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初めまして。
少々わからないことができましたので、こちらでご回答をいただければと思い、質問させていただきます。
最近良くデジタルマスタリングされたCDというのを聞きますが、デジタルマスタリングされたCDでどれぐらい音質は上がるのでしょうか?
音質の感じ方は人によって違うので一概にどうとは言えないのは百も承知なんですが、例えばデジタルマスタリングされた2004年に発売されるCDとデジタルマスタリングされていない1980~90年代のCDとを普通のコンポ(スポーカー出力2Wが2つ)で聞いて、明らかに違いとかがわかるのでしょうか?
好きなアーティストが近々今まで発表したCDをデジタルマスタリング化して再発売するのですが、デジタルマスタリングされていないCDでほぼ持っており、もしマスタリングの有無で音質にそう差がないのでしたら、購入を見送ろうと思っているのです。
このデジタルマスタリングされるCDは完全限定生産なものですので、予約をしないと買えないため、もし音質に明らかな違いがあるのでしたら、早目に予約を入れたいと思いまして。
どなたかご存知の方がいらっしゃいましたら、是非教えていただけますと幸いです。
どうかよろしくお願いいたします。

A 回答 (4件)

デジタル・リマスタリングとは、


アナログ音源をCD化する作業、そのものを言います。
従いまして、CDとして発売されているものは、
すべて、デジタル・リマスタリングされているという訳です。
多くの人は、ここを勘違いされているようです。
また、その勘違いをいいことに、
さもデジタル・リマスタリングが高音質のキーワード
であるかのように記述してある粗悪なものもあります。
(ディスカウント・ショップのワゴン・セールのような商品)

昔、発売されたCDより最近の再発の音質が優れているのは、
これまでの方が回答されているような
処理を施している為です。

具体的には、
昔の録音は、トラック数の制限もあり
制作途中で別のテープへダビングしてから、
さらに音を重ねて作品を完成させていきました。
このような行程を何回か経て
マスター・テープが完成になります。

これまでのCD化では、
完成されたマスター・テープを単に
デジタル・リマスタリングしていただけです。

ところが、最近では、できるだけダビングしていない
『行程の若いテープ』を探し出して、デジタル化し、
さらに『次の行程』にてダビングされた
音もデジタル化していきます。
当然、タイミングも同期させる必要があります。
これを繰り返して、すべて同一時間軸に取り込んでから
改めて、ミックスし直します。

このようにして出来るだけ、ダビングされていない
良質の音を探し出して、
更に作業そのものも24bit、96KHz等で処理するため
高音質を維持できる訳です。

一方で、現実的な問題として、
作業途中のテープをレコード会社が
ちゃんと保存していない
事も往々にしてある為、
上記のような処理が出来ないケースも多くあります。

具体的には、マイナー・レーベルで録音した音源を
メジャー・レーベルが権利を買い取って
あたかも自社のアーティストとして売り出していたような場合は、
『何世代か前の』作業途中のテープが破棄されていた、等です。

蛇足ですが、
マスター・テープとレコードでは、
経年劣化という点だけで言えば、
テープの方が早く劣化する為、
保存状態の悪いテープしかなかった場合、
現存しているレコードのほうが
まだ、ましだった、という事もあり得ます。
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この回答へのお礼

dtmstar様、初めまして。
ご回答ありがとうございます。

皆様のご回答をお伺いしているうちに、「結局CD自体がデジタル・リマスタリングされてるものなんじゃないの?」と思うようになりましたが、まさにそうだったんですね。
最近何でもデジタルマスタリングして云々という言葉を聞いて、さもそれがいい事尽くめのような書き方がされておりましたので、dtmstar様のご回答はとても参考になりました。

結局のところ、リマスタリングされて良くなるかどうかは聞いてみないとわからない、ということですね。
それで良くなれば御の字ぐらいに考えていた方がいいような感じですので。
とりあえず、そのリマスタリングされるアーティストのCDは買う事にしまして、自分の耳で聞き比べてみる事にします。
本当に懇切丁寧にご説明していただき誠にありがとうございます。

以上、簡単ではございますが、お礼の言葉に代えさせていただきます。
改めまして、この度はありがとうございました。

お礼日時:2004/02/14 12:39

アナログメディア(LP,EP)をそのままA/D変換したデジタルメディア(CD等)より、リマスタリングされたモノはノイズ除去や各トラックの音量調整がされて音像がクリアになります。

(クリアになった分、温かみがなくなりますが)
デジタル録音されているモノなら、レコーディング時のミックスダウン前の音源が有れば既にミックスダウン→マスタリングされているモノより、劣化はさほど無いと思います。
また、当時のマスタリングでミュージシャンが気に入らなかった部分(どの楽器を前に持ってくる)の微調整や補正(コンプレッサーやイコライザー処理)をしてあるモノが大半だと思います。
24bitデジタル・マスタリングについて(もう、お調べになられているかも知れないですが)
音楽CDの規格としては、
○サンプリング周波数 44.1kHz
○量子化ビット数 16bit
です。
bit数が増えると、何が良いかというと、
○元のアナログ信号に近い波形で処理できる
ということです。
ただ、製品になるときには、16bitだと思います。(違ってるかも知れません)
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この回答へのお礼

tofg様、初めまして。
ご回答ありがとうございます。

CDのマスタリングでも、微調整を行う事によって多少なりとも音質が変わる可能性があるのですね。
でも、その音質の違いがごく普通のコンポで聞いてわかる範囲かどうかが問題なんですが。
また同時に24bitの件、わかりやすく説明していただき助かりました。
24bitで処理する事で、よりミュージシャンが演奏した生の音に近づくのですね。
まぁこれも上記同様わかるかどうかが問題ですが(笑)

改めまして、この度はご回答誠にありがとうございました。

お礼日時:2004/02/14 12:32

最近remasteringで一番有名になったのはなんと云ってもBeatlsのLet it beでしょうか?


もはやあそこまで手をつけるとremasterなんて云う範疇ではないかも しれませんが。
基本的にdigitalremasteringと云われている物の多くはAnalog時代のmasterをCDなどにするために、もう一度音量や、各trackのbalanceなどを調整することであったはずなので、前述のNakedの様な所まではいかなかったんですが、これは偏にレコード会社が、勝手にremasterをしていたためでしょう。最近artistの方で、originalのmasterに納得していなかった人たちが、漸く自分たちの音源に手を加えられる権限を手に入れたんだと思うんですが・・・・KingCrimsonなんかもRobertPhilip自らremasterしたversionがでたようですし、Eagls等もそうですよね。機材が良くなって、かつて無いことが出来るようになったのと・・・たぶんに低域のコンプの掛け具合とか、今風のシャキッとした音にしてあるため?
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この回答へのお礼

mozofunk様、初めまして。
ご回答ありがとうございます。

確かにアナログをリマスタリングしてより良い温室にしてCDに収録する、というのでしたら音質が良くなるのはわかるのですが、デジタルのCDをリマスタリングしてまたデジタルのCDにすることでどういう風に音質が良くなるのか全然わからなかったものですので。
アーティストの方で自分達の音源に手を加える事ができるようになったのですね。
そういえば、某AネットショップでそのアーティストのCDをリマスタリングする説明で「24bit デジタルマスタリング」と書いてあったのですが、この24bitというのも良くわからないんですよね。

いずれにせよ、もうちょっと自分でも調べてみる事にします。
改めまして、このたびはご回答ありがとうございました。

お礼日時:2004/02/13 22:11

質問の文章から推測するとデジタル“リ”マスタリングの事でしょうか。



私個人の意見ですが、デジタルリマスタリングの意義は、劣化の始まったものの修復か、劣化の進行を止めようとする手段にしか過ぎないと思っています。
デジタルtoデジタルの例なのですが、CD用のマスターからSuperCD用にリマスタリングしたというSuperCDのソフトを聞いてみたのですが、明かに劣化していました。いくらフォーマットが進化したからって、変換誤差を生む以外の現象は起こらないし、まして良くなるなんて事は無いんだなと実感しました。(頭ではわかっていたけど改めて聞いてみると納得です)


さて、CDが世に出たのは1982年ですが、当時はフルデジタル(DDD)のソフトは少なく、それこそしばらくはAADなんてのが普通にあったわけですが、その頃のアナログマスターをデジタルリマスタリングしてデジタル処理するとADDになるわけなので味付けは変わります。しかし、信号処理だけがコンテンツの出来を決める訳じゃないですからね。リマスタリングのエンジニアがへぼならいくらでも悪い出来映えにする事は可能です。ハッキリ言って製品を聞いて聞き比べるしか良し悪しを判断する方法は無いと思います。
本当に個人的な偏見で意見するなら、良い職人はどんどん減っているので、リマスタリングCDには期待しない方が無難かと思います。コレクターズアイテムとして入手し、満足行く内容ならそれはしれで良しとして、“やっぱりこんなもん”であっても、ファンとして時の流れを感じて浸るのもまた良いのかなと。
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この回答へのお礼

marimo_cx様、ご回答ありがとうございます。
某AネットショップがそのCDの説明で「デジタルマスタリング~」と書いていたのでそれが正しいと思っていたのですが、「デジタル”リ”マスタリング」が正しいのですね。ご指摘ありがとうございます。

やっぱり聞いてみないとわからないのですね。
よく「デジタル(リ)マスタリングによる音質向上云々」という説明文を聞きますが、どういう技術によってどう向上した、というのが全然書かれてないものばかりでしたので、marimo_cx様のご回答は大変参考になりました。
結局のところリマスタリングするエンジニアの腕次第なんですね。
CDの方はmarimo_cx様のおっしゃるとおり、コレクターズアイテムとして買う事にして、聞き比べてみる事にします。
本当にリマスタリングで音質が向上したかどうかを確認したいですので(笑)

質問の方はもう少し掲載させていただきます。
実際リマスタリングCDと未リマスタリングCDを持ってらっしゃる方でこういうところが違ったよ~、というご意見が聞けるかもしれませんので。

改めまして、この度はご回答ありがとうございました。

お礼日時:2004/02/13 14:19

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