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前置詞つきの句の名詞的用法では前置詞句は主語や補語になっても目的語にはならないのでしょうか?
目的語にもなるのならできれば例文もお願いします

The best way to see many places is on a bike.補語として働いている場合
Across the field is the nearest way.主語として働いている場合

A 回答 (11件中1~10件)

 「前置詞句は目的語にはならない」と主張された方からのご意見をお待ちしているのですが、どうやら反論は出てこないようですね。



 旗色が悪くなると自分の主張を放置状態にしておくことは決して好ましいことではないと思いますが、不承不承ながらでも、まあ納得されたことを表しているのだと理解しておきます。


 ところで、「前置詞句」が「目的語」の働きをしている最新の使用例をご紹介しておきましょう。最近の欧州の経済危機を巡る記事の中の英文です。

http://www.thenewage.co.za/33238-9-53-EU_banks_t …


 European banks will be given UNTIL JUNE to strengthen their capital reserves to shield themselves from losses on loans to troubled eurozone states, a draft European Union summit declaration showed on Wednesday.

 「European Banks」が主語、「will be given」が動詞、「until June」が目的語だと解釈するしかありません。「give」という動詞は目的語を伴う「他動詞」としてしか用いられないからです。

 「欧州の銀行は~するのに(2012年の)7月まで(の猶予期間を)与えられるだろう。」と訳すことができます。英文の構造としては受動態で「SVO」という文型を持っており、「until June」という「前置詞が導く句」が「nominal(=名詞相当語句)」の働きをしていると考えるのが妥当でしょう。

 もうご質問に対する最終的な結論が出ていると言っても良いでしょう。

 「前置詞が導く句」は、「主語」や「補語」になることがあるだけでなく「動詞(または前置詞)の目的語の働き」をすることもあるということです。

 ご参考になれば・・・。





 
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます

お礼日時:2011/11/10 21:33

>「欧州の銀行は~するのに(2012年の)7月まで(の猶予期間を)与えられるだろう。

」と訳すことができます。

 「until June」は「6月まで」でした。「欧州の銀行が~するのは(2012年の)6月まで(の期間を)猶予されることだろう。」という訳が良いですね。


 ネットで検索してみると、上記のような英文の他に「SVOO」という文型のまま(=能動態のまま)で「give」が用いられている英文も多いようです。その場合の「until ...」が果たしている役割は「direct object(=直接目的語)」としてのものです。

(1) I'll give you until Wednesday midnight to get everything done and that's final.

http://www.eigoden.co.jp/listening/woman/W060619 …

(2) Most medical schools will give you until May 15th to withdraw from their entering class without losing your refund.

http://www.brown.edu/Administration/Dean_of_the_ …

 例えば、以前ご紹介した「I must clean under the bed.」という英文であれば、「under the bed」の部分を「M(=修飾語:場所を表す副詞句)」だと考える人もいるかもしれません。

 ただ「I must clean under the bed.」という英文を「SV(M)」の文型だと考えると「ベッドの下で、掃除する」という状況になり少々奇異な感じを受けますので、やはり「ベッドの下(の部分)を掃除する」という状況を想定して「SVO」と考える方が自然だと思います。

 しかし、それでも「under the bed」は「M(修飾語:場所を表す副詞句」だという(間違った)主張をする人がいても不思議ではありません。「clean」という動詞は「目的語」を伴わない「自動詞」として用いられることも多いからです。

 しかし、「give you until ...」という形の場合には話が異なります。「until ...」以下を「(時間を表す)副詞句」と理解するわけにはいきません。確かに「give」にも「clean」と同じように「自動詞」としての用法はあります。

 しかし、ひとたび「give」の後に「人」を表す語(句)が続いた場合には、「give」は「他動詞」として用いられていることになります。そして、「give」という動詞が「他動詞」で用いられた場合には、「人」だけを目的語にとることはありません。

 「give」の後に「IO(=間接目的語)」である「人」があれば、その後に必ず「DO(=直接目的語)」である「物(または時間など)」を表す語(句)が存在しなければなりません。

 簡単に言えば、「人に与える」と言う場合には必ず、その「人」に与える「物(または時間)」が存在するということです。

 すなわち、「give」という動詞は「SVO(=物)」という文型になることはあっても、決して「SVO(=人)」という文型になることはないということです。「人」を表す場合には、必ず「SVO(=人)O(物)」という文型にしなければなりません。

 その場合の「物(または時間)にあたるものが、ご紹介した英文の中では「until ...」という部分です。これを文法的に「DO(=直接目的語)」と呼びます。そして「目的語」の働きをするものを「nominal(=名詞相当語句)」と呼ぶわけです。

 英語を学習する場合には、基本的には相手が伝えようとしている「内容」が理解できれば十分だと思います。しかし、人によっては、または場合によっては、文法的に正確な分析や理解を必要とすることもあると思います。

 今回のご質問は、かなり難易度の高いものです。高校レベルの参考書には「主語」や「目的語」になるものは「名詞」や「代名詞」、「不定詞」、「動名詞」、「節」などしか書かれていないと思います。しかし、実際の英語は、もっと複雑で自由な用いられ方をされます。今回の「前置詞句」の用いられ方はそのひとつです。

 改めて確認しておきます。今回のご質問者の疑問に対しては、「前置詞句が『動詞などの目的語』として用いられるケースは確かにある。」とお答えせざるを得ません。

 ご参考になれば・・・。 

 
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>前置詞つきの句の名詞的用法では前置詞句は主語や補語になっても目的語にはならないのでしょうか?




 ご質問者には前回までの回答で十分ご理解いただいたのではないかと思いますが、異なった考えを持っておられる他の回答者のために「前置詞句」について述べられた下記のサイトを紹介しておきましょう。


http://understandinggrammar.com/sentence-compone …

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 
 A. Prepositional Phrases

Prepositional phrases open with a preposition and ends with a noun or pronoun (the object of the preposition). A prepositional phrase functions as a multiword adjective phrase (adjectival) or adverb phrase (adverbial or adverbial phrase). A prepositional phrase may also function as a nominal (words or phrases that act like nouns, but are not nouns).

(中略)

【A prepositional phrase as a nominal】

(1) Behind the shed needs mowing.
(The prepositional phrase is a nominal and the subject of the sentence)

(2) The most magical time of night is after midnight.
(The prepositional phrase is a nominal and the subject complement of the sentence)

(3) We must clean under the bed.
(The prepositional phrase is a nominal and the direct object of the sentence)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ちなみに「nominal」とは「名詞相当語句」のことです。紹介したサイトの最後に、『「nominal」には、動名詞が導く句・不定詞が導く句・名詞節などともに「prepositional phrases(=前置詞句)」が含まれる』と(英文で)書かれています。

 また、親切なことに、わざわざ(1)の「Behind the shed」は「the subject(=主語) of the sentence」、(2)の「after midnight」は「the subject complement(=主格補語) of the sentence」、(3)の「under the bed」は「the direct object(=直接目的語) of the sentence」と書かれています。

 これこそ、ご質問者がお求めになっているお答えではないかと思います。

 文法的な分析にどこまで正確さを求めるのかという問題はあるのですが、日本人が陥ってしまいがたいな余計な日本語的解釈を入れずに純粋に英文として考えれば、このような理解に到達することは自然なことです。

 高校で学ぶ程度のことであれば参考書や辞書で書かれていることをもとに詳しく説明できるけれどもレベルが少々高度なものになってくると自分の感覚や単なる推測に依存しているために太刀打ちできなくなってしまうことが日本人にはありがちです。

 日本語的な思考による憶測ではなく英文そのもので考えるようにすると、私たち日本人の英語を学習するレベルが一段と上がるのではないかと思います。

 ご参考になれば・・・。
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>前置詞つきの句の名詞的用法では前置詞句は主語や補語になっても目的語にはならないのでしょうか?




 「前置詞の目的語」についてなら、下記のサイトが参考になるのではないでしょうか。

http://www.diamond.co.jp/_itempdf/0201_biz/98074 …前置詞句 目的語'

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 前置詞の目的語はこの4つが基本ですが、次のように形容詞、副詞、前置詞句を目的語にとることもあります。(中略)

(3) 前置詞句
A mouse appeared from behind the desk.
(ネズミが机の後ろから現れた)

(中略)

2 前置詞句は形容詞句、副詞句、名詞句になる

 このように、前置詞句は形容詞句・副詞句になりますが、さらに名詞句になることもあります。この場合、多くは次の例文のように、主語としての働きをします。
Between eight and ten will be good for me.
=From eight to ten will be good for me.
(8時から10時までが私には都合がよい)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 
 英語をいちいち日本語で考えてしまう習慣のある人は「Fron eight to ten」の前に「名詞的な語句」を補わなければ気が済まないのでしょうが、英語で考える人にとっては「From eight to ten」で主語(=名詞句)の働きをしていると感じられるでしょう。

 「We had till dawn.」も同じですね。つい日本語で考えてしまい「時間」という言葉を補わなければ意味が取れない人はいるものです。

 英語で考えれば「have till dawn」で十分意味が通じますし、もし文型にこだわるのならば「目的語」としか感じられないでしょう。紹介したいくつかの例文を見れば、一般的な用法であることが分かるはずなのですが、自分が知らないことは認めたくない人はいるものです。

 著名な大学教授である安藤貞雄さんも、その著作の中で「You have till ten tonight.」というスチーブンソンの書いた「宝島」の中に出てくる英文に触れて「till ten」を「前置詞が導く句」が「動詞の目的語」になる例として紹介しています。巷の自称専門家などよりも信頼性がはるかに高い分析だと考えて良いでしょう。

 「前置詞句」が補語の働きをする例としては、ご質問の中でお示しの「Across the field is the nearest way.」の主語と補語を逆にした英文である「The nearest way is across the field.」で十分です。

 これについても、日本語で考えるタイプの人は「across the field」の前に何かを補わなければ気が済まないかもしれませんが、「across the field」のままで「補語」の働き、すなわち「名詞句」の働きをしていると考えて構わないでしょう。

 英文は、内容を鑑賞するときだけでなく(やむを得ず)文法的な解釈をしなければならないときも、英文のままで理解することが大切です。日本語的感覚で余計な概念を加えると正確な理解を妨げてしまう恐れがあるものです。

 ご参考になれば・・・。
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"The Cambridge Grammar of The English Language" (Huddleston and Pullum) の647ページに、主語と目的語の例として以下が掲載されています。


ii-a,b,c は the area や some time を付加して解釈できると述べていますが、これらは前置詞句として説明されています。

i a. Under the mat is the place where we used to leave the key for the boys.
b. Under the mat isn't a very sensible place to leave the key.
c. Before the end of the week would suit me better.
d. Will at the week-end suffice, or do you need it sooner than that?
ii a. We must prevent under the desk from getting too untidy.
b. We asked where to put it, and the man recommended just above the front door.
c. They won't consider after Christmas, of course, to be soon enough.
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もっと,一般的な話をしないと。


have till ... ですか。
「までを持つ」のじゃなく,「までの時間を持つ」
「まで」というそのものは持てません。

time など,名詞が省略されているだけです。

send for ~「~を呼びにやる」なんかも同じです。
send の自動詞用法などと逃げてもいいですが,
実質は send の目的語が省略されていると考えられます。

for ~が目的語とはまず考えにくいけど,
till ~はなんとなく目的語っぽく感じられる,
その程度です。

前置詞+名詞で「名詞」的な補語になる例は見つかりましたか?
それとも,of great importance のようなのも「名詞」的でいいのでしょうか。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます

省略されていると考えると英語はわかりやすいですね

後、前置詞句は省略と考える場合と名詞句として考える場合と参考書によっても様々ですね

お礼日時:2011/10/30 22:35

>(6) You have till ten tonight.



 これは、「have till ~ (to ...)」という形で「(・・・するには)~まである。」という表現です。

 「have」という他動詞の後に置かれているために「till ~」という前置詞句は「目的語」としての機能を果たしているとしか考えられません。

 古くは「Stevenson」の「Treasure Island」の中で用いられていることで有名な表現です。現代でも様々な状況で用いられています。

(A) Canadian embassies have till Sept. 15 to hang the Queen's portrait

http://www.theglobeandmail.com/news/politics/han …

(B) High School Teens Have Till Oct. 31, 2011, to Submit Applications for 2012 Disney’s Dreamers Academy with Steve Harvey and Essence Magazine

http://wdwnews.com/releases/2011/10/07/high-scho …

(C) Students have till March 2 to apply for Cal Grants

http://www.sacbee.com/2011/01/22/3343225/student …

 「Treasure Island」の中の(6)の英文のように不定詞が続かない例も結構あります。

 映画「ロード・オブ・ザ・リング」の中でアラルゴンがセデオン王に「We have till dawn. Then we must ride.(「夜明けまで待とう。それから出発だ。)」という場面があります。

 最初の英文は「SVO」という文型で、「till dawn」という「前置詞(が導く)句」は「名詞句」の働きをしています。

 ご参考になれば・・・。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます

「前置詞句」と呼ばれるものが、【機能的】に「名詞句」として働くという考え方と省略されているだけという考え方があるんですね

>「have till ~ (to ...)」という形で「(・・・するには)~まである。」という表現です
こんな表現あるんですね

関連リンクもありがとうございます

お礼日時:2011/10/30 22:32

be of great importance


be of no use
こういう of ~は形容詞的であって,名詞ではありません。

補語というのは名詞もありますが,基本は形容詞です。
別に基本でない方もあるわけですが,
こういう前置詞句が補語になるのは形容詞的であって,名詞的ではありません。

他に前置詞+名詞で目的語になっているようなものも,
前に名詞が省略されていると考えるべきもので,前置詞句自体が目的語にはなりません。

Among them was the man ...
こういう表現を日本語の「彼らの間には」になぞらえて主語と説明することも可能です。
英語国民の間でも,主語が先頭というイメージは強く,
There is ~構文で there が主語という人もいます。

ただ,実際には be の後にくるものが主語として間違いではありません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます
>be of great importance
be of no use
こういう of ~は形容詞的であって,名詞ではありません。

of great importance=great important,of no use=uselessって感じですね

>Among them was the man ...
これは実際はAmong themは主語ではなく倒置が起きており
the man が主語でThe man~was ..among them.となるということでしょうか?

お礼日時:2011/10/30 22:28

 訂正があります。

失礼しました。

>構造的に「前置詞句」と呼ばれるものが、構造的に「名詞句」となることは決して珍しいことではありません。

 → 構造的に「前置詞句」と呼ばれるものが、【機能的】に「名詞句」となることは決して珍しいことではありません。


>構造的に「名詞句」とされるものは、「主語」、「補語」、「目的語」の中のいずれにもなり得るということです。

 → 【機能的】に「名詞句」とされるものは、「主語」、「補語」、「目的語」の中のいずれにもなり得るということです。
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 高校くらいまでの学校文法では、「前置詞が導く句」が「主語」、「補語」、「目的語」になるということを意識することはないだろうと思います。



 しかし、専門的に言えば、そのようなケースは多々見受けられると言わねばまりません。構造的に「前置詞句」と呼ばれるものが、構造的に「名詞句」となることは決して珍しいことではありません。

 構造的に「名詞句」とされるものは、「主語」、「補語」、「目的語」の中のいずれにもなり得るということです。

【主語になる場合】

(1) Over the fence is out.

(2) Around eight o'clock suits you?

(3) Would after four be a good time to meet?

【補語になる場合】

(4) This typewriter is of no use to me.

(5) This machine is out of order.

【動詞の目的語になる場合】

(6) You have till ten tonight.
  「今夜10時まで待ってやる。」

【前置詞の目的語になる場合】

(7) He took a box from under the desk.
  「彼は机の下から箱を取り出した。」

 ご参考になれば・・・。
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