いちばん失敗した人決定戦

こんにちは。
いつもお世話になっております。

博士課程(3年)に進学してph.Dを得て就職するか、今のまま修士過程修了で就職しようか悩んでいるので、アドバイスをいただけると幸いです。

今私は、地方国立薬学のM2です。
3月になんとか中小企業に研究職で内定を頂き、そちらに行く気があったのですが、運良く日本学術振興会特別研究員に採用されました。毎月20万円が支援され、それが3年間続くとなると、心が揺らいでしまいます。
家庭の事情(母子家庭を含む)により、早く就職し、安定したいと考えていたところ、こういった話が飛び込んで来たため、どちらをとるか悩んでいます。

まずph.D習得後就職の不安要素として、
1)大手企業の研究職は即戦力を必要としていますが、即戦力ならポスドクあたりを採用すると思います(TPPも関与してくる可能性がある)。
2)今の日本はオーバードクターで溢れかえっていることが問題となっており、その解決もされていません。
3)今のDC1の肩書きは、昔ほどのネームバリューは無い(出せば3分の1が通る)。
4)指導教授にそれほどのコネがあるわけでもない。
以上の不安要素が思いつきます。
しかし、大学に残り、自分の研究をブラッシュアップし、研究者としてワンステップ上がることは非常に魅力を感じます。これは、今しかできない経験であると考えています。

ph.Dか、今就職するかを未だに決めかねています。
どのような意見でも聞きたいと思っているので、アドバイスの程、よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

中小企業の研究職というのが少し引っ掛かるところですね。

これが大手なら、就職即決をアドバイスするところですが。
ただ、あなたのいうとおり、ドクターがオーバーフローしています。大手もポスドクを使いますけど、基本的には使い捨てです。採用のプロセスでよく判断できず、無能な社員を研究職で雇ってしまい、そこの穴埋めで数年間ポスドクを雇うにしても、優秀なポスドクが無能な社員に勝つことはほとんどあり得ません。数年後も無能な社員の研究員が研究所に残されて、ポスドクは、ハイ、さよなら、です。

内定しているその会社が、中小企業であっても優良企業ならそちらをとるほうが、人生としては安全パイかなと思います。
でも、あなたに頭に研究のアイディアがつまっているなら、中小の研究者に落ち着いてしまうのはちょっともったいない気もしますね。ドクターの3年間で人脈を広げられそうなら、もうひと頑張りしてもよいかもしれません。
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この回答へのお礼

素早いお返事、ありがとうございました。

内定を頂いている会社は、国内トップシェアの商品を持っており、中小企業の中でも優良ではないかと(その他の要素を含めて)判断しています。

やはりポスドクの世界は厳しいものだと再認識させて頂きました。
しかし、人生70年と考えれば、今後の研究アイディアの構成は立っているので、あと3年ぐらい頑張ってもいいかなと思うようになってきました。
茨の道かもしれませんが、研究者として精進しようと思う次第です。

お二人からのご貴重なアドバイス、大変参考になりました。
重ね重ね、ありがとうございました。

お礼日時:2011/11/14 10:10

 大学院学生の多くが悩む問題ですね。

まず損得勘定で判断すると、折角就職先が見つかったのだからそちらへ行くべきでしょう。オーバードクターの就職口はバブルのときでさえかなり厳しいものがありましたからね。ただ、貴方が悩んでいるのはそれでいいのかという不安なのだと思います。ドクターへ進むということは研究者への道を一歩踏み出すことを意味し、貴方はそれに魅力を感じているのですよね。しかしその道は決して平坦なものではないので覚悟が必要なのです。研究者としては業績を上げることが求められ、それを達成して研究者としてやって行けるかどうかが不安なのでしょう。そんな若者を私は沢山見て来たのですが、研究者の道を選んだ学生達は不思議なことに、学位取得後に必ずどこからか研究者にふさわしい求人があって、それなりの生活が保障されるようになっていくものなのです。ですから、無責任なようですが、私は研究職の道を選ぶのが貴方にとって最良の選択のような気がします。一休さんが封筒に入れて遺言を残したのですが、それをまさかのときにこれを開けろと言って弟子達に渡したのです。そしてそのまさかのときがやって来て、皆が固唾を呑んで見守る中、その封筒が開封されたのです。そこには
『何とかなる』とあったそうです。男一匹、その気になれば何とかなりますよ。
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この回答へのお礼

的確なアドバイス、ありがとうございました。

私は、先が見えないと不安になる性分で、どうやらそれが自分の決断を鈍らしていたようです。
ここ数日、色々なことを考えていると、人間生きて健康でいれば何とかやっていけるんじゃないかと思うようになってきました。
「何とかなる」。いい言葉ですね。
まだまだ失うものなんて数多くない若造なので、研究者としての道にチャレンジしてみようと思います。

恐れ入りますが、ベストアンサーは先にご回答して頂いた方に付けさせて頂きます。
重ね重ね、貴重なご意見に深く御礼申し上げます。

お礼日時:2011/11/14 10:28

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