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プルードンの「財産とは盗みである」という主張との関わりで
資本主義的搾取の「正当性」についてみなさんの意見を聞きたいと思っています。
いかなる意味で「正当」なのか、あるいは「不当」なのか詳しく聞かせててください。
お願いします。
また、もしこういった内容が詳しく載っているHPをご存知でしたら教えてください。

A 回答 (3件)

(こんなことはご存知でしょうが)プルードンはマルクス系の人とは異なった立場ではありますが、社会主義者として分類される人です。



ですから、当然に資本主義に対して否定的であり「財産とは盗みである」というような主張をするわけです。かつまた「搾取」という言葉はそこに価値観が入っていて、「不当に利益を得る」というようなニュアンスが含まれています。つまり、この用語をそのまま使うのであれば、「資本主義的搾取」は不当であるという結論しかでません。(なぜなら「不当に利益を得ることは不当である」という同語反復だからです)

今度は逆に、この「搾取」という言葉を「利潤を得る」という言葉に置き換えれば、今度は資本主義の立場になりますから「正当」な行為と言うことになります。

プルードンに限らず、社会主義という思想は19世紀ヨーロッパにおいて、資本主義経済が発達してきたことで労働者(無産市民)たちの生活が苦しい、脅かされているという認識を持ちそれを経済の立場から何とかしなくてはならないという思想です。つまり、生産手段を私有せず、社会の共有のものにすることにより、労働者たちの向上と経済的平等をめざそうとするものです。

この立場を是とするか非とするかで正当にも不当にもなるというのがご質問に対するお答えです。
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この回答へのお礼

返答ありがとうございます!
プルードンは社会主義者だったんですねぇ・・・
お恥ずかしいですが知りませんでした。

「搾取」にもそんな価値観が含まれているとは・・・
まだまだ勉強不足で、正直目からウロコ状態です。
とても参考になりました!
本当にありがとうございましたm(_ _)m

お礼日時:2003/09/26 23:52

「財産とは盗みである」強烈な言葉ですね。


詳しくないので、自信はありませんが、プルードンのこの言葉は、主に「エンクロージャ」に対する批判ではないでしょうか。
「資本主義的搾取」は、マルクスの労働価値説に基づいていますから関わりは薄いのではないでしょうか。
もちろん、労働価値説はマルクスが始めたわけでは有りませんし、時代的には接近していますから、プルードンが「資本主義的搾取」を認識していなかったとは断定できませんが、やはり関係は少ないのではないでしょうか。

資本主義的搾取の正当性ですが
「正当な搾取」など語義矛盾ではないでしょうか。
だれも、人を搾取する権利を持っていないし、だれも人に搾取される義務はありません。

もっとも、「不当」=「違法」ならば、#1さんの仰る通りでしょう。
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この回答へのお礼

返信ありがとうございますm(_ _)m

私も、初めてこの一説を目にした時スゴく衝撃を受けました!
「何で財産が、盗みなんだ?自分のもので盗んだものではないんじゃないか・・・。」
などとバカみたいなことを思ったりしたものです・・。
本当にお恥ずかしい限りですが(^-^;)
#2さんのご意見からも「搾取」という言葉のもつ価値観を再認識させていただいたわけで。
確かに、「正当な搾取」など矛盾もいいところですねぇ。
とても参考になり、且つ勉強させていただきました!
ありがとうございました。

お礼日時:2003/09/27 00:03

違法性が無ければ


正当なのではないでしょうか
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この回答へのお礼

わざわざ返信ありがとうございました!

お礼日時:2003/09/26 23:47

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