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資本主義と自由主義経済の違い教えてください

A 回答 (5件)

実質的には同じものです。

ただし、見方の角度が違います。

資本主義
「資本」を投下することによって、利益を得てその利益を資本にしてまた利益を得る経済の事を言います。
資本はお金の場合がほとんどですが、土地を持っている人ならそこにアパートを建てて利益を得ることもできます。

このような「資本」を元手に利益を得る行動を各自が行い、それによって経済が形作られるのを「資本主義」と呼びます。

自由経済主義
一言でいえば「誰でも自由に制限なく経済活動ができる」主義です。世の中のすべてのモノがお金で買える(もちろん命は買えません。念のため)し、それを誰も制限しない、というのが自由経済主義です。

これは資本主義にとってもっとも大切な概念で「資本を投下するのに、貴族なら許可されるが、平民だと許可されない」のでは、資本投下と利益について歪んだ経済になってしまうので、資本主義を支えている大原則が「自由経済主義」ということになります。

なので資本主義と自由経済主義は同じ経済構造の別の見方であり、ついでにいえば、自由経済主義を支えるためには「各個人の権利が平等である」ことが重要になるので、資本主義を支えているのは民主主義である、ということになります。

だから資本主義=自由経済主義=民主主義で、現在の先進国(またはOECD諸国)の社会制度を様々な見方で見た時にそれぞれの言い方になるのです。
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この回答へのお礼

分かりやすかったです。ありがとうございます。

お礼日時:2019/11/06 20:59

riririnnさんの質問履歴がみえないし、質問文も短いので、質問の背景が推定出来ません。


一つの一連の文章中に、「資本主義」と「自由主義経済」の熟語が書かれていたのでしょうか。そうした場合は、その語の前後を含めた文脈の中で、その熟語をどのような意味で使っているのか、また二語ないし三語を使い分けている観点を推定するのが、違いを理解するにも、観点を理解するにも大事です。

「資本主義と自由主義経済の違い」と質問されるからには、「資本主義」と「自由主義経済」に、似た要素あるいは、同じ観点/カテゴリーでの大きな近似のようなものは感じているのでしょう。

それに、日本語の複合語には「前部=修飾や限定などの役割」「末尾部=対象して見ているモノそのものを表す語」という一般ルールがあります。
その観点でいえば、「自由主義」と「自由主義経済」とは見ている(着眼している)対象が違います。 「資本主義」と「自由主義」とは見ている(着眼している)対象が同じであって、その対象は「主義」です。 「主義主張」という語は、「前部=修飾や限定などの役割」「末尾部=対象して見ているモノそのものを表す語」という一般ルールで解釈する語ではないとも解することはできますが、「主義に基づく主張」をいうのであって、「たまたま今強く言い張っていることなどは、主義主張とは言わない」と解する方が良いかもしれません。 
で、「主義」という語は、{① 持ちつづけている考え・方針・態度など。「それが僕の主義だ」「完全主義」「菜食主義」 ② 思想・学説・芸術理論などにおける一定の立場。イズム。「実存主義」「自然主義文学」 ③ 特定の原理に基づく社会体制・制度など。「資本主義」 }と、いろいろに使われます。 ②の例にある「自然主義文学」と「自然主義経済」は言葉が似た構造のように思えます。 ③の例にある「資本主義」は、①や②が「考え・方針・態度、思想や学説などの立場」を指すのとは、③はだいぶ違っていて社会体制・制度」となっています。
「経済」という語についても、{① ㋐人間の生活に必要な財貨・サービスを生産・分配・消費する活動。また、それらを通じて形成される社会関係。㋑金銭のやりくり。「わが家の経済は火の車だ」 ㋒費用や手間のかからないこと。倹約。「弁当を持っていくほうが経済だ」、② 《「経国済民」「経世済民」の略》国を治め民を救済すること。政治。「事業を為して天下を―するは、豈に政府に立のみに止らんや」}と、これもいろいろに使われます。 「自由主義経済」という語の場合、①㋑や①㋒の意味で「経済」は使っていないでしょう。 「自由主義経済」という語を、②の「政治」の意味で使っているということは考えられます。 例えば、誰かの権威や重要さ伝統、地位などで国・民を治めるのではなくて、個人や各団体の自由な考え・方針・態度などで経済活動をすることを基本にする国・民の治める政治制度という理解もできます。 ① ㋐でも、「誰かの権威や重要さ伝統、地位などで国・民を治めるのではなくて、個人や各団体の自由な考え・方針・態度などで、"人間の生活に必要な財貨・サービスを生産・分配・消費する活動"、また、"それらを通じて形成される社会関係"」という理解も、可能です。 どのような意味を持たせて、「自由主義経済」という語を使っているのかは、該当の文章などの全体を見ないと分からないことが多いです。 会話で、ポコっと出てくるようなときには、その発言者の日常を知らないと、推定が難しいです。 また同一人でも、場面場面で同じ語を使って、違う意味を持たせていることもあり、結果として、異なる3通り、4通りの語が実質同じ内容であるということも、けっこうあります。

「資本主義」の語も、実に様々な使われ方をしています。
~~~~ 例えば、次の記事では https://zuuonline.com/archives/185002  ~~~~
ハーバード大学政治研究所が2016年3月、18~29歳の若者3183人を対象に実施した調査では、51%の回答者が「もう資本主義は支持しない」と回答 。「資本主義を支持する」若者は42%、「自分は資本主義者だと思う」 若者は19%に留まった。
若年層が資本主義に反発感をいだく傾向は今に始まった話ではない。しかし金融危機直後の2010年でさえ、世論調査で反発心を示した割合は38%だったというから、単純に判断すると年々資本主義への反発心が強まっていることになる(アメリカン・エンタープライズ公共政策研究所2010年5月19日付記事)。
なぜ資本主義を厭う若者が増えているのだろう。回答結果を収集したアナリストのザック・ラストベーダー氏は、資本主義のもつ意味が時代とともに変化した点を指摘している。資本主義は1947年~1991年の冷戦時代に育った世代にとって「ソビエト連邦や全体主義からの自由」を象徴するが、冷戦を体験していない若い世代にとっては、今なお世界経済に深い傷を残す「世界金融危機」を意味する。
~~~~~~~ 「資本主義」の語がまた変化しつつある例  https://www.dhbr.net/articles/-/6186  ~~~~~~
米国財界ロビー団体のビジネス・ラウンドテーブルが「企業の目的に関する声明」で株主資本主義との決別を宣言したことに代表されるように、いま資本主義、ひいては大企業や政府に対する信頼が大きく低下している。ビジネススクールはこれまで、資本主義の根幹を支える人材を数多く輩出してきたが、自分たちの存在意義を問い直し、既存のルールをつくり直せるリーダーの育成に力を入れるべきである。
 資本主義と大企業への信頼が低下している。最近の調査では、大企業を「大いに」または「極めて」信頼していると答えた米国人は、わずか25%だった。また、50%が、大企業が社会に影響を持ちすぎていると答えた。
 この傾向は、特に若者の間で顕著である。18~29歳を対象にした2018年の調査では、資本主義を肯定的に見ている若者は半分以下だった。最近では、どうやら「時代精神に起きていることに反応して」、大企業の経営者約200人が、「株主価値」の最大化だけでなく、すべてのステークホルダーの利益を考えることを誓った。
 こうした信頼低下に対して、これまでスタンフォード大学を含むほとんどのビジネススクールは、倫理や社会起業家精神、インパクト投資、慈善活動に関するプログラムや科目を増やすことで対応してきた。そこには、社会問題に対して、民間部門がよりよい解決策を提示すべきだというメッセージがあった。
 だが、このやり方に効果はないだろう。ビジネススクール(とりわけ米国のビジネススクール)は、みずからを市場資本主義の中心に据えて、世界経済の実績を決定するマネジメントとバリュエーションのテクニックを教えてきた。資本主義への信頼回復を助けたいなら、ビジネススクールは民間部門を超えて、政府が資本主義システムを機能させるうえで果たす役割を認める必要がある。
 これは「市民マインドのリーダーシップ」を受け入れることを意味する。個人と企業と政府の相互作用に関する総合的な理解にもとづき、企業活動と市民活動を実践する方法だ。そこで重視されるのは、よい統治メカニズムの重要性であり、資本主義と市場経済が、その約束を果たせるシステムをつくることだ。
~~~~~~~~~~~~~資本主義の語が使われている引用 2例 終わり ~~~~~~~~~~~~~~~~
上記引用の末尾には、「そこで重視されるのは、よい統治メカニズムの重要性であり、資本主義と市場経済が、その約束を果たせるシステムをつくることだ」との文がある。 この文の前には、「市場資本主義」と「資本主義システム」も使われている。

単独に 四字熟語、複合語をポコッと取り出して、その異同を見極めるということは、意味的には出来ません。
ポコッと取り出して比較できるのは、文字数や文字の違いくらいです。

1960年代、1990年代、2010年代では、資本主義とか、自由主義経済とかの語を使って文章を書き、解説をし、主張を展開している人が、その語でイメージしている内容が違っている可能性は高いです。

高校生も、学校の勉強や試験関連で、資本主義という語を知ろうとすることが多いようです。 これも、時代によって、あるいはその語を使用している集団によって、意味が異なるのだということを一緒に教えた方が、誤解が起こりにくく、試験でもミスをしなくなることが多くなるように思います。 ただ、言語能力が低いと、説明が複雑になったら、混乱を増すだけになります。
https://kou.benesse.co.jp/nigate/social/a13s0402 …

質問する場合は、出来るだけ、疑問に思ったことの背景などが分かるようにして下さると、回答者は助かると思います。
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資本主義というのは、生産手段を資本として私有する資本家が、


労働者から労働力を商品として買い、
利潤を得る経済構造。
生産活動は市場メカニズムによって運営される。

自由主義経済とは、市場を通じて財・サービスの取引が
自由に行われる経済のこと。

つまり、自由主義経済の一つとして、資本主義経済がある、
ということです。

じゃあ、資本主義経済以外に自由主義経済が
あるか、といえば理念的にはあるんでしょうが、
現実には無いのかもしれません。

そうなれば、これは実質的には、同じ意味、という
ことが可能です。
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前者は、自己の利益の最大化を仕組みに動く市場経済のあり方です。

後者は、社会主義のような生産から消費までの行政管理による経済ではなく、神の見えざる手、すなわち民間マーケットの気ままな動きに任せ、社会と国家に富で潤す、放任経済を指します。
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こんばんは。



これを理解するには、大学の経済学レベルの知識が必要かと思われます。
私は、法学部出身なので「確定回答」はできませんが、私なりの「回答」を心掛けます。

恐らく、
(1)「資本主義」は、勿論、経済学の範疇でしょうが、それと同様に「政治学(政治体制・法学)」の要素が多分に含まれると思われます。

(2)「自由主義経済」は、経済学のカテゴリーだと思います。

(1)は冷戦時代(20世紀)、西側陣営を「資本主義陣営」と呼び、東側陣営を「社会共産主義陣営」と言う言い方をされました。
ですので、どうしても、イメージとしては(1)は「政治学(政治体制・法学)」との感覚が強烈に残って居ます。

20世紀後半、東西ドイツは統一。ベルリンの壁は、取り壊されました。更に「社会主義の勇」であった「(旧)ソヴィエト社会主義共和国連邦・(現)ロシア」は、
解体され、21世紀にかけて「選挙」も実施されるようになり「書記長制から大統領制へ移行しました」。

アジアでは、「中華人民共和国」が、現在に至っても「中国共産党の一党独裁」を堅持し、中国数千年の歴史上「選挙」が行われた事は一度もありません。
「毛沢東(元)国家主席(故人)」は「文化大革命」で大失態。

以後、引き継いだ「鄧小平(元)国家主席(故人)」による「改革開放路線(政治体制は、中国共産党の一党独裁。しかし、経済は全国一律に国営企業だったのを、徐々に、民間企業の商取引を認める政策を打ち出します。これが改革開放路線なのです)」は、大成功・・・!!

後の後継者である、「江沢民(元)国家主席」、「胡錦濤(前)国家主席」、「習近平国家主席」に就任後、中国は、日本の経済力を抜き去り、アメリカに次ぐ、世界第2位の経済大国に急成長しました。

この「中国式の政治経済国家体制」は、世界でも稀なケースであり、しかも、世界第2位の経済大国となりました。
これは、「鄧小平(元)国家主席(故人)」が、現れず、ずるずる「文化大革命」を続け、思い切った「改革開放路線」に、大きな舵を切らなければ、今の中国は無かった可能性が高いと思われます。


例えになってしまいましたが「自由主義経済」とは、この「改革開放路線」がスタディーケースになるのでは無いかと考えます。但し、中国は政治面では「独裁国家」なので、我々「西側陣営」の本来の意味での「自由経済主義」とは、異にする事となるでしょうが・・・。
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