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- 回答日時:
すごく簡単に説明しますね。
荷物を平面だとリヤカーとか雪があればスノボートで運びますよね?
垂壁 それ以上だと 荷物つり上げになります。
ホールバックを使い ターポリンなどの丈夫な生地で作ってあります。
昔三大北壁単独登攀 長谷川恒男さんがダックスのザックで「吊り上げ」用のテープを縫い込んだ
モノを使用したのは有名な話です。
単独登攀なので、ザイルの末端にザックを付けたりしました。
科学の授業で「定滑車」って有りましたよね?
滑車を付けると 半分 1/4の力でモノを持ち上げる事が出来る。
そのために滑車/プーリーを使います。
しかし もろい岩場だと 支点に荷重を掛けられないとか
狭いテラス もしくは空中の壁でぶらんこに乗って
ザイルで荷物引き上げるのは無理に近いですからね。
荷物背負って上ればいいじゃんと思いますが、垂直以上の岩場で
出来るだけ身軽に上って、後から荷物を上げようと考えたモノです。
ですから 上るルート 難易度 それと荷揚げ用のボルトが打てるか
いろいろな条件があるので ホーリングシステムは使う人たちが考える
モノですね。
逆に岩場での「遭難者搬出」などの講習会に出れば 下ろす技術でいろいろな
道具 ワイヤーなども含めて使います。
将来 ヨセミテに行くとか アラスカの岩壁を登るとか
NHKの番組 山野井さんたちのフィヨルドの岩壁を登るとか
ホーリングシステムとは
ビッグウオールで使う技術道具のことを総称してるので
基本的にこれがホールシステムですとはいかないわけですね。
特別なクライミングです。
これで イメージ沸きましたか?
この回答へのお礼
お礼日時:2011/03/05 17:11
丁寧に解説してくださってありがとうございます。
こういった複雑な状況が絡んだ総称だったら、「こういうものです」みたいな説明が簡単に出てこないのも納得です。
どうもありがとうございました!
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