常識ある皆様にご相談です。
タイトルに「決めたい」とあるのは何事か!とお叱りを受けるかも知れません
まずはその点でお詫び申し上げます。
実はお茶席で、色無地着物に一つ紋を付ける必要が生じました。
ですが端的に言うと「家紋が分からない」ので困っています。
姓や藩を頼りに、何時間も図書館やWebで調べたのですが、
藤原氏とか源氏とか平家の流れ…とか、ご縁が無いような話ばかりで腑に落ちず
どんどん深みにハマってしまうばかりで本当に困っています。
事情は以下の通りです。
●夫の家紋が怪しい・・・
姑方が昔から大分県の宇佐市という田舎で百姓をしていたようですが、
家系としてはそれだけしか分かりません。
物事には頓着の無い姑が「丸に鷹の羽じゃったかなぁ(←大分弁)?」と適当な答え・・・
しょうがないので結婚式は、一番メジャー?と言われる「丸に違い鷹の羽」で行いました。
※熊本の阿蘇とは全くご縁がありません。強いて言えば宇佐八幡宮
受け継がれていくべき家紋が、適当・曖昧・・・では、正直使う気になれません。
●私の旧姓は・・・
家紋は「丸に橘」との事ですが、両親が離婚してしまい、父方とは全く疎遠になってしまい
橘紋を使うのは気が進みません。
●母方の先祖は・・・
一番親戚付き合いがあるのは母方になりますが、私が知っている限りで一番遠いご先祖?は
佐賀の鍋島家に仕えた七賢人の一人です。その人は私から見て祖母の祖父です。
賢人と称えられる人がご先祖さまに居るとは有難い、是非あやかりたい、と思うのは人情だと思って許して下さい(笑)。
が、その母方の実家で言う「本家」(唐人町にあります)とは賀状のやり取りさえ無く、
また、家紋も分かりません。(菩提寺にお墓参りに行けば早いのですが、今は動けません)
鍋島なら杏葉紋なんでしょうが。。。
ここまで読んで頂き、誠に有難うございます。そこで質問です。
※女性が着物に入れる家紋、という前提で※
******************************************************
(1)着物に入れる家紋とは、嫁いだ家のものでないといけないのでしょうか?
(2)血流が分かっている先祖の家の一つから、家紋を引っ張ってくるのはアリでしょうか?
アリの場合、その家(本家)に使用の承諾を得ねばならないのでしょうか?
(3)家族で話し合って、新たな家紋を決める・・・という話はアリですか?
(墓石にも紋は入ってないです。親族で話し合うのは気が進みませんが・・・)
******************************************************
(3)については別の質問で、「先祖を何と心得るっ」と強いお叱りのコメントがありましたが
上記のような事情ですので、今回はご容赦頂きたいと存じます。
また「五七の桐」は誰でも使える、と聞いたことがありますが
他にもそういう紋はあるのでしょうか?
皆様の考え方やアドバイスをお待ちしております。<m(_ _)m>
No.9
- 回答日時:
封建時代に家制度に基づいて家を持っていたのは武士だけのはずです。
(建物の家ではなく、○○家のようなもの)
家は功績の有ったものが殿様から与えられるものですね。
ですから、武士の名前は、例えば「緋村 剣心」のように家の名前(姓)と名前を重ねて書きました。
しかし、武士以外は家が無いので、当然ながら家名も家紋も有りません。
有るのは名前だけです。
ですから、例えば「豊川村の佐吉」は「豊川 佐吉」のように名乗っていたわけです。
見た目は似ていますが、実は全然違うわけですね。
明治になってからは平民も姓をもらえるようになりましたから、家紋もそのときに定めた人が多かったと思います。
貴方の御主人が家を継いでいないなら、今の家は新しい家ですから家紋も新しく決めても良いでしょう。
なお、私の父方の先祖は自作農で五町七反もの広大な土地を持っていました。
そして庄屋をしていたので、百姓でも姓を持っていました。
ですから家紋は有ります。
しかし、私の感性ではダサいと感じるので、格好良いものに換えようかと思っています。
既存の物から選ぶのも良し、パソコンでデザインするのも良しです。
ただ、デザインの新しいものにすると紋付などを作るときに新たな版が必要になるので、版代の分が高くなるでしょうが、たまにのことなので良いかと思います。
夫は長男の長男ですが、親から「受け継ぐ」ほどのものは無いようです。義父の父は若くして戦死、その前の系譜も分かりません。
以前、私方の法事に参加した際色々と聞いた昔話(ほとんどホラ話にしか聞こえない(^_^;))を、夫の実家に帰った時、夫が興奮気味に舅に話したら、もんのすごく嫌な顔をされました。
"むかしばなし"だからこそ話せるウソのような豪胆・豪快な話も、人によっては不快な"自慢話"にしか感じないのだ、ととても淋しく思いました。
(笑って聞き流して欲しかった…てか、夫が話し始めた時点でマズいとは思いました。その後私は居場所がありませんでした)
結局私はどんなすごいご先祖様が居ても外戚でしかなく、嫁でしかないのか~
(↓ あくまでも言葉の綾ですが)
たかがお茶席
たかが着物、で
自分のアイデンティティについて、今回ものすごく考えてしまいました。
ここまでお付き合い頂いた皆様に本当に、心からお礼申し上げます。
● 夫側の慶事には、レンタル着物で「丸に違い鷹の羽」
● 喪服と色留袖については、「女紋」でいこうと思います。
女紋については、6月に一人で菩提寺に参って確認しようと思います。
皆さんありがとうございました!!
No.8
- 回答日時:
お母様がお嫁入りされた時に、実家の家紋のついた色留袖などを持参されませんでしたか?これほどの家柄の出の方ですから必ずあるはずです。
その紋をつけられるのが一番良いです。ホントですよね~ 親戚が集まった時には毎回「作り話かっ」と突っ込みを入れたくなるような話ばかりをするのに。
残念ながら今の母には見る影もありません(なぜか色無地・黒留袖持っておりません。家紋も「私には分からない」と一蹴)。私の孝行が足りないのだと思います
と色々反省しつつ・・・
実は先日、伯母(長女)から生前の形見分けで「私に」(姪は私一人のみ)という事で着物が何枚か母の方へ届いていたそうです。(早く言って欲しい)
折を見て実家に帰り、ちょっとあさってみようと思います。
余談ですが
鑑定団に出せそうな骨董や着物は、戦後すべて米に変わったそうです。(鑑定団に出る方は、立派なんですね。シッカリお宝を守ってきたのですね)
また、昨夜家系図を発見!祖母は養女でした。私に賢人の血は流れてなかったか~どおりで。。。(笑)
No.7
- 回答日時:
40代の母親です。
家紋と言うのはかなり適当なものだと学習しました。
適当に好きな家紋を選んで受け継いでいる家もあるので、確実なものではないと記憶しています。
友人で最初の夫の親、再婚して義親や夫を見送った女性がいます。
最初の結婚時に「女紋」で喪服を作り何度も立場を変えて着ても「女紋」であるから着れたと「女紋」を熱く語られましたので、夫の家紋は一生では無いものだと知って居ます。
母方の菩提寺があるのなら、全く新しい物を選ぶのではなくさかのぼって「女紋」を選択してはどうでしょうか?
私の娘の「お雛様」には女紋が入っています、私の母親が用意したものであることも理由ですが、上記とは別の友人が女紋の付いたお雛様と共に娘と離婚して実家に戻ってきたので、財産としての「女紋」は必要かと思います。
夫の実家家紋があやふやなものなら、菩提にを頼りに「女紋」で素敵なお着物を。
語弊があるかも知れませんが、深い、胸がジンとなるようなご意見・・・。
浮わついていた自分を恥じています。
若い頃は、「夫婦別姓」とか声高にまくしたてたり、「自分は嫁じゃないっ」とか息巻いてみたり(でも夫の実家に行くと、「よめじょ」と呼ばれます orz)
そういう浅い話ではなく
「家制度」について、自分なりに考えてみようと思います。
菩提寺
実はちょっと敷居が高く?て、ズルズルと先延ばしにしていたのですが
来月お参りに行ってみようと思います。背中を押して頂いて、本当に有難うございます(*^_^*)
No.6
- 回答日時:
常識有りませんが、よろしくお願いします。
1、2、3の質問については、わたしは何でも有りです。
その上で、1については、女紋という家の家紋と関わりなく、誰でも染めて着られるのがあるはずです。
紋の名前は判りませんが、サッカーボールの5角と6角形を合わせたような感じに見える物。
2は、何でも良いです。承諾なんていりません。そのままがパクリでイヤなら、○を太くするとか、精細図を影にするとか。
3は当然有りです。名字に数字が入っているなら、○にその数字を入れる手もあります。
いま、分家でもなく、跡を継ぐでも無いけど新しい家族が発生したという事が有ります。
その場合なんか、夫の姓を名乗り、妻の家紋を使う、っていうのも有りです。
さらに、チョットアレンジするのも有りですし、上手く合うなら、夫と妻の家紋を一つにするとか。
で、質問主様の状況説明のところで、家紋があやふやと有りますが、江戸時代までは、村に名字のある家が数軒で、集落に一つ程度。(寺や神社の守人は別)
ですが、家紋はどの家にも有りました。時代劇でも大河ドラマでも**村の太郎兵さんも
祝儀に呼ばれる時は紋付きを着ていきました。(借り物が多いですが)
だから、昔の人がアヤフヤって言うのもおかしいのです。
姑さんが嫁に来た時、結婚式の時に花婿(舅)が紋付きを着たはずですから。
勝手に選んで付けると言っても避けた方が良いのが、天皇家につながる物、徳川家につながる物、豊臣家につながる物、織田家につながる物、
源氏につながる物、平家につながる物、その他時代劇に良く出てくる人の紋。
後はご自由に。
>避けた方が良いもの
・・・菊と葵くらいしか知りませんでした、勉強になりました。
あやふや・・・というのはある意味おっしゃる通り、借り物なんかで済ませていたのではないか?と。
義理の両親は(聞いた話では)幼い頃から苦労したせいか、着物一枚持っておりませんし。
また2についてのご意見、なんだか励まされました(笑)
人生の大先輩に何か言われるのが怖かったのかも知れません、
小さな枠にハマってごりごりの頭に固まっていた自分が恥ずかしくなってきました。
五角形と六角形を合わせたような紋・・・探してみます。
ご回答、ありがとうございました。(*^_^*)
No.5
- 回答日時:
女性は、母方から家紋を引き継ぎます。
また、家紋がわからなかったら「誰でも文句を言われない家紋」があるので、それを使えば良いでしょう。
その家紋は、「五七桐」というもので、日本の省(内閣府や総務省、文部科学省、外務省、厚生労働省、農林水産省、財務省、防衛省、・・・。法務省は「五三桐」)の印にもなっています。
と、聞いたことがある。
参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%87%E9%83%A8% …
省庁にも紋があるんですか、驚きました!
女性はやはり女紋を使うんですね・・・
今家系図を開いているところです。頑張って調べます。
ご回答ありがとうございました。
No.4
- 回答日時:
家紋は各々のお墓を見れば分かりますが、紋(特に着物に入れる紋)の考え方は人各々だと思います。
嫁ぎ先、実家(生家)、母の実家、全く関係ない家紋…好きな物を選んでいいと思いますよ。特に色無地の洒落紋なんて好きな紋入れてる人も多いでしょうね。
ただご本人や家族に強いこだわりのある人がいるなら、相談されても良いかもしれません。
家紋が曖昧…という時点で問題ないと思いますが。。
因みに私も迷い母の実家の紋を入れました。
嫁ぎ先がこだわりなく、実家の紋でいいわよ~といい、実家の紋がイマイチで母の紋付きの着物もあったので合わせてみました。五三の桐ですが、レンタルに思う人や、適当に付けたと思う人もいるかもですが、いちいち気にしません。
これは性格によるかと思いますが、ある程度のところで折り合いを見つけて決められると良いですね。
素敵な着物ができますように…
ご回答ありがとうございます。(*^_^*)
「洒落紋」ですか、初めて伺いました!益々興味が湧いてきました。
さっきまであんなに悶々としていたのに
皆様のご意見を伺って、なんだかウキウキしてきました。(笑)
納得のいく色無地を仕立てたいと思います、本当にありがとうございます!!
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
(1)着物に入れる家紋とは、嫁いだ家のものでないといけないのでしょうか?
そんな事はありません。
女性の着物には、実家の家紋を入れて嫁入り道具としたり
代々、母方の家紋を引き継いで行く(女紋)という風習もあります。
私も着物も実家の紋が入っています。
(2)血流が分かっている先祖の家の一つから、家紋を引っ張ってくるのはアリでしょうか?
アリの場合、その家(本家)に使用の承諾を得ねばならないのでしょうか?
許可なんていりません。
譲ることに得別の意味がある様な「菊のご紋」「葵の御紋」などは
ともかく・・・
(3)家族で話し合って、新たな家紋を決める・・・という話はアリですか?
(墓石にも紋は入ってないです。親族で話し合うのは気が進みませんが・・・)
もともとの紋の種類から派生した紋がいっぱいになったのは、分家が変形紋を作ってきたからです。
他にも商売柄作られた紋もあるようです。
自分の家の紋・・・や個人の紋を作る人だっています。
以上から私だったらですが・・・
・お母様のルーツの家紋を女紋として着物に入れる。
・今後の家紋として使用する家紋は、夫方の出身地&姓から調べて決定する。
家紋検索サイトもご利用下さい
(ただし、絶対ではありません)
http://www.asgy.co.jp/index.html
http://kamon.main.jp/kskenjn.htm
http://www.geocities.jp/nametantei/yougo.html
※、「先祖を何と心得るっ← これって意味が分かりません。
苗字や家紋が使われるようになった頃だって、武士や寺社みたいな「氏」「紋所」があったご身分から
一般の人にも使われる様にになった時、結構勝手に作ってきたものですし・・・
法律になにも根拠がある訳でもないのですから、気楽に行きましょうよ。
(メーカーや宗家などの家紋を使っちゃうのはなしでしょうけれど)
ご回答ありがとうございました!(*^_^*)
「女紋」という言葉・・・色々調べていくうちに、気にはなっていました。
私は一人娘で息子しか居りませんので、自分の代で終わり・・・だったら、責任?もそんなに無いのかな?
またまた気が楽になりました、重ねてお礼申し上げます。
グラフィックに興味があるので自分で・・・とも思いましたが
さすがに着物には使えないですね、自重します。
ちなみに神道にもとても興味があって、ご神紋から拝借しようか
などと不埒な考えも浮かびましたが、こちらも自重します。(笑)
※「先祖をなんと…」ですが、読んでて青くなるコメントでした。
そういう考えをなさる方も、世の中には多くいらっしゃるんですね。
No.2
- 回答日時:
私の場合ですが、旧姓時の家紋を入れました。
と言うのも、下がり藤が気に入っていたのと
夫側の家紋が余りにも質素で、気に入らなかったので。
きもの屋さんで結婚をしても、実家の紋を付けたり、
好きな家紋を付ける方は増えていると説明を受けたので、
迷わずに藤紋を選びました。
「五七の桐」は誰でも使えるはその通りだそうで、
結構選ばれる方も多いようですよ。
私も藤紋でなかったら、付けていたところです。
お好きな紋でいいのではないかと思いますよ。
嫁ぎ先の紋にこだわらなくて良いのですね!気持ちが軽くなりました。
ご回答有難うございました!(*^_^*)
色無地は、嫁入り道具?という話も聞いた事がありますので、確かに実家のでも良いですね。
ただ私の場合、結婚前に準備できなかった事に加え
結婚後に両親が離婚したので、嫁ぐ前の紋(橘)も気が進まず。。。
ストレートに母方の紋にすれば良いのかも知れませんが
母方の本家にも興味津々(未練たらたらとも言う)
・・・皆様のご意見も踏まえ、引き続き情報を集めてから決めたいと思います。
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