dポイントプレゼントキャンペーン実施中!

最近は日本語に自信がなくなってしまって恥ずかしい限りですが、また教えてください。
外国人が書いたある表現が不自然なので指摘してあげたところ、「何の原因ですか」と聞かれてしまいました。これに違和感を覚えるのは、私の考えすぎでしょうか。
「何が原因ですか」「原因は何ですか」なら私たちがよく使う表現だと思いますが、「何の原因ですか」も自然な表現だったのでしょうか。
また「どんな原因ですか」ならば、どうでしょうか。これらの表現で「原因」を「理由」に置き換えても同じことだと思います。
そのあたりのことを考えていくうちに「(そんなことが許されるのは)何の世界ですか」という表現が見つかり、これなら違和感がないように感じます。それならば「何の原因ですか」とか「何の理由ですか」も自然な表現なのでしょうか。
さらに考えていくと「何の理由がありますか」という表現にも直面せざるを得なくなってしまいました。私はこの表現にも違和感を覚えます。「どんな理由がありますか」とか「何の理由もない」ならば自然に感じますが、これも私の考えすぎなのでしょうか。
そんなわけで、またまた大混乱に陥っています。日本語教師の存在意義を痛感させられる日々が続いていますが、いまからその勉強をしていたのでは私を頼りにしている複数の外国人の指導に間に合いません。お手数をおかけしますが、今回もよろしくお願いします。
なお、私が質問するたびに皆様からいただいた回答を整理集約してファイルに保存し、類似の質問を受けるたびに有効活用させていただいております。

A 回答 (10件)

1.


質問者さんが「これが原因(理由)です」とだけ伝えた場合に、「はて、何のことに関して言っているのだろうか?」という疑問を相手の方が持てば、「何の原因ですか」という表現になると思います。
しかし、今回のケースでは、何について指摘されたのかは理解しているはずです。その上で「不自然な原因(理由)」を知りたい、ということなのでしょうから、「何が原因ですか」「理由は何ですか」などと表現する必要があります。
不自然になる語句や箇所自体などを指摘すべき(あるいは、指摘してもらうべき)際には「原因」でも良いでしょうが、不自然になる根拠を論理的に分析すべき(あるいは、分析してもらうべき)場合には、そして、こちらの場合のほうが圧倒的に多いようにも思われますが、「理由」を使うのが妥当だと思います。

2.
「どんな原因ですか」に対する答えは「○○という原因です」のような答えになってしまうため不自然になるように思います。
「スピードの出しすぎという原因」ではなく、「スピードの出しすぎが原因」と表現すべきなので、「何が原因ですか」と問う必要があるでしょう。
因みに、
「原因」は、「ある物事や、ある状態・変化を引き起こすもとになること。また、その事柄。」といった辞書説明があります。
「理由」は、「物事がそうなった、また物事をそのように判断した根拠。わけ。子細(しさい)。事情」となっています。
事柄と事情なので、(偶然可能になる場合も多いかもしれませんが、)基本的に言い換えはできないと思います。

3.
「(そんなことが許されるのは)何の世界ですか」は、「○○の世界」という答えを想定した問いです。一方、
「(そんなことが許されるのは)どんな世界ですか」は、「○○のような世界」という答えが想定されており、求められている答えが両者では異なります。
「何の原因ですか」とか「何の理由ですか」が自然な問いになるのは、
「○○の(○○に関する)原因」「○○の(○○に関する)理由」という答えが想定されている場合です。
「火事の原因はタバコの火の不始末であった」という状況においては、「火事の原因です」となるでしょう。
「タバコの火の不始末です」という答えを想定する際の問いは、「何が原因ですか」である必要があります。

4.
「何の理由がありますか」は反語表現の場合のみ有効な表現でしょう。
どちらの場合も「か」は終助詞ですが、一般的な疑問用法の場合には、おっしゃるように、「どんな理由がありますか」とする必要があります。
「何の理由もない」の「何の」は「少しの~もない」という否定語を伴った用法で、所有格を表わす「の」とは別の用法になりますから比較することはできないと思います。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

詳しいご回答、ありがとうございました。
3番の件に関しては、私の質問自体が混乱していましたね。
いつも助かっております。今回もこのご回答をメインに整理集約することになると思います。今後もよろしくお願いします。

お礼日時:2013/01/19 23:49

基本的には#9さんのご指摘との通りと感じていますが、その辺をより具体的に触れてみます。



この場合の「局部式」疑問形「何(なん)の…(です)か」については、本来は漢文訓読調に由来する表現として、連体修飾された事態の特定の部分を尋ねる言い方なので、ここには限られた形式名詞かそれに準じた名詞が入ります。
・何の<こと>か。→何事か。
・何の<ため>か。→何為(なんすれ)ぞ。
・何の<ゆえ>か。→何故ぞ。なぜ。どうして。
・何の<いい>か。→何謂(なんのいい)ぞや。何の話か。
したがって「何の原因ですか」は局部式疑問形とは不適当です。
「何の世界ですか」の場合は、それ自体が意味が薄れた形式名詞的扱いとするか、前文を受けてもしくは主語・述語関係を持つ統語的表現であるとみなせます。

ここで、「何(ど)の…(です)か」と用いた場合は、軽い「選択式」疑問形、もしくは「どのような…(から/なの)(です)か」の形での「程度について限定できない」人や物事をさしての疑問形とみなせます。
・どの(ような)人ですか。
・どの(ような)話ですか。
・どのような理由なのですか。
・どのような原因なのですか。

今回のように「原因」を問う疑問形式としては「いかなる/どんな」を立てて、「なの(なん)/から」を付けて形式名詞化した形で用います。
・いかなる原因から(/なの)ですか。
・どんな原因から(/なの)ですか。

もしくは、主語・述語関係を持つ統語的表現として文章化します。
・何が原因ですか。
・原因は何ですか。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

このような角度からの分析もあったのですね。いい勉強になりました。

お礼日時:2013/01/20 13:05

キキタカッタノワ原因でも理由でもありません。



The cause of what?

つまりどんな問題が生じているのかしらチンプンカンプンデス。先生それを説明よろしく。

原因名と考えてもいいでしょう。何が原因ですかではそれを聞けないのです
しかし、日本人は適当に聞いて適当に答える文化なのです。何がと聞いて何のを説明するのは日本文化です。
日本人は使用頻度で是非や意志疎通。外人はその使用頻度を知りませんからむしろ厳密になるせいで使用頻度を無視して不自然になる次第です。
日本語は、何でもちょっとあのの世界です。

何の原因ですかは使えるのですが気軽に使うと日本人扱いされなくなります。

何の馬鹿ですか。専門馬鹿です。何の原因ですか。不自然原因です。何の不自然ですか。…。

何の因子ですか。成長因子です。何の成長因子ですか。神経細胞成長因子です。
何が因子ですかではおかしいですよ。因子は何ですかならおかしくないですけどタンパク質とかそういう答えになります。何の因子は何が因子より自然で美しくしかも論理的な日本語だという事はありませんかね。

何を先に言いたい時、何を先に聞かせて後は適当に意志疎通したい時、何の因子ですかのように使いますよ。
原因という単語を特別扱いするのは頻度問題であり、それが不自然さの原因です。

疑問詞を先頭にする構文は逆説的ですが日本語に慣れた人じゃないと使いこなせないのかも。

余談として。質問文を読み返されてどうでしょう。
何の存在意義ですか??
不自然ではありませんが意味がおかしいですよ。英訳したら何を痛感されているのかまったく大人物みたくなりますよね。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

貴重なコメント、ありがとうございました。

お礼日時:2013/01/19 23:53

>いたある表現が不自然なので指摘してあげたところ、「何の原因ですか?



この外国人は、どこが不自然なのか?と聞こうとしてその表現をしたように思います。つまり「何が原因になって不自然な感じを引き起こしているのか?」と聞こうとしたように思います。この場合は「何の理由があって貴方はそう指摘したのか?」といおうとしたとも取れます。これは普通は開き直りのように聞こえて不適切ですが、意味は通じます。「何の原因ですか?」は日本語としては自然ではなく不適切だと私は思いますが、そういって必ずしも間違いではないが、と前置きした方がいいかもしれません。
>「どんな原因ですか? もはしょりすぎたいいかただとおもいます。「原因」そのものがこの場合は不適切だと私は思います。少なくとも「どんな理由ですか?」と言い換えた方がいいでしょう。

>「(そんなことが許されるのは)何の世界ですか

これはかなり特殊な表現です。「何の世界ですか?」の「何の世界?」自体が特殊な、ある程度限定された「トンデモ世界」を示していると思われます。 たとえば「やくざの世界」とかですね。
「何の原因?」というのはそういったことを表現しているのではありません。尋常な、素直な疑問が表現力不足からそうなったと解釈できます。
>「何の理由がありますか」 も同様で、日本人ならかなりきつい反論、開き直りに取られても仕方がない表現です。普通はこんな言い方はしません。論理的には間違いではないということはいえますので、将来そういった言い方が一般になる可能性は否定できません。

ご参考になれば。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございました。
「何の理由があって貴方はそう指摘したのか?」は、指摘されるまで全く思いつきませんでした。考えてみるとそのような解釈もあり得ますね。この点も含めて、その外国人にはしっかり説明したいと思います。

お礼日時:2013/01/19 14:19

後先の文脈にもよると思いますが、



何が原因ですか、の方が自然だと思います。

なに~疑問の代名詞~主語 がは主語につく助詞 原因ですか~疑問文
という形でです。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございました。
他の方のご回答によると、それとは別の意味で「何の原因ですか」を使う場合もあるようですね。

お礼日時:2013/01/19 11:14

>「何の原因ですか」は正しい表現ですか



状況によります。
原因らしき事象について論じていて、そのことによって
何が起きたかを知りたい場合は「何の原因ですか」でいっこうに差し支えないと思います。

一方、結果らしき事象について論じていて、そのことを引き起こした
原因について知りたい場合は「何が原因ですか」となると思います。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございました。
混乱していると、こんなことも見えなくなってしまうものなのですね。実に恥ずかしい限りです。

お礼日時:2013/01/19 10:10

 「何の原因ですか」は原因の大元を尋ねる内容


 「何が原因ですか」は起こった事象についての原因を尋ねる内容
 「どんな原因ですか」は「何が原因ですか」と同様。
 理由も同じでしょう。

 でも「何の理由がありますか?」というのは「詰問」しているようで違和感がありますが、絶対に使わないということも無いので、一般的会話であれば「どういった理由が考えられますか」などと言い換えることが必要になるでしょう。

 違和感を感じて当たり前だと思います。

 私も改めて考えると違和感を感じる「日本人の知らない日本語」は多いです。
 
 この本は面白いですよ。一読されると解決するかもしれません。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございました。おかげさまで問題点を浮き彫りにしていただくことができました。
「(そんなことが許されるのは)何の世界ですか」との関連についても、コメントいただければ幸いです。
「日本人の知らない日本語」は、書籍名でしょうか。

お礼日時:2013/01/19 10:07

「蛇口を閉めていたのか…。

それが原因だな。」

「何の原因ですか?」

「水道管が凍ってしまったのさ。」

こんな文脈なら正しいですね。

原因が何かを訪ねるなら、「何が原因ですか?」が正しいです。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございました。言われてみると、なるほどと思えます。
私が質問文中に示した、他の表現についてはどうでしょうか。できましたらそれについてもご回答いただければ幸いです。

お礼日時:2013/01/19 09:49

>私の考えすぎでしょうか。



いいえ。あなたは正しいです。

「何が原因ですか」「原因は何ですか」と「何の原因ですか」では意味が全く異なりますからね。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございました。
これを見てやっと「何の原因ですか」とは、原因報告を途中から聞き始めた人が「いま言っていることは、どんなことの原因なのですか」という意味になることに気がつきました。←この解釈でいいでしょうか?
できましたら、もっと詳しくご回答いただければ幸いです。

お礼日時:2013/01/19 09:45

「が、に、で、と、から、まで、を」


私が小学1年生で教育された単語です。
これを主語に続ければ、会話が成立すると教わり、
単語を暗記させられた記憶が残っています。

現代ではどうでしょう・・・^^
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございました。でも、何かのお間違いでは?

お礼日時:2013/01/19 09:41

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!