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中国の骨董市で買った太古の壷、レプリカだとしても持ち出し規制に抵触するんでしょうか?

先日、北京の藩家園旧貨市場で古物らしき壷を購入しました。故宮の陶磁館で見て一目ぼれした新石器時代の物と見た目同じもので、レプリカでもいい、部屋に飾りたいという思いから手が伸びてしまいました。お店の人はしきりに本物だと言っていましたが。

中国は1795年よりも前の古物の国外持ち出しが禁じられています。これはレプリカであっても昔のものっぽく見えたら、引っかかってしまうのでしょうか?
また、今は日本に帰っていますが、あまり大っぴらに購入したことを他人に言わない方がいいでしょうか?法律に触れるような気がして・・。1度骨董商に見てもらって100%偽物だと判明したら、話してもいいのか、と迷います。
ただあちらの陶磁器鑑定の本を見ると、宋より古い時代の物は載っていないから、専門家に見てもらうまでもなく偽物と決め付けていいかなとも思います。

以上思慮判別のない?2つの質問となりましたが、答えやアドバイスお待ちしています。

A 回答 (4件)

ご質問3つですが実質2つですか。


1.レプリカだとしても持ち出し規制に抵触するんでしょうか?
2.レプリカであっても昔のものっぽく見えたら、引っかかってしまうのでしょうか?
3.大っぴらに購入したことを他人に言わない方がいいでしょうか?

■1&2.について。
・中国の「文物出入境審査管理弁法」2007-07-13
 http://www.lailailaw.com/Article-Look-id-310.html
       上海来来法律事務所掲載日本語版
       注:文中の 出境=出国 入境=入国
第8条に持ち出し審査対象品
-美術品、-資料、-現物、-作品 と書いてあります。
 ・・・美術品と作品が模倣/複製を含むか否か不明です。
第9条持ち出す人は事前に申請し審査を受けること。
第11条審査結果の文物出境許可証を以って通関可。
審査で許可されない場合、持ち出し人の要求で再審査し、文物複製.模造製品証明を発行できる。
・「文化財海外持ち出し審査基準」に関する通知(仮訳)
                文物博発(2007)30号
   在中国日本国大使館訳
   別添:文化財海外持ち出し審査基準
 http://www.cn.emb-japan.go.jp/consular_j/joho070 …
規制対象物は芸術的価値、科学的価値、社会的影響などであり、模造、模倣、複製について触れていません。
⇒ レプリカだとしても持ち出し規制に抵触する場合があると解釈すべきです。レプリカであっても昔のものっぽく見えるか否かではなく、上記第6条の資格を有する審査員が基準に抵触するか否か、かつ第10条の人員複数名の合意による判断です。

■3.について。
購入かつ審査無申請つまり内緒で持ち込んだものが本物で社会に知れた場合、中国側には日本での捜査権はありません。余程の価値ある品だと、政治レベルに上がる可能性は無しとしません。
なお、それなりの品で中国政府が事実を把握した場合は、公安の要注意人物とされている可能性があります。あなたが中国再訪時には.....。
⇒ 他人に公言することの是非はご判断ください。

■ご質問以外のこと。
*「購入価格は6千円未満です。もう少し値切っても良かったかも・・。」について。
気に入ったものがその値段で買えたのですから良しとしましょう、交渉力次第ではその半分までは値引きます。理由は、贋作だからです。贋作は仕入れはただ同然、いくらで売るかが売り手の才覚です。本物の古い壷ならば、藩家園でも本物は値引き以前に価格が2~3桁違います、2000年以前は稀にありましたが、今は事実上ありえません。
*以前は本物が流通していたのはなぜか。
文化大革命時に古典古美術歴史的建造物が、公共物・個人所有物を問わず破壊破棄の憂き目に会いました。開放政策以降庶民がそれら古物の市場価値に目覚めたことで、放置されていた物品の回収・拾得・窃盗を通して闇市場に出始めました。文革中に苛め抜かれて生活苦に陥っていた知識人の一部も、何とか隠し持っていた先祖伝来品を手放したようです。なぜ、鬼市とも呼ばれた時期の藩家園旧貨市場に出したのでしょうか。
闇市場に出すメリットの第一は、正常な市場が形成されていなかったこと、第二は、二重為替レート。
為替の経緯詳細は省きますが、中国は外国人の観光やビジネス用に、一般に流通している人民元RMBとは別に、外貨と交換できる紙幣外貨兌換券FECを発行していた時期(1981~1994)があり、実質上為替の二重レート制が存在していました。外貨兌換券は然るべきルートに流れれば、日本円や米ドルに交換できるので、同額面でも流通価値が高いと同時に、この兌換券でないと購入できない輸入品などもありました。闇市場に付き物の闇外貨の流通は事実上あったわけで、¥や$を直接受け取る業者も当然あります。
中国語です.「中国文物黒書」
 http://bbs.artron.net/thread-1759228-1-1.html
  藩家園旧貨市場1981年頃からの実情報告です。
  かつて本物が豊かな時期にも、本物は10%台?だった。
  同時期の、海外持ち出しの方法なども。
  外貨問題は触れていませんが。

■現在は個人所有のものでも、本物は売るルートがあります。模倣品(中国語の倣古)でも価値の認知された職人の作品は、然るべき経路で市場に出ます。倣古は模造品とは異なり、社会で認知された芸術品ですから、入手するにも結構高価です。

■すべからく、裏づけをお求めの様子なので、建前を書きました。古物市場で400元程度の買い物で、公安が動くほどでしたら、余程つきがあったということです。
骨董品の真贋は、専門家の、それも本当に!信頼できる人の鑑定を受けない限り、自分の判断です。美術品はご自分が気に入ったものが一番素晴らしいのです。大事にお楽しみください。
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この回答へのお礼

非常に詳しい説明、ありがとうございます。

「贋作」と「レプリカ(模倣品)」ではその意味するものが違うのですね。
勉強になりました。
藩家園では新石器時代風の?同じような陶器を売っている店が、10くらいありました。需要があるんでしょうか・・。
私のように手を出す外国人は少ないかと思うので、中国人が買うのでしょうか?

私は5000円位で購入しましたが、彼らはもっと安値で購入して、他所に流しているのかもしれませんね(苦笑)

お礼日時:2011/07/16 21:59

ANo.3です


「同じような陶器を売っている店が、10くらいありました。需要があるんでしょうか・・。
私のように手を出す外国人は少ないかと思うので、中国人が買うのでしょうか?」

・ご推測の通り、業者間取引があるそうです。
・個人客は、外国人客が売り上げ面で圧倒的ではないでしょうか。日本、韓国人が圧倒的に多いそうです
・商売人は上海、香港をはじめ国内の買い付け人もかつては多くきたようです。
・中国人が模造品/模倣品承知で外国人への贈り物に買います。
・中国人は翡翠の飾り物(魔除け)が好きで、田舎から来て北京で働いている若い人は買いに行きます。きちんとした社会人の需要はいかがなものでしょうか。前述の贈答用以外は存じません。
・同じような品物は沢山有って、サイズも模様も同じだと、模造品の証拠みたいなもの。
・早朝に行くと、きれいな陶器を土/砂でこすって古代色を出しているのを当たり前の様に見かけました、客待ちしながらやっているのです。それは幾らかと聞くと、古い本物だからxxx元だと平気な顔で言います。商売はこうでなくてはいけない!この数年ご無沙汰で直近の様子は分かりません。
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それは、間違いなく「本物」です。

あまり大っぴらに購入したことを他人に言わないで、静かに鑑賞してください。

中国当局の手入れがあることはないので、ご心配なく。

この回答への補足

返答ありがとうございます。

「本物」という事と、中国当局の手入れはないという事の理由をおっしゃって頂けると助かります。

向こうで見た骨董本に、明時代の陶器で販売価格300元というのがありました。

補足日時:2011/07/14 11:03
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購入値段がお幾らか知りませんが何も心配いりません2万パーセントレプリカです。

この回答への補足

返答ありがとうございます。

購入価格は6千円未満です。もう少し値切っても良かったかも・・。
博物館の売店によくある陶器のレプリカは結構高額だったりするので、妥当かもしれません。

また、「2万パーセント」という根拠を言ってもらえると参考になります。

補足日時:2011/07/14 10:58
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