これ何て呼びますか

皆さんご存知の君が代ですが、「さざれいしの巌となりて苔のむすまで」と、あります。
どう言う意味でしょうか。さざれいしとは「小さな石」というような意味だったと思いますが、それが巌となるとは?
一体何を示しているのでしょうか?

それとこの君が代の歌詞は述語がありません。君が代は苔のむすまで何なんでしょうか?
お暇な時で結構ですので、ご解答お願いします。

A 回答 (8件)

「さざれ石の巌となりて」のさざれ石は「小さい石」、


巌は「岩+穂」の意で「高く突き出た大きな石」と広辞苑にある。
穂の形で、そびえ立つ巨岩というイメージであろう。
しかし小さな石が、巨岩に成長するなどというのは、
非科学的ではないか?ということを言いたいのですね?

実はさざれ石とは学名
「石灰質角礫岩(かくれきがん)」と言い、
伊吹山のふもとで産出し、
岐阜県の天然記念物に指定されている。
石灰石が雨水で溶けると、粘着力の強い乳状液となる。
この乳状液が2億年以上にわたって地下に浸透し、
小石を互いに凝集させ巨岩に成長させる。
この巨岩が河川の浸食作用で地表に露出したのが
さざれ石である。

文徳天皇(在位850―858年)の皇子惟喬親皇に仕えた
藤原朝臣石位左衛門は、この地でさざれ石を発見し、
「これは珍しい石、目出度い石である」と見たまま、
感じたままを、詠んで奉った歌が
 わが君は干代に八千代にさざれ石のいわをとなリて
 苔のむすまで
の一首である。
都では「見かけぬめずらしい石であリ、秀歌である」
として、この歌は「古今集」(巻七賀の歌)に採録された。
石位左衛門は名のある人ではなかったので
「詠み人知らず」とされた。

「我が天皇のお治めになる此の御代は千年も万年も、
小石が大きな巌となって苔の生えるまで、
いつまでも続いてお栄えになるように。」というのが、
「君が代」の意味。
戦前の天皇制国家において、国家主義思想を徹底させる
必要から、学校教育を通し普及させられた歴史をみれば、
天皇制国家を讃える歌であることは明白です。
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歌の読まれた当時は,もちろん今のような地質学的な知識はなかったわけで,素朴に「人も生き物も成長するのだから,小さな石もだんだん大きく成長するのだろう」程度の感覚で詠まれたものではないでしょうか。


jj3desuがテレビでご覧になった説は,ずいぶんうがった見方ですね。言われてみればなるほどそういう読み方もできるのかと思いました。

述語は,「さざれ石が巌となって苔が生えるほどの長い間,続いてほしい」「続くことだろう」あたりが省略されたと思います。

以下,細かい話になりますが,造山運動のメカニズムを「地向斜の形成→厚い堆積層の成長→隆起に転じる→造山帯ができる」と見るのは一世代前の考え方で(高校の地学の教科書には十年くらい前まで載っていましたが),現代の地質学ではプレートテクトニクスの考えを取り入れたものにかわってきています。
地向斜とは,大陸の周辺の海底が何らかの理由でどんどん沈んでいき,その沈んだところに,周辺の陸地からもたらされた砂や泥などの堆積物がぶあつく(1万m以上)たまるというものですが,海底がそんなに沈みつづけるのは無理だと考えられるようになりました。
従来の説は現在の地質学では古典的造山運動説と呼ばれたりします。
大陸周辺で堆積作用が盛んな場所という意味合いでは今でも地向斜という語を使う人はいますが,その生成のメカニズムは別の考え方(プレートの運動によって海底の堆積物が大陸側に押しつけられていった)が中心になってきています。

さざれ石が巌になるプロセスを地質学的に正当化しようというのなら,なにも造山運動まで持ち出さないほうがいいんじゃないなかあ>rei00さんの紹介なさったサイトの人
(まあ,ここのサイトは「天皇陛下を敬おう」というアピールが中心のようなので,地質学のあまり細かいことは気にしていないのかもしれません。)
地表に出ている岩石は,雨風にさらされたり,温度変化による膨張・収縮を繰り返したり,植物の根の成長など,さまざまな要因で風化・侵食されていきます。
そうやって一旦細かく砕かれた岩石は,主として水の流れにより,低いほうへと流れていき,海底や川底にたまります。
たまった土砂は,長い年月(数十万年以上)の間に,お互いの粒子同士が密着し,また水中にとけている炭酸カルシウムなどの成分が接着剤の役割をして,徐々に固まっていきます。
こうやってできたのが堆積岩と呼ばれるグループです。(礫岩はその一種)

もし地質学にこじつけるとしたら,このあたりが無難かなという気がします。
(さざれ石を伊吹山産の石灰質角礫岩に限定する説は初めて聞きましたが,仮にそうだとしても,それが巨岩になるプロセスは上のとおりです。)
昔地質学を専攻していたので一応「経験者」にしておきます。
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天皇の御世は永遠に続く の意味なので、述語は続くですね。



私が以前TVで見たのは
小さな石が大きく育って苔が生える・・・訳はなくて、だからこそ永遠に終わりがないという意味だと習いました。

その前までは、小さな石が成長して大きくなるのは時間がかかるので長い間続くだと思っていましたが、このTVの説も説得力あるような気もしますし、ひねくれてる気もします。

ともあれ、ず~っと続くということで。。。
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お二人の回答されている通りですが,「君が代」の歌詞についての解析が書かれているペ-ジを参考 URL にあげておきます。

御覧下さい。

なお,このペ-ジによると,「さざれ石」は、細かい石のことで,さざれ石が固結した岩石を礫(れき)岩というそうです。つまり,さざれ石は巌になるのだそうです。


で,もう少し詳しく言うと,

大陸の周辺に地向斜という細長い海ができ,そこに大陸から運ばれてきた小さな石(さざれ石)が堆積を続け,何千万年という長い間に圧力で固結して岩石となる。そこが地殻変動で隆起して山脈となる。・・・

という一連の現象が地質学の造山論の骨子だそうです。


で,「君が代」は科学的にみて,現代の地質学の理論に不思議なくらいピタリと合っているそうです。

参考URL:http://www5a.biglobe.ne.jp/~jisso/
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中学の頃、学校の先生に聞いた話は、


この歌では、石も生きていて成長し段段大きくなっていく。
石が巌になるまで大きくなるには、とても想像できないくらい長い時間がかかると。
そして、この歌の意味は、君の命がさざれいしが巌になるまで続きますようにと言うことだったと思います。
また、ここで言う、君の解釈はいくつかあったようです。
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小さな石が集まって、大きな固まりになり、こけが生えてくるほどの長い期間、という意味です。


それほどの長い期間、君が代は続く、という、支配者をたたえる歌です。

これを、左翼系の人も多い教師たちに歌わせようというのだから、国家というのは面白いものです。
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「さざれ石」は「小さな石」のこと、「巌」は「巨岩」のことです。


時がたつと小さな石が巨岩になるか否かはともかくとして、
「さざれいしの~むすまで」は「非常に長い年月」を意味します。

省略されている述語は、「続く」もしくは「続け」という意味の
解釈でいいと思います。わが君の統治が長く続かんことを、の意ですね。
ちなみに「万歳」も近いです。
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細かな石が大岩となるまで、と言う意味で、


そんなことは有り得ないので「永遠に」と言う意味です。
(いや、本当は有り得ないワケじゃないんですけど、本題からそれるので省略)

省略されている述語は「続く」です。
よって、「天皇の支配する世の中が未来永劫続いていく」と言う内容になります。

何でこの歌を実質的に国歌としていることに抵抗を感じないのか理解に苦しむなぁ...。
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