例年に無い大雪で、屋根に積もった雪を落とそうとして転落する事故が多発しましたよね?
映像を見ていつも感じるのですが、命綱などしないで作業をしていますよね。 あんな危険な作業は他に無いと思います。
例えば、屋根の上に1m近い高さのシッカリとしたポール状の柱を数本立てて、「そろそろ雪だな」 と感じた時、その柱と柱の間に丈夫なロープを何本も事前に張り巡らせておきます。 危険な作業なので、業者さんに頼んでも良いと思います。
そして屋根に大雪が積もって雪かきが必要になった時、そのロープ (高さがあるので、雪の上から見えるはずです) に命綱をフックで引っ掛け、そして雪かきをすれば少なくとも転落事故だけは防げると思うのですが、このような形になっている家は一軒も見た事がありません。
そんなに費用も掛からないし、良いと思いませんか?
北国での大雪なんて昔からあるのに、なぜ屋根にこのような工夫が無いのでしょうか? 転落事故の映像を見るたびに不思議に感じています。
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
一晩で1mも積もるような雪国在住者です。
たしかに命綱あったらいいでしょうね。私もたびたび思うこともあります。
>なぜ屋根にこのような工夫が無いのでしょうか?
「慣例」もあるでしょうね。昔から雪と付き合ってきた慣例から命綱をつける
必要のない作業と皆思っている部分もあるでしょう。
また、転落事故のなかで大きな割合を占める危険な作業は「雪庇落とし」です。
「雪庇落とし」とは屋根でも端っこの外周の雪を下に落とす作業なのですが、
雪下ろしをしなきゃいけない程の降雪の場合、「雪庇」は屋根よりはみ出して
積もります。
なので、命綱を張る為の柱を設置するとなると屋根の外周にぐるりと設置しなければ
ならないでしょう。
そこではまず「美観」の問題もあるでしょう。自分の家の屋根の外周に柱が何本も
立っているのは誰もがいやでしょう。
また、積雪の重みに耐えうる強度の柱やポールを取り付けるとなるとそれなりの費用も
掛かるでしょうし、新築であればそれに費用を掛けるくらいなら融雪・耐雪構造の家を
建てるのではないでしょうか。
また、仮にフックをかける親綱を張り巡らせたとしましょう。それで「雪下ろし作業」
が可能でしょうか?私は難しいと思います。
「雪下ろし作業」はバランス重視です。親綱にスコップを引っかけた、身体が引っかかった
それによる事故が多発するでしょう。
>北国での大雪なんて昔からあるのに、なぜ屋根にこのような工夫が無いのでしょうか? 転落事故の映像を見るたびに不思議に感じています。
不思議でしょうね。しかし、新しい家は耐雪なり融雪なり対策はされています。
有難うございました。
なるほど、雪下ろし作業って私たちが考えている以上にバランス感覚が必要なのですね。
となると、命綱をつけると作業そのもが出来なくなるという事なのかなと感じました。
でも、私などは2階建ての家に住んでいますが、自宅の屋根に登るなど、たとえ命綱を付けていたとしても考えただけで足がすくむ思いがします。
やっぱり私が考えているようには、簡単じゃなさそうですね。
とても参考になりました。
No.6
- 回答日時:
他の地域はともかく、自分の住んでいる地域は、一晩で1メートルは簡単に積もります。
なので、ポールは1メートル以上の物が必要ですね。
それを屋根に付けます。
所で、あなたは「避雷針」と言う言葉をご存じでしょうか?
家の建築上、屋根にポールは元より、突起物を置かない事は当然の事です。
冬の雪下ろしの為にした安全対策で、家に雷を直撃させる事になるのだけは避けたいですね。。。
雪国ではとっくに昔から考えられていた事ですが、それでもそのような「他の問題」もある為に簡単には出来る事ではありません。
場合によっては、部屋の窓付近から、ロープを括りつけ、命綱代わりにする事もあります。
それでも広い屋根の上を歩き回るのには、ロープを長くしないと作業が困難になりますし、ロープが長すぎると下に落ちた際、意味がありません。
だから、屋根の傾斜を急にして、雪が勝手に滑り落ちる作りにするか、屋根に熱線を入れて、極力雪を溶かすような作りにするかのどちらかしかないのですよ。
それと、No,1様の回答にもありましたが、業者に頼めば、場所によっては、一回に雪下ろしが20万30万の所もあります。
今年は特に雪が多く、人手不足と言う事もあり、土建会社が工期を延長し、一人暮らしの老人宅の雪下ろしをする、と言う事態まで発展しましたが、雪下ろししても、下ろす土地が無い家は、トラックを持ち出し、それに下ろした雪を積んで雪を捨てに行く、と言う事を繰り返さなくてはいけません。
そのトラック、重機などのレンタル料、作業員の日当を含めば、それぐらい簡単にいっちゃいますね。
そんな所に住んでいる方が悪い、と言われればそれまでですが。。。
有難うございました。
私が思いつくくらいですから、とっくの昔に同じような発想があったのでしょうね。
でも、やってみれば現実的ではない、そのため雪下ろし用の命綱を固定できるような屋根の形状にはなっていない ・・・ こういう事なのでしょうね。
昔テレビで見た事があるのですが、雪国では除雪作業に対する費用が限られていて、いつ作業を始めるかの判断がとても大事だと聞いた事があります。
始めるのが早すぎると、せっかく除雪してもまた新しく雪が積もるだけで何の意味も無くなるし、と言って、判断が遅くなると市民生活に大きな障害になるし、市の担当者は大変らしいです。
多分、今年はどこの自治体も除雪の予算がパンクしているのではと思います。
雪国での生活は本当に苦労が多いと思います。
No.5
- 回答日時:
建築の専門家ではないので、以下は想像です。
屋根にポールをつけるのはアイデアとしては面白いと思います。しかし、人間の体重を支えるためには、そのポールは屋根を突き抜けて最低でも30cm程度は屋根の下に入らなければなりません。つまり、雨の水を遮断すべき屋根に、これを突き抜ける穴が開くわけです。すると雨漏りを起こす可能性があります。
雨漏りがしないようにしっかりとしたシールをしたとしても、雪下ろしをすると、50kg程度の体重で揺さぶられます。これに耐えることができるシール材があるかどうかは、私は専門家ではないので知りませんが、1回の雪下ろしで50kgの力であちらへ揺さぶられ、こちらへ揺さぶられ、とかなりのゆさぶり力(ジグリングフォース)がかかります。地面に杭を打ち込んでこれを抜くことを思い浮かべてください。何回ぐらい揺さぶったらゆるんでくるでしょうか?
このような雪下ろしを一冬の間に10回行ったとすると、これに耐えるようなシール材はないのではないだろうか?という気がします。
建築の専門家からの回答を期待します。
有難うございました。
なるほど、強度の問題が出てくるわけですね。
たしかに人間がブランブランとしたら、相当な力が加わりますよね。
やっぱり物理的に無理なのでしょうか。
No.4
- 回答日時:
仰ることはごもっともです。
発想の転換をして、
「屋根から雪が落ちるようにする」
というシステムを我が家では取り入れました。
屋根に一定間隔で穴を空けたパイプを設置し、水を通して屋根全体に流水が流れるようにしています。
こうすると、水に触れた雪が溶けて自然に滑り落ちます。
ただしこのシステムは設置、維持にお金がかかります。
水は井戸水を使っていますが、凍らないように流しっぱなしにしなければなりませんしね。
同じ集落でもこのような仕組みにしているのは我が家だけです。
雪国の住宅というのはそもそも屋根の傾斜を急にして、
自然に雪が滑り落ちるような建て方をしています。
そして昔の家というのは断熱性が低かった為、家の中を温めていると
屋根にも熱が伝わって雪が自然に落ちていたのです。
それが近年になって改築し、断熱材を入れたり屋根をトタンや瓦葺きにすることによって
雪が滑り落ちにくくなっているそうです。
屋根に上がって雪下ろしをする必要があるようになったのは割と最近のことだから、
皆備えが甘いのではないのでしょうか。
有難うございました。
なるほど、昔の家は断熱性が低かったので、雪が勝手に解けて落ちてくれていたわけですか。 たしかに考えればそうですね。
となると、建物の断熱性が高くなって屋根の雪下ろしが必要になったのは、そんなに昔の話では無いのですね。
そのため、「安全な雪下ろし作業」を考慮に入れた屋根の構造になっていない ・・・ そんな感じになっていると感じました。
屋根に取り付けたパイプから水を常時流しっぱなしにして雪が積もらないようにするのも良いアイデアだと思いますが、コストが掛かりそうですねえ。
裕福じゃない家庭では、やっぱり 「自分で屋根に登って」 という感じになるように思います。
雪国の方は、屋根に積もった雪で大変な苦労をされていると思いますが、まずは安全第一にして頂きたいと思います。 事故が起こったら何にもならないと思いますので。
No.3
- 回答日時:
元祖雪国、北海道民でございます。
業者に頼めば、降ろした雪も全部トラックに積んで持っていってくれますし、無論安全対策も万全でやりますから、業者に頼むのが一番確実なのですが、何せ値段もピンキリです。特にご夫婦だけ暮らしのご老人が多い北海道は、年金、貯えの中から払っていかなければならない。どうしても二の足を踏んでしまうんですね。で、ついお爺ちゃんが屋根に上がって雪を降ろし、足を滑らせて転落し死亡、或いは重傷という事になるんですが、問題は「慣れ」です。こうゆう方達は、毎年自分で雪降ろしをやっているので、安全対策もおろそかになりがちになるんですね。それでつい油断が生じる訳です。転落事故の殆どが、「なぁに、わたしゃぁ大丈夫だよ」という【気の緩み】です。
屋根にポールを両側に立てて、そこへワイヤーロープを張り、命綱を引っ掛けて雪降ろしする。素晴らしく的を得ていると思います。工事現場の安全帯と同じ発想ですね。では何故にそれをしないかと言うに、私が思うに、やはり費用の問題、自分なら慣れてるから大丈夫だろうと油断する気持ちの問題、があると考えます。費用も複数の業者から見積もりを出してもらえば良いのでしょうが、まずそれをしないんですね。業者も悪いんです。老人だから何も知らんだろうと思って、思い切り吹っ掛けるのが多いから、こうゆう事になるんです。それに年に何回も屋根に上って雪下ろしをする訳ではありません。冬にはせいぜい2~3回、今回の様にドカ雪ならその倍くらいですが、「そんな、年に2~3回するだけの為に・・・」というこれもまたある意味【気の緩み】ですね。そうゆうのが背景にあるんです。
有難うございます。
なるほど、お金さえ出せば、何もしないでも雪かきしてくれる専門の業者がいるのですね。
ただ、裕福じゃない家庭では「勿体無い」として自分でやってしまうと思います。
北国では昔から自分でやっていたと思いますし、何となくと言うか、いつもどおり自分で命綱などしないで、屋根の上にヨッコラショと登る ・・・
本来は命綱をしないで2階建ての家の屋根に登るなど、危険極まりない行為だと思いますが、昔からの習慣になっていて、危険性に対する感覚がそれほど無いのでしょうね。
雪国の方には油断されないよう、本当にお願いしたいと思います。 事故が起きてから後悔しても遅いと思いますので。
No.1
- 回答日時:
1メートルものポールをつけたら、逆に雪を落とすのに、非常に不便だと思います。
毎日の生活での雪落としなので、そんな面倒な事はしたくないとおもいます。
なぜ、業者にたのまないか、家の前のどうろとか、業者にたのんでも、また、落としきれない雪が
あるからみたいですよ。テレビでお年寄りが、年間2-30万円はらうといっていましたが、それでも
落としきれない、雪が沢山降ってくるそうですよ。
早速の回答、有難うございました。
たしかに、いちいち命綱をつけるなど面倒だとは思いますが、転落して大事故を起こすよりマシだとは思うのですが ・・・
実際、今年は何人もの命が失われているわけだし、言ってみれば「命がけの作業」になるわけだし。
雪国の人にとっては、命綱なんて面倒くさいという事なのでしょうか。よく理解できません。
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