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撮影後にソフト上で補正や修正等の加工を加えたものでも本当の作品と考えていいのでしょうか?

仕事でイラストレーターやフォトショップを少々さわっている者で、プライベートでデジイチを始めたばかりのカメラ初心者です。
カメラを手にしたので、Webの写真コンテストや写真共有サイトの作品を拝見するようになりましたが、どれも素晴らしい作品ばかりで、撮影者さん方の努力と技術力の高さには驚かされる事ばかりです。
自分も技術と知識を磨いて満足できる画像を撮っていきたいと思います。

でも若干疑問も感じつつあります。
発表されている多くの作品は、PC上で多少の補正や修正、加工を施しているものが多いようですが、
例えば、フォトショップ等のソフトを使えば 例え携帯カメラで撮ったような画像でも芸術的な絵に仕上げる事ができます。
白紙の状態から太陽や海や空の表現を作り上げる事もできます。

高価なレンズ等の機器を揃え、高度な知識と技術 そして忍耐などを駆使して撮った作品と、ソフト上の机上で創作した作品との境界(というか、認識の区別)は皆さんどのようにお考えでしょうか。

自分が満足できれば、実際にカメラで撮影したものでも、ソフトで作り上げたものでも構わないと思うのですが、
公に発表するものについては一定の区別が必要なのではないかと、ふと感じてしまいました。

極端に言うと、ソフト上で補正や加工を加えたものは本物ではないのではないかという思いがあります。
基の素材にわずかな加工を加える事で、より印象的な作品に仕上がる事になるとは思いますが、先に書かせて頂いた通り、ソフト上で大抵の事はできてしまうためです。

うまく表現できずにすみません。
まじめにお答え戴ける方のみよろしくお願いしたいと思います。

A 回答 (13件中11~13件)

他の方のお答えにもありますがフォトショップの多くの機能はフィルムカメラ時代からある撮影時、現像、プリント時のフィルターや技法のようです。


撮影時のフィルム、レンズ、を選び特殊フィルターを使いわけ
特殊フィルター、ハーフグラデーションフィルター、アオリ
http://www.marumi-filter.co.jp/film/03.html#so
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/item/2007/10/1 …
http://www.komamura.co.jp/lecture/lecture06.html
(一般的なCPLフィルターも解釈によっては特殊フィルターですね。)
多重露光も
http://photozou.jp/photo/show/138850/17889790

プリント時にフィルムでも明暗、色調、コントラストの調整はしています。
覆い焼きこみと言ってフィルムでも部分的な明暗の調整も可能です。
http://www1.odn.ne.jp/~suga/enlarge/p_yaki.html
フィルム2枚を重ねれプリントし画像を合成することも出来るようです。

「写真」と言う文字から「真実を写す。」と言う印象を受けます。
「写真を撮る」は英語だと「take a picture 」ちょっとおおらかですね。

はたして真実とは?
光で考えれば
日中の太陽光で撮れたように色温度5500Kにホワイトバランスをとることが真の色でしょうか?
http://www.olympus.co.jp/jp/support/cs/DI/QandA/ …
ストロボやレフの使用は邪道でしょうか?

作者の表現したいものが作者の「真実」ならば何でもありでしょう。
ただし、一般的な写真と勘違いされない為には
ある程度の補正内容は発表した方が良いかもしれませんね。

携帯電話のカメラ機能で撮るか、高級カメラ・レンズで撮るかは作者の選択でしょう。
12色の色鉛筆やクレパスで描くか、高級な油絵や日本画の画材でで描くかと同じでしょう。
道具や材質で作品は評価しないでしょう。
評価の高い作品のほとんどは能力のある人が撮影し、能力のある人の多くは高級カメラ・レンズを使っていますね。
プロは立場上高級カメラ・レンズを使わざるえないようです。

余談
以前コマーシャルフォトのプロカメラマンが「デジタルカメラはちょっと古いカメラを使っているとお客に指摘される。」とぼやいていました。
そう言えば「フォトショップは初めは便利だと思ったが、お客になんだかんだ修正するよう指示されるようになり撮影後の仕事が増えた。」と言った話しもありました。

書いていて思いました。
化粧は本人の表現ですね。
補正下着、シークレットブーツ、整形・・・・
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この回答へのお礼

>作者の表現したいものが作者の「真実」ならば何でもありでしょう。
ただし、一般的な写真と勘違いされない為には
ある程度の補正内容は発表した方が良いかもしれませんね。

そうですよね。
明暗、色調、コントラストの調整程度なら「全くの偽り」では無く、おっしゃる通り 素材に化粧を施す事で作品をより引き立たせる事になる事と思います。

>書いていて思いました。
化粧は本人の表現ですね。
補正下着、シークレットブーツ、整形・・・・

おっしゃる通り、
このような疑問を投げかけたのも、
例えばモデルのコンテストに化粧は必要でも、人形や機械などを参加させて同等に評価するべきかどうかという思いからでした。

参考になるアドバイスどうもありがとうございました。

お礼日時:2011/09/03 20:01

絵画を例にとってみましょう。



19世紀、カメラが発明される前は写実主義が主流。写真のようにありのままを正確にキャンバスに描く絵のこと。

それに対し、印象派というモノは陰影や動きの変化などを絵画でいかに表現できるかということを強調したモノで、それ以外の描画は大胆に省略したりすることも当たり前。


写実主義はカメラの発明によって衰退していきましたが、印象派とか新古典主義、ロマン派の絵画は現在でも芸術作品として有名なモノが多く残されています。

「写真」というのは、それら芸術絵画の延長であると言ってもかまわないと思っているので、補正や適度な修正は問題ないというのが私の考え。
フィルム写真でも覆い焼きとか、モノクロなら印画紙の号数を変えたり、焼き付け時間を変えたりして同じ写真でも印象がガラッと変わるプリントにすることも可能でしたからね。

現在のフォトレタッチソフトの写真加工機能(フィルターのことではありません)はフィルム時代のテクニックが元になっているモノが意外にも多いのです。知らない人にとっては意外かと思いますが、知っている人にとっては当たり前のこと。

コンテストには応募要項に条件が書かれており、どの程度の補正・修正までなら許されるかなどが記述されていることがあります。
その範囲内であれば作品として認められると言うことですよね。



もう少し:芸術の歴史について勉強し、視野を広くすれば発想も柔軟になり、新しいジャンルを開拓できるようになるかもしれませんよ?
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という格言もあるんですから・・・

とは言え、写真で印象派の絵画のような表現をするのにレタッチソフトで大胆に加工するのは好みません。
やるんだったら陰影で表現するように工夫するのが筋だとは思います。
そのうえで、作品を台無しにする(些細な)箇所を目立たなく消すくらいならアリ。

だから、写真に「本物」とか「偽物」というのはナイト考える。
あるとしたら、自分でシャッターを切らずに、人の作品をパッチワークのように繋げたモノをじ゛ふんの作品のように発表したモノが「ニセモノ」と言ってもいいのかもしれません。
元となった写真の撮影者・権利保有者全ての了解を取っているのならそれはそれで1つのジャンルであり作品である。ことも認められる場合もあるでしょうけど・・・
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この回答へのお礼

>「写真」というのは、それら芸術絵画の延長であると言ってもかまわないと思っているので、補正や適度な修正は問題ないというのが私の考え。

私もそのように思っており、納得もできます。

>コンテストには応募要項に条件が書かれており、どの程度の補正・修正までなら許されるかなどが記述されていることがあります。
その範囲内であれば作品として認められると言うことですよね。

要項に記載があれば何の問題もありませんね。

>「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という格言もあるんですから・・・

アドバイス身にしみます。
どもありがとうございます。

お礼日時:2011/09/03 19:52

作品と言う限りは撮影後にソフト上で補正や修正等の加工を加えたものでも本当の作品です。



そもそも撮影するという行為自体、自然に存在するものをフィルムやイメージ・センサに写しとる過程で様々に現実のものとは異なる画像を作り出す行為なのですから・・・例えば広角レンズや望遠レンズを用いて人の目に映るものとは異なる遠近感を演出したり、露出を調整して背景暈けを演出したりといった時点で既に現実とはかけ離れたイメージになります。

後処理のことをポスト・プロダクションと呼びますが、作品作りに於いてはむしろポスト・プロダクションの方が重要であり、作品作りの準備段階として撮影する (オリジナル・データを作る) プリ・プロダクションはポスト・プロダクションを行う上で最良のデータを準備するためのものと言えます。

私はいわゆるポス・プロ業界と呼ばれる TV 番組や CG 映画の制作現場に近い業界にいたのでこうした考え方をするもので、撮影したものをそのまま作品に仕上げるべくアングルや露出を厳密に設定するという考え方に賛同しかねないところがあります。

撮影したものをそのまま作品に仕上げる人でも 1 発で満足の行く画像を得られるものではないでしょうからアングルや露出を変えながら何枚も撮影するのでしょうし、そうなのであれば多少引いて余裕を持たせたアングルで撮影してからデータをトリミングしたり、カメラまかせの色合いに満足することなく現像時に色バランスを変えてみるのも一向に構わない筈です。

>自分が満足できれば、実際にカメラで撮影したものでも、ソフトで作り上げたものでも構わないと思うのですが、

その通りだと思いますよ。

>公に発表するものについては一定の区別が必要なのではないかと、

発表者 (撮影者) の作品として発表するものに関してはどう作り上げようとも問題ない筈です。

ただしカメラ・メーカーのサンプル画像がポスト・プロダクションで修正されたものであったりするのは大いに問題ありでしょうね。

実際、某カメラ・メーカーのサンプル画像で背景の黒い部分を真っ黒にするために明らかに黒地の背景にコピー・ペーストした跡が見受けられて話題になったことがありました・・・こんなことをされるとコピー・ペーストしたオリジナル画像もコントラストや色バランスを修正してそのカメラの欠点を隠しているのではないかと疑われますよね。

発表者 (撮影者) の作品としてはカメラの欠点を修正するのは当たり前のことであって問題はない筈なのですが、カメラの性格を性格に表現しなければならないカメラ・メーカーのサンプル写真としては許されない行為とされたわけです。

サンプル写真ではなく、作品としての写真であればポスト・プロダクションは大いに許される行為だと思いますよ。
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この回答へのお礼

>発表者 (撮影者) の作品として発表するものに関してはどう作り上げようとも問題ない筈です。

なるほど。
このような認識でいればすっきりした気持ちになります。
ポスト・プロダクションは作品を作る上で重要な過程なんですね。
とても参考になります。
どうもありがとうございます。

お礼日時:2011/09/03 19:42

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