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「大阪で生まれた女」という歌の中に『大阪で生まれた女やさかい、大阪の街、よう捨てん』という歌詞が出てきます。

『よう捨てん』は、「捨てられない」を意味しているのだと思いますが、『よう』を用いた「そんなきつい仕事、ようできんわ」みたいな言葉を大阪の方(関西の方?)が使っていらっしゃっるのをテレビなどで耳にします。

『よう』には強調の意味合いが込められているのでしょうか。
なんとなーくわかる気がしているのですが、何か自分の中でふわふわしています。

『よう』を他の言葉に置き換えるとしたら、何がしっくりきますでしょうか。

大阪弁と関西弁は違うと聞いたことがありますが、好いですね、大阪の言葉。

A 回答 (7件)

色々自分が使っている言葉を連想してみました。



自分の中で当てはまったのは
「簡単には」かな?

確かに、関西は、神戸、大阪、京都と全て違いますね~
だから関西弁ってひとくくりには出来ないと思います。
大阪でも北と南の方では違いますね。
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私なりの解釈であることを、ご容赦下さい。



おそらく『よう』は、「そんなことよくやれるな。」の『よく』でしょう。
大阪弁でも当初は、上記を大阪弁風に「そんなんようやれるわ。」と
疑問形や呼びかけで、使われてきたと思われます。

その内、「そんなん、よう」と言うのが面倒臭くなってきて「よう」だけに
約(つづ)められてきたんじゃないでしょうか。
『イラチ』(せっかち、短期の意)と自他ともに認める大阪人のこと、
そういうことは枚挙に暇がないことでしょう。

したがって、約められた『よう』には、「そんなことをよく」という意味が
まとめて含まれることになったのでしょう。
中には「そんなことを(『そんなん』)」だけの意味を『よう』に持たせる人まで
出てきたのだと思います。

更にその内、「ようやれるわ。」ばかりでなく、「ようできんわ。」と
否定形にまで使う人まであらわれました。

なんて突飛な!と思う方もいらっしゃるかもしれません。しかし標準語でも最近、
これ(疑問形オンリー⇒否定形でも使用)に似た例が出てきてます。
『全然』という言葉は本来、「全然できていない」「全然足りない」と
否定形にのみ使われる言葉でしたが、現在では「全然OK!」「全然大丈夫」と
肯定的な表現にも用いられています(国語学上はまだ認められていないようですが)。

そういう日本語や大阪弁の特性によって、『よう捨てん』『ようできんわ』はそれぞれ
「捨てるなんてそんなことできない」とか「そんなことできない」の意味で
見事にコンパクトにまとめられた言語に仕上がっているなと、感心します。
(そういう風に解釈しないと前者の場合、意味が通じないでしょう。)
流石「いらち」の大阪人がみんなで考え出した言葉です。

いかがでしょうか。
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すいません、No.2です。

訂正があります。
【第5節1行目】
(誤)更にその内、「ようやれるわ。」ばかりでなく、「ようできんわ。」と
   否定形にまで使う人まであらわれました。
(正)更にその内、「ようやれるわ。」ばかりでなく、「ようできんわ。」と
   否定形にまで使う人まであらわれたものと思われます。

すみません、自分なりのシミュレーションだったので、断定はできませんね。
お目汚し、失礼しました。
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No.2,3です。

もう少し追加願います。

私が思うに大阪弁の『よう』の使い方は

1.本来の「ようできるわ」の『よう』で、「よく」の意。
2.「そんなんようできるわ」の「そんなん、よう」が約められ、「そんなこと、よく」の
  意味を持つばかりでなく、「そんなこと」にも用いられるようになり
  更には否定形にも用いられるようになったものと思われる、究極のコンパクト言語。
 「捨てるなんて、そんなことできない」を『よう捨てん』に纏め上げているもの。
 (そういえば、『捨てん』も「捨てられへん」を約めているようにお見受けします。)
3.「そんなきつい仕事、ようできんわ」という場合にも使われることから、
 「そんな~、できない。」の枕詞的にも使われているものと思われる。

こんなところでしょうか。
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西日本では広く使われていて、山口県 広島県 でも使います。



西に行くほどかつて全国的に使われていた古い言葉が残っています。

よう(能う)とは、「能く」のウ音便です。

大辞林より・・・

下に打ち消しの語句を伴って、不可能の意を表す。…することができない。
「これほどの所を―飛ばいで、あのなりは/狂言記・飛越新発意」



また、「できん」も昔の言葉が残っています。
できんは京言葉の「できぬ」が変化したものです。

昔は「できぬ」がいわば標準語でしたが、現在は東京などの東日本方言の「できない」が標準語とされています。

東日本地方では、言葉が乱れている。「・・・ぬ」というべきところを「・・・ない」と言っている、という感想も江戸時代にはあったようです。
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置き換えるなら、「とてもじゃないけど」かな。


「大阪の街、よう捨てん。(=とてもじゃないけど、わたしには捨てられないわ。)」
「そんなん、ようせんわ。(=とてもじゃないけど、わたしにはできない。)」

でも「よく~」の意味もあるので、使い分けに関しては慣れが必要。
「よう考えたらわからへん。(=よく考えるとわからない。)」
「ようよう考えて物言いや。(=よく考えて言葉を使いなさい。)」

状況によって使い分けが微妙な例(?)
「よう言わんわ(=とてもじゃないけど言えないわ。or=上手に言えないわ。)」
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すみません。

No.2~4です。今日一日、先ほどの回答にしっくりこないと思い
一日中考えてみました。

>『よう』を他の言葉に置き換えるとしたら、何がしっくりきますでしょうか。
No.4の2.の仮説は、イントネーション的にはそうなのかもしれない、でも
やっぱり納得できなくて、他に置き換えられる言葉を探していました。

>『よう』には強調の意味合いが込められているのでしょうか。
強調の意味合い?
だとすれば、標準語で言えば「とにかく」とか「まずもって」じゃないか?
そう思い、当てはめてみると
『よう捨てん』⇒『とにかく、捨てられない』
『ようできんわ』『ようやらんわ』⇒『とにかくできない』『まずもってやらない』
と、しっくりきました。

そういうわけで、私の結論としては
>『よう』を他の言葉に置き換えるとしたら、何がしっくりきますでしょうか。
は、『とにかく』とか『まずもって』(強調)じゃないかという結論になりました。
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