重要なお知らせ

「教えて! goo」は2025年9月17日(水)をもちまして、サービスを終了いたします。詳細はこちら>

電子書籍の厳選無料作品が豊富!

オゾンホールができるのは、フロンガスなどが原因とよく聞きます。 どこで聞いたのか 覚えてないのですが 「スペースシャトルの出入りとか 人口衛星の発射などもオゾン層の破壊の要因となっている」という話は本当ですか?

A 回答 (1件)

オゾン層は非常に薄い(概念的には数十センチから数メートル)ので考えられないことではありません。

むしろ一時的には影響があると考えるのが普通です。

もしかしたら固体燃料ロケットに使用される燃料から出るハロゲン類も影響しているかもしれません。ハロゲンというのはフッ素や塩素、臭素などの元素のことで、性質が非常に良く似ているため、オゾンに対して塩素がするのと同じ反応をすることが予想できます。フロンガスは塩素化合物ですが、農薬や塗料の添加剤として使われていた臭素化合物についてもオゾン層破壊物質に指定され、規制が行なわれています。

ちなみに主にオゾン層を破壊するのは、紫外線によって分解したフロンガスから出る塩素です。CFCやHCFCと呼ばれる種類のフロンガスには塩素が含まれていて、オゾン層のある近辺に上っていくと、その強い紫外線によって分解されたフロンガスから塩素が発生し、その塩素がオゾンを破壊します。

ロケットというのは広い空からしたらちっぽけな物体かもしれませんが、オゾン層破壊の厄介なところは、オゾン層の破壊で透過しやすくなった短波紫外線がさらにフロンを分解してそれがまたオゾンを壊すという悪循環に陥ることです。もともとオゾン層の薄かった南極や北極に出来たオゾンホールが一時急激に拡大したのもそのせいだといわれています。小さな影響でも必ずしも無視できないと思います。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

詳しく説明してもらい、本当にありがとうございます。数か月気になってたことが少し晴れました。 燃料から出る物質のことは考えてもみませんでした。ありがとうございます。

お礼日時:2003/09/23 07:14

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!