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植原和郞の人類の進化史(講談社学術文庫)P229に『ハウエルズの解釈によれば、これらはコイサンやニグロの集団とまったく別系統というわけではなく、むしろ、ニグロ集団の方が過去1000年ほどの間に「ニグロ化」したということである。つまり現在のニグロの特徴は、かなり新しい時代になって獲得されたという解釈である。』という一節があります。

この関係について何か触れている書籍とか、情報をお教えください。(一般に公開されている手にしやすい本が良いですが、それが難しいならば国会図書館で読める本でも結構です。大部の書籍の場合には、どのあたりということも、よろしくお願いします)

ハウエルズというのは、ウィリアム・ハウエルズ(William White Howells)のことでしょうか。かなり昔の研究のように想像されるのですが、現在も、この説は基本的に説得力が高いものとして残っているのでしょうか。
コイサンからニグロへの分化が3万年以上前で、その後、今から1000年ほどの前に急速にニグロ化が進行したということに関して、もう少し詳しい、日本語で書かれている解説のようなものを教えてください。

別件になりますが、ヒトの形質と見える特徴(身長、体格、頭髪、皮膚の色、顔面の凹凸の平板、瞼、頭骨の形状の一部)は、派生形質であって、1000年もあれば大きく変わるらしいことが、アジア人を例にこの文庫の中で説明されています。
ヒトの外見上の形質は何万年も変わらないでいるようなものではないということ、混交、混血もあって、文化が形質を変化させるということに関して、わかりやすい解説などがあったら、日本人に関してでも、中国やアジア、ヨーロッパ、アメリカ、どこに関してでも良いのですが、教えてください。

A 回答 (1件)

ニグロ化というのがバンツゥー化だとすると、


これのことですかね?
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%B3% …

ちなみに私がこの現象を知ったのは、
ジャレド・ダイアモンドの「銃・病原菌・鉄」だった気がします。
単行本なので、wikiよりは読みやすいかと。

この回答への補足

ありがとうございます。ジャレド・ダイアモンドの「銃・病原菌・鉄」を読んでみます。
まだ読んでいないのですが、とてもおもしろそうなので、期待しています。

「ニグロ化」の意味はよくわかりません。長身化や皮膚の黒光りのようなことなのかなと想像しています。
「バンツゥー化」の意味もよくわかりませんが、コイサンと異なる進化や変化が「ニグロ化」と意味しているとすると、バントゥー(Bantu)とは違うような気がしています。 コンゴイドの特徴が如実に形成されるようになったことを「ニグロ化」といっているのかもしれません。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%B3% …
コンゴ人はバントゥー系とも書いてあるのですが、、、、

なにか、追加情報でもございましたら、よろしくお願いします。

補足日時:2011/03/13 09:59
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この回答へのお礼

ジャレド・ダイアモンドの「銃・病原菌・鉄」(下)第19章を読みました。おもしろかったのですが、『コイサンやニグロの集団とまったく別系統というわけではなく、むしろ、ニグロ集団の方が過去1000年ほどの間に「ニグロ化」した』という進化あるいは変化の速度に関する記述はありませんでした。
「銃・病原菌・鉄」(下)第19章は、コイサンとピグミーの生活差、バンツー語諸族の内いくつかの部族(?)がコイサンを駆逐する形で拡散したことなどは興味深かったです。 ただ、遺伝的形質の差やその変化の速度、各形質と時代との対応などについては、残念ながら記載がありませんでした。
ニジェール・コンゴ語でも、バンツー語の系統と非バンツー語の系統があるらしい図が掲載されていますが、どこで区別をつけているのか、生物的に/遺伝的形質の差があるのかなどの、私にとっての関心事には触れられていません。
人種の差というか、頭髪、皮膚色、体毛、身長、その他の身体的特徴で、遺伝するものが、どのくらいの期間で変質していくのか、ある特徴が卓越して人種・民族(?)の特徴になるような傾向を作る成因は何なのかなどについて、触れている書籍などありましたら、お教えください。

お礼日時:2011/03/13 15:20

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