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ウランの核分裂でプルトニウムができると記述されていました。核分裂で使われるのはウラン235です。なぜ分裂して質量数が4も大きいプルトミウム239ができるのですか?

A 回答 (1件)

原発の原子炉で、エネルギーを生み出す核分裂の元になるのはウラン235ですが、燃料棒中のウランのうち、ウラン235は5%ぐらいしかありません。

残りはウラン238です。
このウラン238がプルトニウムの元になります。

まず、ウラン238に中性子が一個入るとウラン239になります。
(原子番号=陽子数は92のままで、原子量=陽子数+中性子数が一つ増えて239に)

そして、ウラン239がβ崩壊することでプルトニウム239になります。
(β崩壊によって、原子核の中の中性子が陽子+電子になるので、原子量はそのままで
原子番号=陽子数が一つ増えます。原子番号92のウラン239からβ崩壊2回で、原子番号94のプルトニウム239に)

http://goo.gl/ajD8V
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この回答へのお礼

さっそく回答ありがとうございました。大変よく理解できました。

燃料の中に核連鎖反応を起こすウラン235は意外に少ないのですね。もっと多量に濃縮されていると思っていました。 ウラン239が2回 β崩壊してプルトニウムになるということも新しい知識でした。プルトニウムの原子番号が92というのも知りませんでした。

お礼日時:2011/04/16 23:19

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