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 小説にかぎらず、映画・ドラマ・コミック・アニメ……なども含めて、名探偵(広い意味。刑事ももちろん含む)が、大失敗した話ってないでしょうか。最大・最悪なのは冤罪をつくってしまうケースですが……
 ささやかなところでは、某人気ドラマで、映画館の中で上映中に聞き込みをするシーンがありましたが、現実にあれをやったら、マナー違反でつまみだされるでしょうね。

 名探偵は成功体験ばかりで失敗体験がないようなので、そのときどんな対応をするのか(作者はどういう対応をさせるのか)、興味があります。そういう事例をご存じのかた、あなたが読んだ/見た事例では、名探偵はどんな対応をしましたか。
(シリーズものの名探偵にかぎります。単発作品の名探偵は除きます)

A 回答 (13件中1~10件)

 その手の作品の白眉と言えば、なんと言ってもエラリー・クイーンの『十日間の不思議』でしょう。

名探偵クイーンが単に推理を間違えるどころの話ではなく、犯人の手の上で転がされて致命的なミスを犯すという完璧な敗北を喫します。クイーンにとってはこの事件はトラウマと化します。
 そして続く『九尾の猫』でも敗北感に打ちのめされることになります。

法月綸太郎の諸作品もこの敗北するエラリー・クイーンが出発点となっています。
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この回答へのお礼

 ご回答ありがとうございます。
 ピンとくるものがあり、クイーンの2点さっそく読みました。けっして薄くはない(むしろ厚い)長編2点ですが、一気に読みました。

 すごい! すばらしい!
 名探偵ゆえの挫折・苦悩・敗北感・自己嫌悪etc、etc……まさに「1度、見て/読んでみたかったもの」です。
 これを読むと「連戦連勝、成功体験ばかり」の名探偵が“浅い、うすっぺらい、空々しい存在”になるのですが、作家側としてこの手の作品は、“容易に踏み込めない、むずかしい、危険な試み”なのでしょうか。

お礼日時:2012/06/01 08:17

柄刀一の『OZの迷宮』。

霧舎巧の『ドッペルゲンガー宮 《あかずの扉》研究会 流氷館へ』。西村京太郎の名探偵シリーズ。

知名度では、ホームズ(フリーマントルのパスティーシュ作含む)、明智小五郎(対二十面相)、金田一耕介、エラリー・クイーンでしょう。名探偵ではありませんが、ルパンも『813』で瀕死の重傷を負う窮地に追い込まれています。
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この回答へのお礼

 ご回答ありがとうございます。ご紹介いただいた作品は順次読んでみます。

 ただ、No.8にも書いたように、私の質問文があいまいで悪かったのですが、できれば、
「犯人は○○○○だ!」と大ミエをきったら(名指ししたら)それがちがってた
──というレベルの事例だと、うれしいです。

お礼日時:2012/06/01 08:23

#8です。

補足情報です。

『容疑者xの献身』の劇場版のセリフです。

内海薫(柴咲コウさん)
「花岡親子は間違いなく日比谷にいたんです
富樫慎二が殺害された時間に」

湯川学(福山雅治さん)
「まさか…ありえない」

です。
湯川学の推理が間違ったシーンです。
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この回答へのお礼

 再度のご回答ありがとうございます。

お礼日時:2012/06/01 08:18

>「ふだん成功ばかりしている名探偵が例外的に失敗する」



既読かもしれませんが米澤穂信の「古典部シリーズ」なんかはお勧めします
氷菓、愚者のエンドロール、クドリャフカの順番、一応三部作ですがピンでも読めます
高校生の成長物語でもあるので自意識や不安、挫折をいかに克服していくかって過程が胸にズキンときます
愚者のエンドロールはとくに探偵とはなにか、というテーマを直接扱っている作品といえると思います

「ふだん成功ばかりしている名探偵が例外的に失敗する」
ふだん成功ばかりしている名探偵は限られてますのでなかなか難しいですねw
ホームズ物のパスティーシュでよければS.ホームズ対切り裂きジャックはロングセラー
ホームズがひたすら失敗しますよ、ネタバレなんでこれ以上言えませんが
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この回答へのお礼

 ご回答ありがとうございます。
 ご紹介の三部作、さっそく読んでみます。

お礼日時:2012/05/30 14:40

hikari-kさん、こんにちは。



シャーロック・ホームズは書かれてしまいましたので…

法月綸太郎(探偵も同名)『生首に聞いてみろ』

横溝正史 「金田一耕介」は依頼を受けてから人の死ぬ数の多さ(逆防御率)は世界最悪と言われています。

>そのときどんな対応をするのか
これはネタバレに他なりませんので、読んでくださいね。
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この回答へのお礼

 ご回答ありがとうございます。
 なるほど、探偵の失敗を「逆防御率」で考えると、金田一耕介は最悪かも。この発想は目からうろこでした。

お礼日時:2012/05/30 14:37

#6です。


思い出しました。
東野圭吾さんの『容疑者xの献身』
アリバイトリックで湯川学が一度推理を間違っています。
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この回答へのお礼

 ご回答ありがとうございます。
 私の質問文が悪かったのですが、できれば、

「犯人はお前だ!」と大ミエをきったら(名指ししたら)それがちがってた──というレベルの事例だと、うれしいです。

お礼日時:2012/05/30 14:35

 


ここらで1つ変わり種を
 
角川文庫から
『明治開化 安吾捕物帖』

言わずと知れた【坂口安吾】の名作です。
 
文明開化の明治の世に次々起こる怪事件。
その謎を鮮やかに解くのは英傑・【勝海舟】。
 
しかし、それはミスばかり・・・。
そこに登場する青年探偵・【結城新十郎】が、
快刀乱麻を断つ名推理で真相に迫る!
 
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この回答へのお礼

 ご回答ありがとうございます。
 うーん……「ふだん成功ばかりしている名探偵が例外的に失敗する」という話を探しているのですが、なかなか、なさそうですね。

お礼日時:2012/05/29 17:42

名探偵になるか分かりませんが、名探偵コナンで


世良真純が推理を間違えています。
(おそらくわざと間違えた)
コミックの73巻です。
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この回答へのお礼

 ご回答ありがとうございます。
 説明不足でしたが、質問者が想定しているのは、主人公(=名探偵)がミスするという状況です。

お礼日時:2012/05/29 17:01

趣旨が異なりますが小ネタを一つ



キャプテンハーロックの名セリフ

「キャプテン、これは罠です!」
「バカヤロー、罠とわかっても行くのが男だろ!」

直後、ものの見事に罠にかかったハーロック

「くっ、罠だったか、、、」

さっき部下が忠告したじゃん!男なのかもよくわからんがそれでいいのか?ハーロック、と思いました

作者は名探偵の上位にいるからなんでもあり

安楽椅子探偵の傑作「9マイルは遠すぎる」も緻密な推理の積み立ては面白い
でも結局事件がなにも起こっていなかったという結果にもできる、その場合は小説にならない
そういう意味では単発作品で失敗のままで終わるというのは成立させるのは相当難しい気がします
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この回答へのお礼

 ご回答ありがとうございます。
 単発作品にせよシリーズものにせよ、失敗のままで終わるというのは困難でしょうね。
 とすれば、失敗した名探偵の上に、さらに超名探偵を登場させて名探偵の推理を訂正し、事件を解決させるのでしょうか。もしそうなら、シリーズものでは無理っぽい。(その後、名探偵は超名探偵に頭が上がらなくなるから)

お礼日時:2012/05/29 16:59

 ホームズだと「ボヘミアの醜聞」もターゲットに出し抜かれてますね。

結果オーライではありますが。

この回答への補足

× 味読
○ 未読

補足日時:2012/05/29 16:53
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この回答へのお礼

 ご回答ありがとうございます。
 ホームズも散発的には読んでいるのですが、ここで紹介されるのは、「ボヘミアの醜聞」を含めて味読です。お恥ずかしい。

お礼日時:2012/05/29 16:52

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