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3年前に1.5m程のコンシンネを頂き、今まで元気に育ってきたのですが、
下葉から茶色に変色し、葉が落ち始めました。
根詰まりと判断し、鉢から出したところ、やはり鉢底に根がぎっしりでした。
そこで、切戻し&挿し木に踏み切りました。

挿し木は、
元気な茎を切り取り→メネデール希釈液に漬け→ルートンをつけ→挿し木用土に挿す
という段取りでやり、2回ほど水をやりましたが、全て腐ってきました。

切戻しは、
根詰まりしていた根を除去し、新しい観葉植物用の土に植え替え。
本体の幹(茎?)は堅くしっかりしてたので、枝部分のみを剪定。
が、切り口部分がしぼんできて、新芽が出る状況ではなくなってきました。

本体部分を生きさせる為には何をしてあげればいいのでしょうか?
また、まだ元気な茎があるのでもう一度挿し木にチャレンジできますが、
また失敗しない為には何を変えればいいでしょうか?

ちなみに、この作業をしたのは9月に入ってすぐです。
今はベランダ(直射は当たりません)に置いています。

A 回答 (1件)

まず挿し木ですが結論から先に言わせて頂くと、余計な事と言うか無駄な


事をされた事が主な原因です。
発根させるには決められた時期に決まった方法で行う方が良く、後は植物
に全てを任せれば良い事です。植物は根が無いと生きられませんが、生き
ようとする力があれば自然に自ら根を出させます。
メネデールやルートンは一種のホルモン剤で、発芽や発根を促進させる事
が役目です。しかしそんな物を使わなくても、時期と挿し木方法を守れば
自然に発根し発芽します。
どうして薬品に頼ろうとするのですか。薬品を使えば確実だと認識してい
るから失敗する訳で、どうして植物の力を信用しようとしないのですか。
植物の生命力より、薬品の力の方を信じたのが間違いでした。

コンシンネを挿し木にする方法としては2種類あり、一つは挿し芽用の土
か園芸用川砂に挿す方法、もう一つは切り口に十分に水を浸して水を含ま
せた水苔を巻き、輪ゴムで固定する方法です。
どちらでも出来ますが、後処理の事も考えて一般的には挿し芽用の土か、
園芸用の川砂に直挿しする方が簡単で確実です。
腐敗したのはホルモン剤も影響していますが、挿し木前に水分に浸した事
が原因です。挿し木をする時は切り口を乾燥させて挿しますから、水に浸
すような事は通常では行いません。
切る場所は特に決められていませんが、出来るだけ元気な部分を使う事が
成功への道です。芽が出る場所が最低でも1個あれば十分です。葉が付い
てなくても大丈夫です。切り口を風通しの良い日陰で乾かし、無菌無肥料
の未使用の土に挿します。挿す深さは挿し穂(挿し木にするために切った
枝の事)が1/3程度埋まれば問題ありません。
挿し終えたら表面を霧吹きで軽く湿らせ、風通しの明るい日陰に置いて、
発根するまで待ちます。定期的に霧吹きで水遣りをし、表面の土を乾かさ
ないようにします。発根は約1ヶ月ですが、挿し木時期が遅かった時は、
鉢上げをしないで越冬させ、翌年の5月に入ってから鉢上げをします。
発根をするまでは、直射日光は禁物です。
ちなみに挿し木が出来るのは5~8月ですが、真夏は猛暑で根が痛みやす
いのですし、梅雨時期は腐敗しやすいので、出来れば5月に入って梅雨に
入る前までに作業をした方が失敗は少なくなります。
9月では発根が出来ない時は、発根しないまま越冬させる事になります。
元気な部分があれば、何時でも挿し木が出来ると思ったら大間違いです。

長くなりましたが、もう少し付きあって下さい。
切り戻しと言う作業は根を切る事ではありません。地上部に出ている茎が
古くなると発芽をしにくくなるので、茎や枝を新しい物に更新させるため
に、切り戻しと言う作業をします。切り戻しの多くは地際から10~15
cmの位置で切りますから、これを根で同じように切ってしまえば状態を悪
くさせるのは当然です。地上部の状態が悪くなったのは、根を極端に切り
過ぎた事が原因です。通常は根に付いている古い土を軽く落として、古い
根や傷んだ根や長過ぎる根を切って整理をする程度にします。
落とせる土は多くても1/3程度ですから、全てを落としてしまうと根が
乾燥したり、新しい土に馴染まずに状態を悪くさせ、時には枯れてしまう
事もあります。土は多く落とさない。根は極端に切らない。根を乾燥させ
ない。根を洗って土を落とさない事が基本です。

植替えをした時に化成肥料等を混ぜなかったですか。緩効性化成肥料なら
大丈夫ですが、普通の肥料(観葉植物でも草花用でも同じ)を土に混ぜる
と成分の影響で根枯れを起こします。
植替えが終わってから直ぐに水遣りをしていませんか。植替え直後の根は
切られていて、切り口が乾いていませんので直ぐに水遣りをすると切り口
から水が侵入して腐敗します。
土は市販の観葉植物の土を購入時の状態のまま、単体でしようされたでし
ょうか。購入した土に何らかの土を混ぜたり、使用済みの土を未処理のま
まで使用していませんか。

現在の場所は直射日光は当たらなくても、弱い光線は当たるのではありま
せんか、暫くは風通しの良い明るい日陰で養生させ、回復の兆しが見えた
頃から徐々に光線に当てるようにします。
ベランダは直射日光が当たらなくても、足元がコンクリートですから、鉢
が照り返しや反射熱で熱くなり、鉢内が蒸れてしまいます。レンガ等で鉢
の下に空間を作り、鉢の下も風通しが良くなるように工夫が必要です。

最後に、今からの時期は植替え、挿し木、取り木、施肥、剪定等の作業は
何があっても出来ません。今から次第に活動を鈍くさせ、休眠をする準備
期間に入ります。作業が出来るのは5~8月で、施肥は5~9月に施しま
す。今後はメネデールやルートンの力に頼らず、植物が生きる力に任せ、
それでも力不足の時だけ力を貸すようにしましょう。
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この回答へのお礼

とても詳しくご回答いただきありがとうございました。
何度も読み返しました。

挿し木については、
ネットで色々調べた所、薬品を使うのが望ましい?やりやすい?との記載を何件か見たもので、
素人の私には逆に薬品を使わないと無理かな…と思ってしまいました。
反省しきりです。

本体部分については、
根詰まりを起こしていたギッシリの根を取っただけで、
あとはなるべくそのまま、新しい観葉植物用の土に、何も混ぜずに植えました。
ただ、水をあげてしまいました。

9月だとぎりぎりセーフかなと思い、大胆な事をしてしまったのですが、
もう一度だけ挿し木に挑戦してみます。
本体は、室内の窓際に入れました。
何とか頑張って欲しいです。毎日応援します。

お礼日時:2011/09/15 18:07

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