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No.5
- 回答日時:
#3です。
神が宇宙を創ったのだとすると
神は誰が創ったのでしょうか。
神はそれ自体で存在するとするなら
宇宙にも同じ事が言えないでしょうか。
これは江戸時代に新井白石が呈した疑問ですが
キリスト教は、まだ答えていないようです。
そうですね、宇宙と神との関わり・・・となりますと
物理的宇宙論から宗教的宇宙論にまで広がっていくように思われます。
誰にも真実は分からない、というのがごく一般的見解ではないでしょうか。
あえて可能性として申し上げるならば・・・
遠い昔、釈迦が悟りを開く直前の瞑想の中において、自らの輪廻の姿のみならず、この世界の幾多の成立破壊の実相を見たと仏典に記されています。
そして、悟りを得てその真実を説くべきか否か迷っていた時に、創造神であるブラフマンの勧請により教えを説く事にした・・・とあります。
この記述は、宗教的境地の最高位を、創造神が釈迦に譲った事をも意味していると思われます。
創造神が釈迦に大きく譲らなければならなかったほどの真実とは、釈迦が悟ったといわれる「縁起の法」を、最高の真理として認めたという事になるのでしょう。
「縁起の法」から見れば
宇宙とは、正に広大な縁起の世界なのでしょう。
始めも無ければ、終りも無いという、無尽縁起と表されています。
生滅転変、生々流転の様が実相なのかもしれません。
こうした縁起観から宇宙を見た場合には、唯一の創造神とされるものでさえ絶対とは認められないとされたのでしょう。
また、「三界」という仏教ならでは宇宙観がありますが、こちらになりますと物理的のみならず精神的な面も含めた宇宙観としての広がりが感じられます。
仏教の顕教では、縁起観による無我の実相までですが
密教になると、宇宙の究極の実在とその働きも説かれてきます。
宇宙の究極の実在とは、創造神ではなく、絶対の真理そのものとされているようです。
いわば神のレベルを越えた真理ともされるようですが・・・
整理しますと
神の存在も絶対ではない、神も宇宙も含めて、絶対の真理の顕れだという事になるのでしょう・・・(この辺の意見は叩かれる事を期待してをります 笑)
最後に、絶対の真理に参入したと思われる方の一文をご紹介しましょう。
余りにも有名な、空海の般若心経秘鍵の一節です。
行々として円寂に至り、去々として原初に帰る
三界は客舎の如し、一心は是れ本居なり
ここでいう、原初なるものが絶対の真理をさすものと思われます。
神も宇宙も含めたすべてが絶対の真理の顕れである、としたところに仏教の中の密教としての特徴があるように思われます。
しかしながら、こうした主観の構築においては、体験を抜きにした事は危ういものであり、また有り得ないものでもあるように思えます。
空海のこの一節が、正に体験を物語っているものとして長らく受け止められてきたようです(凄いといえば凄いのですが・・・)
科学的観測に基ずく物理的宇宙論が正しいのか、創造神的宇宙論が正しいのか、仏教的宇宙論が正しいのか・・・・・私にも大変興味があるところです。
それでは。
No.4
- 回答日時:
映画のコンタクトの原作を書いた人ですよね。
サイコップの創設者だそうで、サイコップってのは、摩訶不思議が大好きで、中途半端な詐欺で人と騙す人が許せず、嘘を暴いてきたお方で。
摩訶不思議をこよなく愛する人。
で、宇宙のついて研究をしてきた理由も、絶対に人間を超える知的生命体がいると願っているから。
その者を探し出そうとしてきたわけだが、とうという探し出せないいまま没。
スターゲートってアメドラも壮大なスケールで、この原作者も絶対に宇宙には人間をはるかに越える知的生命体がいると願っている人だと思う。
人間は知らないものはイメージできない。
ただし、元を材料にして組み合わせて新しいものを作ることができる。
ここがコンピュータと違うところ。
で、スターゲートの物語は、古代エジプトの神話が登場しており、古代エジプトで神とあがめられたものは実は宇宙人で、、、というのりだったような。
これと同じものとしてプレデター VS エイリアンがある。
人間はエイリアンの卵を植えつけられて、体の中で育て、エイリアンの子は人間の肉体を栄養にして育ち、やがて体を食い破って出てくる。 その神の子を宿すために生贄がささげられてきたってストーリーだったような。
考えてみれば、人間は遺伝子という設計図の乗り物。
遺伝子を寄生させて未来に運んでいっている。
この遺伝子には意思というものがあるのかはわからないし、何をしようとしているかなども目的不明。
ただ、みらいえいごうに存在し続けようとする宿命を持っているだけのような気もするが、生物に寄生するってやり方は確かに知能を持ったかのように一見思える。
ただ、これならバクテリアだってそうだしウイルスだって宿主を殺さず共生関係になり、繁殖を続ける。
どこかで信じられない何かが、知られるのを別に待ってはいないと思う。
意思というものは無いと思う。
万物の法則のことなら、万物の法則はエネルギーみたいなものなので、生命体じゃあない。
宇宙にはたくさんの太陽系があるかもしれないとされている。
でも、万物の法則でいけば、進化の度合いが一定のルールなら、例え他の太陽系でまかりまちがって地球と同じ環境の星ができたとしても、進行速度は同じだと思う。
人間はマクロが苦手。
本当なら今頃は人々は海外旅行ならぬ宇宙旅行を楽しんでいるハズだった。
しかし、人間はマクロが苦手だったので、結局 一時期急激に進んだかのように見えた宇宙計画は、失速してしまった。
逆にミクロは得意なので、内に内にと目を向けるようになった。
もし、他の太陽系があったとしたら、やはり同じ運命をたどるわけで、永遠に両者は相手の存在を知らないままで終わると思う。
ここに巨大惑星が地球の周辺を通過したら、月も影響を受けて軌道が変われば、地球の軌道も変わっていく。
そうなると、今のような地球環境じゃいられなくなり、他の太陽系の住民とコンタクトをとることなく、一瞬で滅びてしまう。
生きているうちだけ 夢 を見れる。
死んだら夢みることもないので。
>どこかで信じられない何かが、知られるのを別に待ってはいないと思う。
>人間はマクロが苦手だったので、結局 一時期急激に進んだかのように見えた宇宙計画は、失速してしまった。
逆にミクロは得意なので、内に内にと目を向けるようになった。
失礼ながら大変に面白く読ませていただきました。
カール・セーガン自身の持つ主観が、ごくあっさりと否定されてしまう事も自然だと感じました。
まあ、あまり子供の夢を打ち砕くのも大人げない感じもしますが・・・
今頃、人類の証を刻んだ無人探査機が宇宙の暗闇を漂流しているわけですが
誰かがこれを拾ってくれたならという思いはあってもいいのではないでしょうか。
グレン・グールドのバッハはやはりいい、宇宙的音楽にふさわしい、などと思ってくれたのならうれしいのですが・・・
ありがとうございました。
No.3
- 回答日時:
アインシュタインも似たようなことを
言っていますね。
「宇宙には何か意思があるように思える」
おそらく何も無いのでしょうが。
偶然の積み重ねに、無限に近い時間が加わった宇宙を
観察した結果、種々の法則性が見いだされたので
そんな感じになるのだ、というのが事実では
ないでしょうか。
宇宙飛行士も言っていました。
「宇宙に出たら神の存在をはっきりと感じた」
「で、その神とは?」
「勿論、キリストの神だ」
神の方程式は美しい・・・
万物創造の神の方程式は美しい・・・
偶然ではなく神の意志によって宇宙は造られた・・・と
法則は神であり、神の法則によって宇宙は造られた・・・という思い
これらは物理的宇宙の中において生命が生まれたとする、唯物的な観点から
その不可知的要素を神の創造によるものとした主観とも取れるものです。
神の存在を宇宙的な一つの命題とする事は受け入れられと思いますが
始めから結果ありきで、主観を築いてしまう事には危険があるのではないでしょうか。
主観は自由であっても、それのみが真実だとは誰も言えないのです。
宇宙という広大さの前に、人の持つ主観とは、ただの小さなつぶやきに過ぎないもののようにも感じられます。
No.2
- 回答日時:
「信じられない何か」と言うならば、その最たるものが、
この「現実」である。
我々が“普通”と受け入れている、この多様で多彩な日常
こそ、137億年の宇宙の進化(物質進化~生物進化)を
内包した、奇妙なものだと自覚すべきである。
その自覚化によってこそ、根源的無において、その潜在的
認識可能性(時間=経験)に対する、時空仮説(空間=予測)
の相補分化としての『日常』が納得し得るのだ。
この「現実」と『日常』・・・ですね。
お答えから思い浮かぶ事があります。
アポロ宇宙飛行士が月に行って、そこから青い地球を見た時の感概です。
「私は月を見にきたのではなく、地球を見にきたのだ」・・・と
地球という奇跡の惑星を、です。
信じられない何か、とは驚くべき何かでしょう。
この地球上の「現実」と『日常』も視点を変えれば、正にそうしたものともなりうるのです。
大きな意味での客観視もまた冒険であり、宇宙の旅でもあると言えるのでしょう。
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