
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
生まれながらにして恵まれた境遇にあった人が出家した理由は
おおむね無常感によるものと思いますが
ごく一般的に、無常感が身に沁みてくるのは50を過ぎてからです。
若いうちに出家する場合の理由としては、馬鹿馬鹿しくなってしまったか、真理を求めてか、或いは両方のように思います。
付け足しですが・・・
出家しても、世を捨てた苦しみはあったと思います。
お釈迦様は、自分が王家を継いでいれば国が滅びることはなかったという自責の念は生涯持ちつづけていたと思いますし
出家したときには、その苦しみを受けることは想定すらしていなかったと思います。
良寛の場合は、故郷に立ち寄っても家を訪れなかったと伝えられていますが
やはり終生、故郷のことは脳裏から離れなかったのではないでしょうか。
「裏をみせ 表もみせて 散る紅葉」の句に
この世の無常感と惜別の心があるように思います。
出家してからも、この世を捨てきれないでいた心があったのではないでしょうか。
この回答へのお礼
お礼日時:2012/05/21 09:02
恵まれた生活が馬鹿馬鹿しくなり真理を求めるようになるからですね。また、お釈迦様も良寛様も、故郷を捨てた苦しみは一生涯受けていたでしょうね。
アドバイスありがとうございました。
No.5
- 回答日時:
地位の低い人々が沢山ホームレスなどになりますが、著名人でないと話題になりません。
話題性のあるケースだけが歴史として語り継がれているだけで、無名の多くの一般人が世を捨てましたよ。
No.2
- 回答日時:
良寛さんについてはよく分かりませんが、お釈迦様は確かに王子という地位に生まれ裕福な生活でした。
しかし、この世界には『老・病・死』は誰にでもやってきます。
その原因は何かと考えるとき、この世に生まれたからであるという結論に達したのです。
この世には『病気事故災害』など多くの苦しみがあります。それで、寿命はたった80歳前後とあまりにも短いのです。
なぜ、このような寿命の短い世界に生まれてしまったのか。
その理由は『欲望と愛着』でした。
それを知ったお釈迦様は一切の欲望や愛着を捨てるために、出家をされ、欲望ゼロの乞食の生活をされたのです。
再びこの苦しみの多い寿命の短い世界に生まれないためだったのです。
つまり、死後は『欲望と愛着』が弱いほど寿命の長い苦しみの少ない天界に生まれることができるからです。
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