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先日、ナイロンの燃焼試験を行ったのですが、燃やしたときに茶色い液体が出て、髪の毛を燃やしたような臭いもしました。
この茶色い液体と、においの原因となった気体は具体的にどのような物質なのでしょうか。
教えてください。

A 回答 (2件)

1)ナイロンにも色々種類がありますが、ナイロン66(一番古い工業製品1940頃)を選択すると、


2)ナイロン66はモノマーのH2N(CH2)6NH2(ヘキサメチレンジアミン)とHOOC(CH2)6COOHを重縮合させたもので、 (ーCO(CH2)6CONH(CH2)6NHー)の化学構造を持つ
3)燃焼させる反応は非常に複雑で、その条件で、その燃焼プロダクトは変わってきますが、成分として、モノマーのヘキサメチレンジアミンが主として、それにこのジアミンは不安定ですので、その酸化物も色々、それに単量体の HOOC(CH2)6CONH(CH2)NH2 とその酸化物、アジピン酸もでます。
二量体の HOOC(CH2)6CONH(CH2)6NHCO(CH2)6CONH(CH2)NH2 とその酸化物も、3量体とその酸化物、などなど複雑です。アミン系の酸化物はこげ茶色です。
4)臭いは非常に難しく、小さい分子、ユリア、アミンの酸化物で、ナノ グラムでも臭います。
5)いい実験ではありません。
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この回答へのお礼

大変参考になりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2011/06/22 19:53

ナイロンはポリアミドですのでその分解物ですが、細かく調べた人は居ないでしょう。


なぜなら、お金にならないから。
なお、髪の毛にはケラチンが含まれておりイオウ分があるのでもう少し複雑な臭いになります。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2011/06/22 19:53

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