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4月からデッサンをならい始めました。

講師の方から、「輪郭線を描いて色塗りするのではなく面で捉えて描きましょう」とよく言われます。線画を描いてからその線画に色塗り、要は塗り絵するなという事だと思うのですが、面で捉えて描くというのがいまいちわかりません。円柱がモチーフだとすると大まかな陰影で六角柱みたいに描くって事ですか?

自分なりに考えたのですが、紙にモチーフの大まかなあたりを取り、モチーフをポリゴン風に脳内変換してそのポリゴンの暗い部分の面を描いていくっていうことですか???


分かりにくくてすみません。
アドバイスお願いします。

A 回答 (3件)

>自分なりに考えたのですが、紙にモチーフの大まかなあたりを取り、モチーフをポリゴン風に脳内変換してそのポリゴンの暗い部分の面を描いていくっていうことですか???



近いけどちょっと違うかなと思います。おしい!です。

ブロックとか、幾何学的なものならその感じで描いていけますが、手とか石膏のような有機的な形のものを描く時には向かないかと。

ポリゴンみたく面がバキバキ分かれてる→だんだんポリゴンの面を細かくして→なめらかで有機的な状態にする

…これじゃ、むずかしいですよね。

紙にモチーフの大まかなあたりを取り

モチーフを脳内で白黒に変換した時、暗いぶぶんを黒く大まかに塗って行く
(とにかくまず大雑把に黒い所と白い所をばさばさ塗って行く…B5えんぴつとかを寝かせて使って、ぼやーっと、輪郭あいまいに、黒色を乗せる感じ)

消しゴムで消したり、塗りたしたりしながら段々細かい陰影&輪郭を描いて行く

という感じでしょうか。

ちなみに世の中にはいきなり輪郭を描いて写真のようなデッサンを絵描ける人もいますが、特殊な人です。
ふつう輪郭を先に描くと、正しい輪郭を描くのは難しいです。不可能かも…。
という訳で、まずはぼやーっと塗って、消したり描きたしたりしながら輪郭を見つけるのです。

それから、上手な人が描いている所を見ると、理解の助けになりますよ。先生にお手本を描いてもらうのもいいかもです。
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アドバイスといえるほど大それた事はできないのですが、


面白い問題だと思ったので、私もこの問題について一緒に考えてみたいと思います。
あなたが高校の数学で微分や積分を習った、もしくは習っていると想定して、
話を進めていきたいと思います。

>面で捉えて描きましょう

・接平面をとらえる・・・微分

もしあなたが高校などで数学を勉強されていたら、曲線でかかれたグラフの、
ごく十分小さい範囲に接する「接線」の傾きを求める事が「微分」することだ、と教わったと思いますが、
さらに今度は微分する対象のグラフが、曲線のグラフから曲面のグラフへとグレードアップした場合、
曲面のごく十分小さい範囲に接する「接平面」がどのように傾いているのかを求める事が
曲面の「微分」をすることである、ということを想像できるでしょうか。
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/5112/heim …
私は「面で捉える」と先生が言ったのは、
この「接平面の傾きを調べる」事を意味しているのではないかと思うのです。

つまり曲面のごく小さい部分(ほとんど点)ひとつひとつに接するようなベクトルの方向を調べていくわけですが、
ただし、それではモティーフの一点一点の近くの曲面の形状を把握出来ても、
さらに「モティーフ全体」がどのような形をしているか、また各点(の近く)同士が互いにどのように関連づけられているか、
までは把握しにくいように私には思えるのです。
私はその把握をするためには、新たに「積分」の視点が必要ではないかと思うのです。

・色の分布を調べる・・・積分

光の粒子は(反射だけを問題にするのですから粒子説で十分でしょう)一つの光原からだけではなく、
背景のあちこちに反射し、はね返ったりしてモティーフに当たり、また、それがモティーフに乱反射して、
更にその光が床からも反射して・・・・といった具合に、非常に複雑にモティーフを「照らして」います。
http://c4d-training.jp/?p=89
例えばできるだけ照明がリアルになるよう、このように360度背景写真を光源として設定している場合もあるくらいですよね。
だから、「光が当たったほうが明るくなり、そうでないほうが暗くなる」といった当たり前に思える概念は、
「モティーフ上にあちこちから飛んできた光の粒子一個一個が、モティーフ上のあちこち一点一点に反射する確率」を、
統計的に述べているにすぎないように私には思われるのです。
つまり、「モティーフの各点をどのようなトーンの色に設定するか」という問題は、
元来離散的な数値の問題だと私には思われるのです。
ところで、積分の話に元に戻すと、
「積分」というのは下の図Aのようなでこぼこなグラフ(バラバラな数値のグラフ)の分点を細かくとっていって、
下の図Bのようにでこぼこをもっと細かくしていって、
ピンクの曲線のような連続的なグラフに近づけていくことだ、というようなことを学校で教わったかもしれませんが、
(とりあえずここでは面積の概念は横においといてください)
この話を先ほどの「モティーフを様々なトーンの点が様々な場所を照らしている」という問題に応用すれば、
下の図Cのようにバラバラに分布している様々なトーンの点を、下の図Dのような連続的な分布としてとらえる、
という、「確率・統計」に関する話がここに登場するように私には思えるのです。
ここで得られた「統計の分析結果」を手がかりに「色をつけていく」のではないかと思うのですが・・・

(申し訳ありませんが私は数学が専門ではないので、厳密な定義は数学に詳しい方に質問してください。)

まとめていうと、「面で捉える」時には「微分」が関係し、「色の分布を調べる」時には「積分」が関係する、
積分は微分の逆演算と習ったかも知れませんが、もしそうだとすれば、面で捉える問題と、色の分布を調べる問題とでは、
分析するための手段が全く異なるように私には思われるのですが、いかがでしょう?

最後に、ベクトルや確率統計の話をもっと知りたければ、この本を読むのが良いと思いますので一応紹介しておきます。
高校数学の範囲を超えていますが、図が多いので、かなり分かりやすいかと思います。

・図解入門 よくわかる線形代数の基本と仕組み
(秀和システム )

・プログラミングのための確率統計 (オーム社)

長い文章になってしまい、失礼しました。
「デッサン、面で捉えるにはどうすればいいん」の回答画像3
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<自分なりに考えたのですが、紙にモチーフの大まかなあたりを取り、モチーフをポリゴン風に脳内変換してそのポリゴンの暗い部分の面を描いていくっていうことですか???



たぶん、そのやり方では「塗り絵」から脱却できないと思います。
デッサンの初心者は誰でもそうだなると思いますが、線でなく面でとらえろと言うのはモチーフの実態を感じ取れという事だと思います。
モチーフがどんな形状でどんな大きさでどこから光が当たってるかを正確にとらえること。
そして自分の目からの距離感を正確にとらえて表現すること。すなわちどう見えているか、ですが。

絵の上では輪郭線は「線」になりますがモチーフ自体にはどこにも「線」はないわけで、自分の視線から見切れる0.1ミリにも満たない消失点(線)が現象として表われてるに過ぎません。
線は点の集合体ですよね。
その消失点は自分から見える一番遠い場所にあるわけです。
まさに消え入りそうなもっとも弱い線となって表されるべき線なのに「輪郭線」として意識してしまうと不必要に強い線になる。
人間の脳はその不自然さを正確に感じとって「おかしな絵」と認識するわけです。

円柱のわかりやすい解説と思うブログを見つけましたので参考に見てください。
http://suzume6.cocolog-nifty.com/blog/2013/02/po …

ここでも「距離感の表現」という事を強調していますね。
モチーフの形や大きさをとらえつつ自分の目線からどう見えてるかを表現しきる事がデッサンの極意です。
つまりは紙に絵を描いているという感覚は捨て、見えている物体を紙の上に浮かび上がらせると言うような感覚で描き進めることではないでしょうか。
そのためには目で見ることばかりに頼らずモチーフを後ろからまわりこんで見てみたり手で触れて大きさや距離を調べたりと体で感じることも必要です。
常に見えない面を意識しながら見える面を表現して行くと言う事です。

言葉にすると難解ですが、だんだんに慣れて物体認識の脳トレーニングを積んで行くことですよ。
枚数描くほど良いと言われる所以はそこです。一枚一枚、上達して行くことでしょう。
がんばってください。
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