力船を建造したことはあるようです。

そして、いろいろな問題を抱えていることもわかります。

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8E%9F%E5%AD%90% …
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

原子力船むつの話は存じています。
移動体が放射性廃棄物をばら撒いてはこまりますよね。

やはり原子力発電は放射線対策が重要ですから、定置型の水上発電所でお願いしたいところですね。

お礼日時:2010/11/29 11:44

 津波などの災害に弱いですね。


 現状の地上に設置されている施設は、すべて活断層などを避けて(建前上はそうなっている)建てられていて、耐震対策も万全である、とされています。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

海上浮揚型は海岸線の地上構築物よりも津波に強いです。

地上建築型では、東京電力の柏崎刈羽原子力発電所も耐震性が万全であるとされていたみたいですよ。

お礼日時:2010/11/28 23:32

テロの格好の餌食



小型船舶で爆弾抱えて突っ込むもよし、
爆破を臭わせてシージャックするもよし、
イカリを切って曳航するもよし。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

原子力空母と同程度のテロ対策を考えておけば良いのですね。

お礼日時:2010/11/28 23:28

可能なんじゃない?原子力船や原子力潜水艦もある事だし。

科学的根拠は何も無いけれど、そんな質問にアドバイスして、それを受けてどうするつもり?そっちの方がわかんない。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

科学のカテゴリで質問するということは、太陽の寿命は何年ですか?というような他の科学的質問と同じで、なにかをする目的ではなくてタダの知的好奇心にすぎません。

お礼日時:2010/11/28 23:25

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