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β+崩壊は放出するのが陽電子で原子番号Zは1減るが質量数Aは変わらない
β-崩壊は放出するのが電子で原子番号Zは1増えるが質量数Aは変わらない、とのことです。

なぜ電子を放出する事がZが1増える事になるのですか?同様になぜ陽電子を放出する事がZが1減る事になるのですか?それらがどうして陽子数の増減に結びつくのか関係性が理解出来ません。

またどちらもAが変わらないのは何故ですか?この崩壊のどこで中性子数の増減が出てくるのでしょうか
どなたか教えて下さい。

A 回答 (3件)

 ベータ崩壊では、



   中性子 → 陽子 + 電子

になります。電子の質量は、陽子・中性子の約1/1800ですので、電子が飛び出して原子核の正電荷は1つ増えますが、質量はほとんど変わりません。
 ということで、

・原子核の正電荷は1つ増える → 原子番号Zは1増える
・質量はほとんど変わらない → 質量数Aは変わらない

ということになります。

 同様に、ベータ+崩壊では、

   陽子 → 中性子 + 陽電子

になります。陽電子の質量は電子と同一で陽子・中性子の約1/1800ですので、陽電子が飛び出して原子核の正電荷は1つ減っても、質量はほとんど変わりません。
 ということで、

・原子核の正電荷は1つ減る → 原子番号Zは1減る
・質量はほとんど変わらない → 質量数Aは変わらない

ということになります。


 「原子番号」や「質量数」の「数」にばかり着目するのではなく、実際に何が起こっているのかを考えれば理解できると思います。
 
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この回答へのお礼

とても分かりやすかったです。
有難うございました。m(__)m

お礼日時:2015/01/26 19:04

既に答えが出されていますが、ポイントは、陽子が中性子に変わっても、逆に中性子が陽子に変わっても、質量数は変わらないこと、ただし、原子核の総電荷が変わるので、原子番号が変わる、ということです。


放出される電子も陽電子も、原子核(のそれぞれ中性子または陽子)からというのがミソです。
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>β+崩壊は放出するのが陽電子で原子番号Zは1減るが質量数Aは変わらない



β+崩壊は,陽子が陽電子と電子ニュートリノを放出して中性子になる現象なので,原子番号Zは1だけ減ります.

>β-崩壊は放出するのが電子で原子番号Zは1増えるが質量数Aは変わらない、・・・。

β-崩壊は,中性子が電子と反電子ニュートリノを放出して陽子になる現象なので,原子番号Zは1だけ増えます.

質量数は,陽子と中性子の数を合わせたものなので,β±崩壊の場合は変化しません.

詳しくは,下記のウィキペディアをおご参照下さい.
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%BC …

以上です.
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