これ何て呼びますか Part2

リーマンショック以降、経済の低迷が続いて、ますます貧富の差が大きくなっているように感じます。お金持ちは、今あるお金を他の人に貸す事で、どんどん資産が増える仕組みになっています。どうしてこのような世界になったのかという疑問を感じます。

世界には一日の食べ物が満足に得られない人がいます。
生物の多様性が失われ絶滅していく種が増えています。
人間の可能性が広がりすぎて、自制が効かず、地球環境を破壊しつつあります。

色々問題はありますが、一番身近な生活を営む方法の基礎として、貨幣を交換媒体とした資本主義経済があり、この元にたって、必要な物資を調達しています。
小さなコミュニティを基調とした自給自足生活スタイルがいいのではないかとも思います。

資本主義経済に対する納得できる批評記事、これからの人間生活の仕組みがどうあるべきかのヒントが書かれた文献、ホームページなどがありましたら、教えてください。

A 回答 (2件)

現在、福島県の中心部にいる人々が、原発からの低線量被曝を受けています。

国からの避難指示が出されません。
それは国の官僚たちが、福島県の大人や子供の命や健康よりも、マネー(賠償金額を低く抑えること)を大切にしているためだと思います。そんな国家公務員たちの価値観は狂っているように思います。

文献でもホームページでもないのですが、アプリケーションソフトについて考えます。
資本主義を取り除きうるアプリがあるか、ありうると思います。
アメリカでスマートフォン向けのアプリが開発され、それはボランティアマッチングとか、対価と労力を個々人で交換するアプリとかであるらしいです。
生活に必要な仕事をアプリによって示し、また同時にその仕事の報償(有償でも無償でも)を示し、そして他人がアプリを通じて申し出てその仕事をし、対価を得るという仕組みです。対価をゼロに設定すればボランティアが成立しますから、人々の無償の仕事が増え、人々の仕事がすべて無償になれば資本主義が超克されると思います。
そうしたアプリを日本でも開発し利用して、対価をゼロつまり無償のボランティアにすることによって、
価値のある、生活に真に必要な労力やモノやサービスを、個人的にも集団的にも提供しあうような社会にすれば、資本主義の軋みを取り除けると思うのです。
ソフトバンクの孫さんなどにそういうアプリを開発・配布して欲しいと思います。あるいはサイトでも良いと思います。そういう無報酬のシステムをまず作り、それを人々が利用することを望みます。

マネーよりも人を大切にする社会に生きたいと思います。金のための労働ではなく、純粋に人や社会のために働ける方が喜びになります。経済の実質は貨幣という紙屑ではなく、一人一人の労力なのですから、労力の需要と提供のマッチングを、そのアプリを使ったり、または使わなかったりする中で営めば、マネーという貧富のバランスに欠いた世界にするための道具から、人々が解放されるような気がしてなりません。

またすでにある資本主義を脱している集落に、ヤマギシ会、アーミッシュなど、そしてキブツというシステムがあるらしいですが、非資本主義的だったキブツに資本主義が帰っている理由は、そのキブツが国家という枠組みを超克していないためだと思います。マネー、国家(国境、国際)、そして企業間の隔たりと、ヒエラルキーを取り払う必要があると思います。それらはセットになって人々を争いと搾取の状態にとどめ続けるものだと思います。
今後は国家やマネーを相手にせず、人々が相互に地味な生活を紡ぐために、個々のモバイルとアプリによって必要な労力を示しあい捧げあうような社会が良いと思います。福島の人々を救わない非人道的な吝嗇システムを脱し、見返りを求めない仕事を皆がする中で、社会が築かれ、支えあう状態に変わるべきです。
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この回答へのお礼

大変、興味深いお話をありがとうございました。

福島の避難命令を明確に出す事は国として、最低限やらなければならないことだと思いますが、責任逃れをしたいためか、前向きな進展が見られない事は大変残念な事です。この事は、社会システムのどこかに欠陥がある事を示しているのではないかと思います。大変優れた首相であれば、建設的な対策を打ち出す事ができたのでしょうが、凡庸であるがゆえにシステムに埋没し、危機に対し力を発揮出来ない状態になっていると考えています。

サービスを提供し、対価をもらう事の欠点は、報酬に相当する責任をまっとうする義務が生じる事ではないかと思います。無償で提供するものであれば、個と個がつながり、影響を及ぼしあう関係が単純化され、たとえうまく働く事が出来なくても、本当に困っていれば、助けてくれようとした人に対し感謝するし、勇気をもらえるものだと思います。


また、資本主義を脱した生活を実際に行っている団体がすでにあるとは、初めて知りました。驚きです。特にヤマギシ会などは、宗教活動というスタイルではないようで、実際に行動する中で、よりよい生活が何であるのかを常に考え続けているように感じました。

お礼日時:2011/05/28 12:47

チャーチルは資本主義は最悪なシステムだが、他のシステムよりはましというなかなか示唆に富んだ言葉を残しています。


資本主義に対する疑問として、

竹森俊平『資本主義は嫌いですか』
また、
ラジャン、ジンガレス『セイヴィングキャピタリズム』
貧困に関しては、
ジェフリー・サックス『地球全体を幸福にする経済学』

もしくは、新たな方向性として北欧型とよばれるようなシステムがあります。

ただし、資本主義であろうと共産主義であろうと豊かな国を作るという方向性は変わりません。
ただ、そのための手段が異なるというだけです。
貧困であれ、環境破壊であれ、物質的な豊かさを求めれば必ず生じる問題です。

ですが、個人であれば生き方を選ぶことは出来ます。

仕組みを変えるのであれば、国全体を変えることになり、これは非常に政治的な課題であり無理というのが私の考えです。
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この回答へのお礼

仕組みを変えるのは自分も難しいと思うので、この違和感というか疑問をきっかけに、どういう形態がよかったのかを考えていきたいというのが趣旨です。

この中で、特に経済を超えた方向性を示してくれそうな「地球全体を幸福にする経済学」に興味を持ちました。手にとって読んでみる事にします。

ただの交換媒体であった貨幣がどうしてこのような大きな力を持つようになったのか、限度を超えた所有というものがあるような気がします。

参考になりそうな書籍を紹介して頂き、ありがとうございました。

お礼日時:2011/05/23 22:10

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