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鉄筋コンクリート高架支柱を作る現場にて、木枠の中の鉄筋は、木枠の外周にだけ配筋されていました。コンクリートに均等に分布させた方が強度がアップすると思いますが?

A 回答 (3件)

質問者さんは,おそらく,「工事現場でお仕事をされているわけではなく,現場の見学をして


そのことに気づいた」のかあるいは「工学の知識を持たず,現場で時間労働などでお仕事をされている」
かのどちらかなのでしょう.

「鉄筋コンクリート」とは,圧縮に強いが引っ張りには弱い「コンクリート」に,引っ張りに強い
材料である「鉄筋」を入れることで補強している材料です.

さて,ここで,「平たくて長い消しゴム」を用意してみてください.
そして,その消しゴムを,あたかも橋のようになにかに渡してみてください.
そして,上からちょっと押してみてください.
すると,消しゴムは,下に出っ張る形で曲がります.
すなわち,消しゴムの下面は,何もしないときにくらべて「引っ張られて」います.
しかし,消しゴムの中心の部分は,そのままです.
(あらかしめ,消しゴムの側面に等間隔でサインペンなんかで縦線を入れると,下面では
等間隔に引いた縦線の間隔が広がり,中心では線の間隔が変わらない様子がみられ,わかりやすい)

コンクリートに話を戻しますと,コンクリートも同じく,力を受けると,その反対側に反り,その面が
引っ張られます.質問では,「支柱」(「橋脚」)ですから,地震などにより,どの方向にも
まがる可能性があります.つまり,コンクリートの外周は,どの方向でも「引っ張られる」可能性が
あります.
しかし.コンクリートの中心部は,「引っ張られる」ことはありません.
(厳密な話をすれば別ですが,いまは引っ張り軸力の話は抜きにして進めます)

すなわち,コンクリートが引っ張られる可能性があり,弱点になる部分を鉄筋で補うわけです.

いっぽう,引っ張られない中心部において,高架橋の上からの力に押しつぶされる力に
耐えるのは,「圧縮には強い」コンクリートの仕事です.

これが,コンクリートの鉄筋は,外周にしか入れない理由です.
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この回答へのお礼

鉄筋コンクリートとは縁のない者です。たまたま工事現場を観て、「なぜなぜどうして?」と不思議に思い質問しました。 消しゴムを取りあげ、長文で解説して頂き、良く理解できました。心から感謝申し上げます。同時に「教えて! goo!」を開設されている関係者にも感謝いたします。ありがとうございました。

お礼日時:2012/02/05 17:19

言ってることが良く理解できませんが、(たとえば「コンクリート高架支柱」ってなに?)、


鉄筋コンクリートというのは鉄筋に「引っ張り力」を負担させ、コンクリートに「圧縮力」を負担させることで全体の強度がバランスしているのです。
おそらく、その支柱の場合外周部に引っ張り力が分布する構造のため、その部分に集中的に鉄筋を入れているのはないでしょうか。
大して引っ張り力が生じない部位に鉄筋を入れるのはコスパ悪いですから。
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 現場は設計図通りに作るのが基本、疑問があるならな設計者、発注者などへ相談しましょう。

そして指示を仰いで下さい。
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