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Wikipediaで最後の審判について読みました。
クリスチャンの方々にも最後の審判についての考えを伺いたいと思って質問しました。
よろしくお願いします。

A 回答 (12件中11~12件)

最初の話かどうかは現在確認できていないのですが、エジプトの壁画に描かれている物語は、イエスとそっくりの内容のものなんですね。



もちろんエジプトの壁画の方がずっと古い。

古代のエジプトの観念としては、人は死ぬと「最後の審判」とされるものを受けることになっています。

モーセの十戒律は10ですが、エジプトのものはそれを含む40以上ある。

「私は人を殺しておりません」

「私は裁判で偽証しておりません」

などなどを死後告白することになるとされました。


それで死んだ人の心臓がマアトの天秤と呼ばれるものの片方に置かれ、もう片方にはマアトの羽が置かれるとされた。
マアトは法・真理・正義をつかさどる女神とされていました。

その羽とつりあわなかった つまり マアトの法・真理・正義にかなっていないものは、心臓がアメミットに食われ永遠に復活できず、かなったものは、オシリスが支配する死の国に行くとされた。

そして地上で災いが起こったとき、オシリスが再来し人々を救うとされた。


これが古代エジプトの死生観で、イエスの元ネタです。

この物語が最初なのかどうかは不明ですが、人とともに観念も移動していき、パレスチナの地域に古代エジプトの死生観が名前を変えて存在し続けたわけです。


イエスの誕生日の12月25日も、誕生秘話も、洗礼を受けたことも、12人とともに旅をし、たくらまれて殺されたことも、元ネタはオシリス。


それはキリスト教は知っていました。
全く同じ内容だってことは。

ところがキリスト教の考えではこうです。
悪魔が信者の信仰心を試すために、エジプトにそのような神話を作らせた と。
のちにイエスが誕生し、オシリスと同じ生まれ方、生き方、死に方をやったものがイエスより何千年も前の話にあるということで、信者がイエスの実在を疑うように、悪魔がわざわざ古代エジプトにおいてやったことだ とのことです。

目的は信者を試すために、神様が悪魔にお願いして、悪魔にやっていただいた結果、イエスの話ができるよりも何千年も前にエジプトで同じ神話があった すべては信者の信仰心を試すため。

ということだそうです。

http://en.wikipedia.org/wiki/Book_of_the_Dead


ちなみに、そのマアトの天秤は日本の弁護士のバッジになっています。

またこの最後の審判の概念は、日本にまで伝わり、閻魔となっています。
最後の審判の時の告白で嘘を言うと、閻魔さまに舌を抜かれるから、嘘をつけない という話ですが、子供の頃それを聞いて、真実を知っているのに、何故わざわざ告白させるのだろう?と不思議に思いました。

「私は人を騙したことがあります、私は不倫もして他人を悲しませました、私は盗人です、私は親を省みませんでした」など つぎつぎ真実を告白したら「うむ よくぞ真実を語った。お前の言ったことは嘘ではなく事実だということを私は知っている。隠さず真実を述べたお前は、オシリスの国で永遠に生きられる」って言われるのでしょうか。
じゃあ やり放題じゃん って思いました。
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この回答へのお礼

エジプトの壁画でもイエスの話があるとは知りませんでした。
エジプトの戒律の厳しさには驚きました。
イエスの物語は実はオリジナルではないというのもある意味では衝撃的です。
エジプトが元祖なのですね。
そういえば閻魔様の話もその通りです。神などが全てお見通しならば質疑応答の必要がありませんよね……。
嘘さえつかなければ天国へいけるなら確かに何でもやり放題です。
昔話は意外とあらがありますね。
例えばカンダタという人がお釈迦様の糸をのぼろうとしたら他にも大勢の人が来て糸が切れた、という話があります。しかしその話も良く考えてみるとおかしくありませんか? なぜお釈迦様は地獄の人々を救わないのでしょうか。地獄にいる人を見て内心楽しんでさえいるお釈迦様は腹黒いと思います。
オシリスの話を知ることが出来てとても勉強になりました。
有難うございました。
リンク先も見てみます。

お礼日時:2011/02/06 05:55

 こんにちは。



 すべては 表現のもんだいです。おとぎ話の世界です。物語として受け止めてください。

 もし意味があるとすれば それは 《わたし》がいま・ここで どう考えどう判断し 何を心に決めるか このことを言わば絶対的にうながしているというところだと考えます。(ですから おとぎ話が じっさいにはきわめてのっぴきならない現実であるということにも じつは成っています)。

 関心のある主題や疑問に思われる論点などが具体的にありましたら ご指摘ください。
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この回答へのお礼

こんにちは。
物語と解釈すれば良いのですね。
色々と調べても解釈の仕方が色々あって困惑していました。
意味が無いという考え方もありうるのには驚きました。
このたびは回答、誠に有難うございました。

お礼日時:2011/02/05 16:40

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