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将棋倶楽部24で14級の者です。
以下の棋譜は将棋倶楽部24である人と指した時のものです。

先手:自分
後手:相手
▲2六歩 △3四歩 ▲2五歩 △3三角 ▲4八銀 △3二金
▲7六歩 △4四歩 ▲7八金 △5二金 ▲9六歩 △9四歩
▲6八銀 △5四歩 ▲5六歩 △6二銀 ▲6九玉 △6四歩
▲5七銀右上△6五歩 ▲6六歩 △同 歩 ▲同 銀 △5三銀
▲5八金 △4五歩 ▲5七銀引 △6二飛 ▲3三角成 △同 桂
▲6六歩打 △2二銀 ▲6七金右上△7四歩 ▲2四歩 △同 歩
▲同 飛 △2三銀 ▲2八飛 △2七歩打 ▲同 飛 △3八角打
▲2八飛 △4七角成 ▲5八角打 △2七歩打 ▲同 飛 △3八馬
▲2六飛 △2五歩打 ▲同 角 △同 桂 ▲同 飛 △4七馬

こちらは、狙われそうな筋の守りを強化しながら駒組みしたのですが、飛車先の歩を交換して飛車を引いた途端、相手は叩きの歩で攻めてきました。
実践では△2七歩の意図に気付けず歩を取りましたが、▲1八飛としても△2八角▲同飛△同歩成で困ると思います。
どうすれば、この△2七歩を防げるのでしょうか?

A 回答 (3件)

ひとつめに指摘したいのは21手目の▲6六歩が大変な悪手だということです。

というのは自玉に近い5筋、6筋、7筋の歩は先手にとっては命の歩だからです。例えば▲6七歩は後手からの▽6七桂や▽6六桂といった厳しい筋を防いでいるだけでなく、相手の飛車角香車といった飛び道具の利きを遮断する働きがあります。

自玉に近い歩は盤面に置いておかないと、玉の守りが大変弱体化してしまうことになります。この歩を手持ちにしても全然得にはなっていません。また▽同歩▲同銀と進んで駒台に一歩乗りましたが、それは相手も同じことです。相手の6筋の歩が切れたので、相手はいつでも6筋に歩を打てるようになります。いつでも▽6五歩とか▽6七歩とか空いている空間に歩を打てる権利が相手に生じています。

6筋の歩を交換したのは後手にとって大変な得となり先手にとって大変な損になっています。▽6五歩▲6七歩の形のままなら後手は容易には一歩を手持ちにすることはできません。6四あたりに後手の角がいるなら、角を苛める楽しみがあるのですが、本局の形では逆に6六に進出した銀が後手の目標になって先手の負担になっています。本譜は結局31手目に▲6六歩と打たされてしまいました。後手の飛車が直通したままにしておくわけにはいかないので、ここではやむを得ない一手ですが、これでは後手だけが一歩を手持ちにしているので先手の指しにくさがはっきりしています。

33手目の▲6七金右は疑問です。▲6六歩を手厚く守って、こう上がりたい気持ちも分かるのですが、ここは金ではなくて▲6七銀の雁木が形だったと思います。4七の地点を守っていた金が6七に上がると角打ちの隙ができやすくなります。例えば雁木形だと▽4六歩と突き捨てられても▲同歩と応じて何ごともないのですが、本譜の▲6七金型は▲同歩だと▽4七角と打ち込まれて先手不利です。

35手目の▲2四歩は危険な手でした。38手目に▽2五角でも▽2五歩でも飛車が殺されそうです。▽2二銀が働いているので▲2四同飛と飛び出した手が先手になっていません。ここでは▲7九玉か▲7七桂ぐらいだったでしょう。

「飛先歩交換三つの損」という格言があります。1.手番が相手に渡る損。2.相手が一歩手持ちにできる損。3.飛車が目標にされてしまう損。

果たして40手目の▽2七歩が痛打で、先手痺れてしまいました。後はどう応じても先手劣勢です。

▲4九金型のままだったら、▽2七歩は生じません。▲4九金が▽3八角の打ち込みを消しているからです。
21手目も35手目も▲7九玉と寄っておくところでした。

この将棋のポイントは19手目の▲5七銀右です。こう上がってしまうと、もう矢倉の将棋にはなりにくい。▲7九角と引角にしても銀が邪魔になってしまうからです。矢倉にするのなら19手目は▲6六歩と位を保っておくところです。そうすれば後手は6四の歩が邪魔で▽6四角型にできませんから先手の作戦勝ちが見込めたかも知れません。▲6六歩とつけば後手は▽6二飛として6筋交換を目指してくるかもしれませんが、それで先手不利というわけではありません。本譜は▲5七銀右としたからには、矢倉ではなく居角のまま急戦を目指す形となります。急戦といえど▲7九玉の一手は必要です。▲5七銀右の狙いは▲5五歩▽同歩▲同角と5筋の歩を交換して▲5六銀の形にすることです。そうしないと▲5七銀右の一手が活きません。後手はそうされる前に▽6五歩を守る必要があります。21手目から▲7九玉▽5三銀▲5五歩▽同歩▲同角▽6二飛▲5六銀▽4三金右▲8八角ぐらいが相場で形勢互角でしょう。

▲6七金右としたからには先手としては左半分で戦いになった方が好都合です。右半分は逆に後手の勢力圏になっています。相手の勢力圏で戦いになると不利なのは当然です。

結局、本譜は6筋の歩交換も2筋の歩交換も後手を利しただけで先手の得にはなっていないのです。将棋で最重要なのは歩の使い方です。なぜなら歩だけが18枚もあるからです。不交換の是非はいつでも難しいテーマです。自分と相手のどちらの得になっているのか。そういうことを考えながら指し進めていただきたい。将棋は難しいゲームです。

6筋を手厚く守ったのは必ずしも間違いではありません。しかしそうであるなら2筋で戦いにしてはいけない。▲2五歩はそのままでも▽2四歩▽2三銀の盛り上がりを妨害していて働いていたのです。

この辺にしておきます。
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この回答へのお礼

「飛車先交換三つの得」は聞いたことあるけど、「飛車先交換三つの損」は初めて聞きました。
歩交換って必ず得というわけでは無かったのですね。
歩交換出来る時は、なるべくした方が良いものと思ってました。
今度は歩交換の損得や勢力圏などについても意識してみます。

詳しく解説して頂き有り難うございました。

お礼日時:2012/03/28 23:30

飛車先の歩を交換してきた時に突っ張って反撃するのはよくあるパターンですね。


有段者なら突っ張る手が成立するかどうか、読んでから△2三歩としますけど、
級位者は攻めが続けば幸せという人が多いので、
こういう局面では喜んで反撃手段を講じて来ると思っているぐらいで丁度いいです。

飛車先1つの交換でも殺気だっているということです。
本譜は△2三銀のところでは△2五歩で飛車が詰んで試合終了でしたね。

本譜は意外といい勝負ですよ。
45手目▲5八角が悪手で▲7九玉としておけば玉が堅いので勝負できます。
後手も突っ張っているので▲2四歩が残っているのが大きいです。

ご質問の△2七歩は成立すると先手が形勢を損ねます(=飛車先交換に行けない)が、
取り敢えずご質問の場面で均衡は保たれています。

後手は多分△2七歩▲同飛△3八馬▲2六飛△2五歩▲3六飛△2九馬と
本譜と同じように攻めて桂得を確定させてくるでしょう。

次に△2四桂や△4四桂で飛車が死ぬわけですが、
不利な時は戦線拡大の▲5五歩が、後手は玉頭だけにキツイですね。
攻めが繋がれば玉が早逃げしているので飛車を渡しても大丈夫という読みです
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この回答へのお礼

なるほど、△2七歩を打たれてもまだまだ勝負になっていたのですね。
でも自分には飛車を渡して大丈夫という考えが出来ないですね。
(飛車を渡すのってなんか怖い・・・)

回答有り難うございました。

お礼日時:2012/03/26 21:15

24で5級くらいです。



飛車先の歩交換を目指したのが間違いです。
38手目に後手は△2三銀としていますが、ここで△2五歩とされると、次に△2三銀で飛車が詰みます。
▲3四飛車と逃げても△2三銀から飛車が取られそうです。

今回のように相手が桂馬をはねている時は、安易に歩交換すると反撃を食らうので注意が必要です。
私もこのような筋で「しまった」と思ったことが多々あります。

ちなみに、25手目、▲5八金右を保留していることを活かして、▲5八飛車などと矢倉中飛車を狙うのも面白かったのではと思いました。

ヘボの意見なので参考までに。
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この回答へのお礼

飛車先の歩交換には歩で蓋をする筋がありましたか。
歩交換のチャンスに見えたのですが、そんな凄い手があったのですね。
今度はその筋にも気を付けてみます。

回答有り難うございました。

お礼日時:2012/03/26 20:43

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