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大学の心理学科はなぜ文学部なのでしょうか?
医学部と思ったのですが。。

A 回答 (2件)

大学の教員です。



歴史的な経緯からいえば、No.1の方が回答していらっしゃるように、心理学が哲学から独立したということによります。
ただし、その独立に際しては、19世紀半ばまでに先行して発展していた、生理学や精神物理学の学問的な影響が大きかったことも指摘せざるを得ませんので、「医学部の所属」というイメージは、あながち的外れではないでしょう。

こうした哲学から分離独立したという経緯もあって、旧帝国大学や、その流れを汲む有力な国立大学では、文学部哲学科に心理学専攻が置かれたため、日本では文学部に所属していることが多かったと言えます。

ただし、心理学が対象とする人間の心理・行動に関わる条件や要因には、さまざまなものがありますし、研究方法も、調査や観察、面接だけではなく、実験を用いたり、その実験もかなり生理学的な手法や、最近では、神経画像学的な技法も用いられたりしますので、欧米では理系の学部に位置づけられていることが普通のようですし、古くから心理学部として独立していたところもたくさんありました。

日本でも、最近は、心理学部や、臨床心理学部、応用心理学部などとして、単独の学部として設置されることも増えています。

蛇足ですが、文学部は、とくにこの頃、「文学」部ではなく、「文」学部であって、この「文」は人文学を意味すると説明されることが多くなっています。
人文学は、広く人間の営みに関する学問ですから、心理学もその範疇に含まれるという解釈もなりたちます。
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大学によります。


私は現在、心理学を専攻していますが、私の大学では心理学部です。
ですが、心理学は元々、哲学から派生したので文学部に該当するのかも知れません。
心理学は医学部に該当するのではというお考え、とても良いですね。興味深いです。
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