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現在一部上場大手物流サービス会社の子会社でExcel(MOS2010取得)などを使用した経理処理を行なっている26歳の派遣社員をしている男です。将来的に顧客用(個人法人)のWebサービス・管理システム,社内インフラ情報システムの運用管理保守の責任者を任される可能性が出てきました。日本全国に営業所・自動倉庫(主に東京都品川区大井埠頭、川崎横浜沿岸部、名古屋港、大阪港、博多港が主要地域)があり、又扱っている製品がHAC,CREATE等で販売されている個人向け医薬品や大学病院やそれらの施設に付随している薬局などの法人向け医薬品、また顧客が地方自治体、独立行政法人の業務用デジタル文書の管理廃棄サービスといったレコードマネジメント系列の業務など多岐に渡っているため、SIなどでサーバー・業務用ソフト等の開発・運用・管理・保守の実務に関わった経験が皆無である自身としては、ITシステム運用管理保守系列の資格を取ったりして対策を立てようと思っています。しかし、国家・ベンダー・非ベンダー含めてかなりの数があるので何に重点を当てて良いかが分かりません。ITシステムの運用管理保守の即戦力となるような資格に関して解説をしていただける方、差し支えなければ、助言していただいてもよろしいでしょうか。

A 回答 (1件)

仰るとおり、IT系の資格は多種多様ですので、


いくつかの系統に分類する必要性を感じます。

1.ベンダー認定資格(マイクロソフトのMCPやオラクルのOracleマスター、シスコのCCNAなど)
 その製品を構築・運用・保守する上での知識を習得したことを証明するための資格です。
 あくまで、製品に特化した形での試験となりますので、
 その製品を利用していないシステムにおいては、全く意味をなしません。

2.情報処理 国家資格(基本情報技術者や応用情報技術者、ITサービスマネージャなど)
 IT業界で仕事をするにあたっての知識を証明するための資格です。
 分野は多岐にわたり、コンピュータの基本的な知識から、アプリケーション開発の知識、
 ネットワーク、データベース、セキュリティ、ITサービスの提供、等様々です。
 製品に特化した内容ではないため、汎用的な知識が得られます。

3.公的な協会が認定する資格(PMPやITILなど)
 国家資格と似て、汎用的な知識を得るための資格です。
 海外発祥のものが多く、蓄積された経験に基づいて系統立てしたものが多いです。
 経験に基づいているため、実践的なものが多いですが、
 あくまでもベストプラクティス集の形を取っているため、
 そのまま適用すると痛い目に遭うこともあります。

さて、質問者様の業務に沿ったIT系の資格についてですが、
中心となる業務によって大きく異なります。

■システム運用系
 初歩的なものとして比較的安易に取得できる知識としては、
 ITIL Foundation が挙げられるでしょう。
 これは、3.に挙げた公的な協会が認定する資格で、
 数あるITIL系の資格の中で入門的な役割の資格です。
 システムを運用するにあたってのプロセスを系統立てて説明しています。
 上位の資格もありますが、IT業者としてのシステム提供を主に行うための資格になりますし、
 結構な金額の研修も必要です。
 2.の国家資格のITサービスマネージャも同様で、システムを提供するための資格です。

 また、社内システムのメンテナンス等で自身がシステムを触る必要があるのでしたら、
 1.のベンダー認定資格を取得されてもいいかもしれません。
 メンテナンスをするにあたっての知識が無いと、何の判断もできないと思いますので、
 システムを構成する重要なコンポーネント(ハードウエア,OS,ミドルウエア,NW等)から
 優先的に知識を得た方がいいでしょう。
 (私の経験上、知識を得るに最も有効な手段は、「障害対応を行うこと」でしたが(笑))

■業務知識
 レコードマネジメント系列の業務知識は、一般的な資格の勉強では役に立ちません。
 若干国家資格のデータベーススペシャリストが役に立つ可能性がありますが、
 データベースのデータ構造を理解したところで、業務を行うにあたっての知識を得るというよりも、
 どういうデータ構造でシステムが成り立っているのかを知ることができるに過ぎません。
 そのため、業務知識については、実際の経験や引き継ぎを受けて学習をすることになると思います。
 現場によって操作が異なるため、手順書が用意されていることもあります。
 その場合は、手順書に沿って操作を行う事で、業務を完遂する事ができると思われます。
 が、手順書が無い場合は、前任者等から引き継ぎ、それを率先して手順書化することで
 重用されるエンジニアになれるでしょう(笑)

■人を使う立場として
 自身の配下に人を付けて管理を行う立場でしたら、
 3.公的な協会が認定する資格のPMPや2.国家資格のプロジェクトマネージャがあります。
 これらは、自身の配下に人を配置してプロジェクトをマネジメントするための資格ですが、
 様々なことに応用が利きます。モチベーション管理や家計管理等にも応用させることができます。
 (ある人は自分が結婚に至るまでのプロセスをマネジメントしてました(笑))
 他には、コーチングといった、部下が何をどうしたいのかを掘り下げて導くための研修もあります。

あとは立場の違いによって必要な知識が異なりますが、質問者様は26歳ということですので、
下っ端から中堅的な役どころだと仮定すると、
・日常の業務を行う事で業務知識を得つつ、
・ITIL Foundation でシステムを運用するためのベストプラクティスを覚え、(必要により日常業務に応用し)
・システムインフラを維持するためのベンダー資格の勉強をする
という形になるでしょうか。

個人的には、これにプラスして
・コーチング研修 と
・PMP の勉強をすればいいのでは?と思います。

コーチング研修は部下だけの指導に限らず、自身が聞かれている事の意味を知る事ができます。
「あの人は口うるさく細かく聞いてくるし、面倒な人だ。」と思い事がありますが、
実はコーチングの手法を誤って使ってるだけだった。とか、そういう事があります。
(「傾聴」していないコーチングは、そう感じます)

PMPは、個人的に一番役に立っている資格です。
PMPはIT業界に限った資格ではなく、おおよそプロジェクトと名の付くものに適用できます。
(そもそもそういう目的で作成されたものなのですが、日本での取得者はIT業界が主でしょう)
また、モチベーションコントロールの仕方やコストコントロール、リスクマネジメント等も学ぶことができますので、
幅広い範囲で応用を利かせることができます。

長々と書きすぎて、どう纏めていいのかわかりませんが(笑)
即戦力として仕事ができる様にというプレッシャーを感じるよりも、
新しい仕事に挑戦し、多くの知識を得られることに喜び、日々楽しく仕事をされた方が
得られるものは多いと思います。

IT屋の仕事は忙しく頭も酷使しますが、楽しんでください!
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この回答へのお礼

お返事ありがとうございます。詳しく解説して頂いて非常に分かりやすかったです。
是非とも参考にさせて頂きます。

お礼日時:2012/06/25 21:30

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