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正岡子規の短歌、
・くれなゐの 二尺伸びたる 薔薇の芽の 針やわらかに 春雨の降る
について教えてください。

特に「二尺伸びたる」はどの名詞を修飾しているのでしょうか。候補は、薔薇と芽だけれど、二尺って60センチです。だとすれば、それが修飾しているのは、芽(茎や蔓の意がある)でしょう。でも、茎が紅色って考えにくいです。

ではと思って、「くれないのバラの芽(蕾)」だと考えると、「二尺伸びたる」のがどこを修飾するかわからなくなってしまいます。

それならと思って、「くれないの」を枕詞だと考えてみるけれど、枕詞の「くれないの」は普通、「色」や「あさ」にかかるのだから、ちょっと無理があります。

正岡子規って、写実主義の歌人だったから、たぶん答えがあると思うのです。文法的に、どうしたら整合性がつくのか、教えてください。

A 回答 (11件中11~11件)

私は 「二尺伸びたる薔薇」 だと思います。


「くれなゐの」 で始まり 「薔薇の芽の」 で 「の」 が3つ重なって、とてもやわらかに音がハモッている。
でも、まさか 「二尺伸びたる薔薇の その芽の」 とはできないでしょう。それだと散文になってしまう。
「くれなゐの」 は 私は 「薔薇の芽」 を形容していると思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。次のようなことになりそうですね。
・くれなゐの→芽(=薔薇の蕾)
・二尺伸びたる→薔薇(という植物全体)
しかしAとBと形容詞が並んでいたら、普通は同じ名詞を修飾するのではないですか。文法的に可能か教えていただけませんか。音がハモッているというのは、本当にそうだと思いますけれども。

お礼日時:2011/04/26 15:40

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