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ギターアンプを使用する際、ラジオの音(AMかな?)を拾ってしまう時があるんですけど、
これはどういった原理なのでしょうか?簡単に説明してほしいです。

A 回答 (5件)

ギター・アンプはオペ・アンプ IC と呼ばれる IC チップを用いているものであればそのようなことが起こる場合が多々あるでしょう。



オペ・アンプ IC は非常に高性能な増幅回路で、周波数特性が AM 放送 (1 メガ・ヘルツ) に達するものも少なくありません。

そのためマイク・アンプやギター・アンプなどの回路に用いる時は AM 放送帯の周波数を予めカットするように LPF (ロー・パス・フィルター) を入れておくものですが、LPF が入っていない、或いは故障していてオペ・アンプ IC の前にある回路が特定の高周波 (AM 放送周波数) に同調してしまう状態になってしまえば AM 放送を拾ってオペ・アンプ IC が増幅してしまいます。

昔のラジオは同調回路と復調回路及び増幅回路を持っていたものですが、現在の携帯電話などは IC チップの高性能化に伴って復調回路を省略して同調した放送波を直接増幅するようになっていますので、上記のようなことが起きてしまうわけです。

コスト低減のために LPF が入っていないものの場合はケーブルがアンテナとなって AM 放送を受信増幅してしまうのも仕方のないことですから (つまりは仕様?) AM 放送を受信しない向きか場所にラジオを移動させるように、ギター・アンプの設置法を変えるしか対応策はありません。
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この回答へのお礼

とても分かりやすいご説明ありがとうございます。

お礼日時:2011/09/06 02:28

A No.2 HALTWO です。



出社前のメール・チェック時間に回答したので「原理」を説明し忘れました(汗)。

ヒィィィーンッという 10kHz の音を出しているアンプのボリューム・コントローラをモーター駆動か何かで毎秒 100 回上下させてやるとブォォォーンッという 100Hz の音が聞こえてきます。

この音を 10kHz の再生ができないウーファーで再生してやればブォォォーンッという 100Hz の音だけが再生されます。

これを振幅変調 (Amplitude Modulation) と言い、ラジオの AM 放送は Amplitude Modulation の頭文字である AM を名付けられています。(FM は Frequency Modulation:周波数変調です)

594kHz の NHK 第一放送は 594kHz の電波を音声信号によってボリュームを上げ下げしているもので、594kHz の電気信号を増幅できるほど高周波特性に優れたアンプがあればこれを増幅してスピーカーから音を出すことが可能です。

勿論、スピーカーは 594kHz なんて高周波を再生できませんのでボリュームを上げ下げしている音声信号部分のみが再生されるというわけです。

真空管やトランジスタはこれほどの高周波を増幅できる能力がない (発振したりして極めて不安定である) ことから、その頃のラジオ・チューナーは 1 度 (正確には 2 度) 低い周波数に変換して高周波増幅、中間周波数増幅、低周波増幅を経てから電力増幅アンプに通していたのですが、もっと古い時代 (戦前) ではピーピーギャーギャー(笑) ノイズ出まくりのストレート型や検波したものを増幅せずに直接クリスタル・イヤフォンに送り込む鉱石ラジオなんてものがありました。

ギター・アンプからラジオの音が出てくる現象はこのストレート型ラジオと同じ状態を高性能のオペ・アンプ IC が作り出しているというわけです。

ただしオペ・アンプで増幅する前に「検波」という工程を踏まなければならないのですが、これは異種半導体の接触によって起こる擬似コンデンサ状態が「検波器」を構成してしまいますので、AM 放送局アンテナ塔の近くでは入れ歯や差し歯のエナメル質と土台の金属との間で検波器を構成して歯から頬骨に振動が伝わることによって顔の中から知らない人の声が聞こえる・・・きゃーっ(笑)・・とか、ガードレールの塗料とその下の金属とで検波器を構成することによってガードレールが歌いだす・・・きゃーっ(笑)・・といった怪現象が起こることがあります。・・・どちらも何度も TV ネタになっているようで、TV を殆ど見ない私でも 2 度以上観たことがあるのですが、TV はちゃんと原理を説明せずに視聴者を怖がらせているばかりでした(苦笑)・・・。

まあ原理が解ってしまうと面白いものですが、原理が解らないと怖い話ですね(笑)。

対処策は「電波が飛び込んでくるところで検波させない」ようにすれば良いので、A No.3 R2011T さんが回答されていらっしゃるとおりジャック部にコンデンサを付けてグラウンドしてやれば電波を受信 (検波) する範囲が大きくずれて受信しなくなるのですが、受信させないという観点から見ればアンテナの向きを変えるように「向きを変える」とか「ジャック接続部にアルミ・ホイルを被せてビニール・テープで留めることによって電波を入れないようにする」といった方法でも対処できます。
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この回答へのお礼

詳しい原理の説明までしてくれて、本当に感謝いたします。

お礼日時:2011/09/06 02:32

AMラジオには検波器という物が必要で、簡単に言うと電波を検波(整流)することで音声信号に変換することが出来ます。



通常はダイオードを使いますが、錆びた金属に電極を点接触させるとで検波作用が起こることがあります。

ここでコインを使った実験をしている人がいます。
http://www.geocities.jp/rutile_67/CETUS/crystal/ …

質問の場合は、たぶんプラグ(ジャック)の表面に錆び(薄い酸化膜)ができて接触不良を起こし、たまたまその接点でダイオードのような検波作用が起きたと思われます。

ケーブルがアンテナになり、プラグが検波器となり、アンプで増幅されてAMラジオの電波が音声として聴こえます。
つまり同調回路が無い鉱石ラジオみたいなものです。
ギターアンプは入力インピーダンスがとても大きい(1MΩ程)ので、このような微弱な誘導電流を増幅するには最適なアンプです。

とはいえ原因は接触不良でしょうから、ちゃんと磨いて綺麗にしましょう。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。これから磨きます!

お礼日時:2011/09/06 02:33

原因は既出の回答の通りです。


ジャックとシャーシ(アース)間に、50~100pFのコンデンサー
を半田付けすると、概ね解消できます。

その昔、ギターアンプを自作中に、同様な事が起こり、オーメンなどの
オカルト映画が流行って、いた事もあり、肝を冷やしたのを思い出しました。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。初めての時は、ホントにビビりました!

お礼日時:2011/09/06 02:35

コイルとコンデンサーで同調したAM変調の電波が


ダイオード(トランジスタ)などの検波作用のある部品を通して
音として聞こえる。

違法な高出力をだす何かが、近くを通った。
その電波が誘導した電流がアンプ内のどこかに流れて、なにかで検波されて、
増幅されて音としてスピーカーから出た。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

お礼日時:2011/09/06 02:36

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