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素人の単純な疑問です。
深い意味はありませんので、皆様の思うまま気軽に答えて下さい。
(科学的に答えたい方もそれなりに。)

絶滅危惧種は何故保護しなければならないのですか?

地球環境は日々変化しています。
人間による外的作用が一番の原因でしょうが、それが無くても変化が有る事は変わりません。

環境の変化に伴って生きられる生物も変わって行くのは自然だと考えますが、何故サポートしてまで現種を残すのでしょうか?
必要性はどこに有るのでしょうか?

実は深く考えている訳ではないので(何となく思っただけ)、簡単に回答して頂けると助かります。

A 回答 (4件)

生態系が変わってしまします。


例えばツキノワグマ、結構農作被害が大きくて見つけたらすぐ猟友会とか出てきて
射殺とかってなるけど、ツキノワグマの主食は主に木の実とかで、ヒグマなどと違って
狩猟は基本しないけど山の死肉も掃除してくれるし、
それがいなくなったら山は動物の死骸だらけ
南アルプスだってシカの食害が酷いけど、日本オオカミが存在していればちゃんと
バランスとれていたでしょう 天敵いませんから

この回答への補足

生態系が変わる事は悪い事ですか?
長い時間の中では、生態系が変わる事も自然だと考えられませんか?

補足日時:2011/04/19 10:33
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この回答へのお礼

お礼遅くなり申し訳ありません。

生態系‥ですね‥
TVでもこの事に付いては良く報道されていますが、結局は生態系を崩す事は人間が生きづらい世界に繋がる‥って事ですよね。

人間も滅びるならそれも又良し‥なんて言ってられませんかかねぇ‥やはり現実問題として‥ですよねぇ。
(私は白け過ぎているのかも。)

回答ありがとうございました。

お礼日時:2011/04/26 02:35

生命の進化とは、いかなる“強い種”の創出でもなく、地球に降り注ぐ日光が輻射によって再び宇宙に還って行くプロセスに於ける、生態系としての多様化=地球上の熱容量(物質循環量と速度)の増大だと言えます。



地球上の生態系の本質は、日光によって励起された化合物の合成(光合成=植物)と分解(消化=動物)の連鎖反応です。
植物が成長(合成)するためには、二酸化炭素と水、窒素などの、化合反応の材料が必要であり、動物抜きの分解(紫外線による分解や大気中の酸素による酸化)より、動物による能動的摂食と生化学反応的酸化による、高速の分解の方が、有効なのです。

生物は、エントロピー増大に抵抗して、成長したり、増殖したりして、エントロピー減少しているように見えます。
しかしそれは、生物にしても、社会的な要素にしても、「開放系」だからです。
生物は、自分のエントロピー増大を新陳代謝するために、環境のエントロピーの低い物(食物、燃料)のエントロピーを増大させて放出(排便、廃棄)する事で、環境も含むトータルな閉鎖系におけるエントロピー増大を加速しています。

それでも、生態系全体の進化は、エントロピー減少だと言えますが、それも太陽の核融合というエントロピー増大の一環である、「日射>光合成>摂食>消化>酸化>輻射」という一時的な地上の熱滞留としての、開放系ゆえのもので、結果的にはエントロピー増大を加速するものです。
先にあるのは太陽光=植物による光合成であり、動物はその有機物の分解を加速して植物の光合成の原料にする(物質循環の加速)ための寄生的な存在に過ぎないのです。

そこにおいて、単独の種で“強い”ということに本質的な意味はなく、多様化による恒常性と適応力のバランスこそが肝心なのです。
恐竜は、太古の環境に適応して巨大化・強力化しましたが、環境の変化に適応できず絶滅しました。
環境の変化への適応力は、しばしば特定の環境に適応した特殊化に相反し、環境変動に適応して生じる“次世代の主役”は、前の時代の主役に追われて隅っこに追いやられていた原始的種から生まれる場合が多いのです。
バクテリアに追われて熱水域に生き延びた好熱菌がつくった核をつくり、多細胞生物となったように、あるいはカンブリア紀の大爆発において殻もトゲもないピカイアが逃げるために脊索をつくって、内骨格生物となったように、恐竜と哺乳類も同様、人類発祥の地・アフリカから寒冷地に追いやられた白人も同様。
全く新しい進化は、特定の能力を競い合って惰性的進化をしている“強者の群れ”の中では起き得ないのです。
生態系の多様性を奪うことは、そうした可能性を奪うことなのです。
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この回答へのお礼

お礼大変遅くなりました。
申し訳ありません。

私には少々難しくて‥何度も何度も読み返させて頂きました。

最後の数行で少し理解出来た様な気がします。

生物の進化・発展の為には、(ストレスとなる)多種多様の外的エネルギーの影響が必要不可欠‥と言う事でしょうか?。

そうであるなら、確かに保護の必要性&重要性は納得出来ます。

そこまで考えが至りませんでした。
勉強になりました。

丁寧に説明して下さり感謝致します。

ありがとうございました。

お礼日時:2011/04/29 16:55

>>絶滅危惧種は何故保護しなければならないのですか?


別に保護しないといけないと決まっているわけではありません。
保護すべきと考える人、保護したいと考える人、保護することで利益が得られる人、様々な人たちの思惑の結果、実際に活動する人たちが保護しているわけです。
ただ、どのような種であっても、学術的には重大なデータとなる可能性がありますし、大衆の環境保護教育的な意味合いもありますね。


>>生態系がかわることは悪いことか

はい。人間も生物である以上、現代の生態系に適応していますので、生態系が大きく変われば巡り巡って地球環境が激変し、人間社会に多大な被害がでる可能性があります。
また、野生の自然は非常に生産性が高く、うかつに開発するよりも経済効果は何倍もすぐれているという試算もされています。
さらには優れた遺伝子資源はバイオ系の技術においても重要と考えられています。

まあ、身もふたもない言い方をすれば、生態系の維持や環境保護は利益があり、なおかつ、おろそかにすると多大な被害が出る可能性がある、ということです。
身近な例で言えば、今ミツバチの保護が急募とされています。
というのも、今世界中でミツバチが巣に帰ってこない奇病が流行っており、農業に重大な影響を与えています。欧米などの大規模な農業では、花を受粉させるのは飼育されたミツバチに依存しており、ミツバチに異常があると、農産物の生産量に被害が出るのですね。日本だと感じないでしょうけど、海外の農業では結構深刻な問題になっております。
こんな時、その病気に影響を受けない種類のミツバチが野生に存在し、農業に利用できれば問題を解決できますよね。
それそのものミツバチはいなくても、その遺伝子を研究すれば病気に抵抗性がある農業用ミツバチを開発できるかもしれない。
そういう意味で野生の遺伝子的多様性は大きな資源なのです。経済的な意味でも、学術的な意味でも。
卑近な言い方をすれば、貴方が毎日ご飯をお腹いっぱい食べられる社会の維持に役立ちます。



まとめますと、
環境の維持は人間社会の維持に重要であり、絶滅危惧種の保護はその一環、というところですね。
とある漫画で、「死にたくなければ環境保護しようぜ」というフレーズが出ていましたが、まあ、極論するとそういうことですね。
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この回答へのお礼

お礼遅くなり申し訳ありませんでした。

う~ん、やはり詰まる所は人類の存亡ですか‥それしか無いですよね、人類が考える事は。

今頭の中を「資源」「利益」「遺伝子」等の言葉が渦巻いています。

蜜蜂の話はTVのドキュメンタリー番組で見ました。
蜜蜂が消えている為植物の受粉がされず、農作物が出来ないと‥。

これを見ると、確かに保護の必要性、重要性が実感出来ますね。

でも、ここでちょっと疑問が。
人間に有益な動植物の保護は納得出来ます。
ならば今、保護指定されている動植物は人間にとって有益な物ばかりだと言う事でしょうか?
保護するには何らかの理由がやはり有るからですよね。

有るトーク番組で「地球の為には人類は滅びた方が良い」と仰有っていた学者さんがいました。
この言葉にも頷けますけど‥現実問題‥存亡に賭けますよねぇ。

ありがとうございました。

お礼日時:2011/04/29 16:42

>絶滅危惧種は何故保護しなければならないのですか?<


そうなんだよね、>環境の変化に伴って生きられる生物も変わって行くのは自然です。<
そのとうりです。
だから、人間が将来絶滅しても、地球には、何の影響もないんですよ。
むしろ、いないほうが、いいのかも。

私たちは、人間だから生きるために環境に変わってほしくないのだと思う。

>何故サポートしてまで原種を残すのでしょうか?<
これも人間のためだろうね。
人間に有用な動物、植物、医薬品を遺伝子組み換えで作ろうとするとき、
まず細胞の分化全能性をかんがえなければいけないでしょう。
分化全能性(全分化能,英語ではtotipotency)は,個体を構成するさまざまな種類の細胞のどれにも分化することができる潜在能力である。動物でも植物でも,すべての細胞の起源となる受精卵は,明らかに分化全能性をもっている。次の受精卵につながる生殖系列の細胞も,分化全能性を保持しているとみなされる。問題はそれ以外の体細胞の分化能力である。
植物においては,体細胞が分化しても,必ずしも分化全能性は失われない。
動物の場合は,1個の体細胞から個体を再生する,というような荒技は基本的に不可能である。一般には,初期発生の間に個々の動物細胞の分化能力は次第に限定され,分化全能性は失われるとされている。

以上のことから、植物について考えると。
野生種(Wild species)
栽培種が改良される前の、野生のときのままのもの。また、全く改良されていない植物のことを言う。改良種(交配種)に比べると、花や果実が貧弱だったり、花の色がくすんでいたり、花付きがまばらあるいは一時期しか咲かないなど、改良種に比べて劣る部分が多いが、丈が低く、野趣に富んでいることから、原種を愛好する人もいる。国外の草花でも、原種やそれに近いものは山野草として流通する例もある。チューリップの原種は、花は小さいが、花弁が非常に長いもの、葉に模様があるなどのものがあり、また、シクラメンの原種は鉢物になっている園芸種に比べて丈夫で、香りのあるものもある。バラの原種は、四季咲き性こそないが、花も立派で豊か芳香を持つものがかなりある。また、一般に栽培種より様々な悪条件に耐える性質が強く、そのため、これをあらためて品種改良の素材とする、あるいは交配親とするなどの例もある。一般に、品種改良は、その過程で特定の性質のものだけを選び出すため、原種の持つ遺伝子の多様性を著しく失う傾向がある。そのため、新しい性質を求める場合には原種から探すのが効果的な場合も多い。

らしいから、原種が必要なんだって。
聖書でもノアの箱舟に乗るのは、人間だけでないから、人間は生きるためには、昔から、
他の生き物が必要だと考えていたんだろうね。
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この回答へのお礼

お礼大変遅くなってしまいました。
申し訳ありません。

丁寧な説明をして頂き感謝します。
お陰様で良く理解出来ました。
納得です。

結局は人間の為なんだけれど‥全ての動植物、延いては地球の為に繋がる‥当たり前と言えば当たり前の感覚なのかも知れません。

地球で人類が滅びてしまっても、それはそれでいいじゃないか、自然に任せよう‥なんて訳にはいかない訳ですね。
て言うか‥ここまで発展してしまったら後には引けないですよねぇ、人類としては。

ありがとうございました。

お礼日時:2011/04/29 16:16

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