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語源的なことを知りたいのです。

je vais/tu vas/il_elle va/nous allons/vous allez/ils/elles vont と動詞 aller は変化します。

昔は、aller という言葉と、v....er という言葉が別々にあり、似た意味を持っていたので、何時の頃か混ざってしまったと想像します。イタリー語などにも似た変化があります。

どなたか詳しいことをご存じありませんか。ラテン語の知識があれば分かることなのかも知れませんね。

語学好きのど素人です。助けて下さい。

A 回答 (3件)

フランス語の aller 「行く」は、ご明察の通り ラテン語の vadere "to advance"、ire "to go"、それに問題のある all- がラテン語の ambulare "to walk" からか、 ambitare "to go around"、いや all- 系は、 Vulgar Latin の alare からだと、諸説紛々ですが、 とにかく補充を扱う場合英語の go、 went に並んで例に挙がるものです。

イタリア語、スペイン語などロマンス系との比較は下記をご覧下さい。
http://en.wikipedia.org/wiki/Suppletion

この回答への補足

SPS700 さん
有り難うございます。
お礼の覧に書くと、追加の発言が出来ないので、取りあえず補足欄を利用します。
教えていただいたことは、これから詳しく見て行きます。
suppuletion という言葉も初めて聞くので、少し時間が掛かりそうです。

補足日時:2013/06/09 08:54
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    #1です。

補足です。

>>教えていただいたことは、これから詳しく見て行きます。suppuletion という言葉も初めて聞くので、少し時間が掛かりそうです。

     サプリーション(補充形)は、下記にちょっと説明があり、日本語の例も出ています。
     http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A3%9C%E5%85%85% …

     普通 go の過去形は go+ed が期待されるのに、 went になっているのはサプリーションのためだ、というように英語の例が引き合いに出されています。

     ご質問のフランス語では、ラテン語の ire "to go" から出た形が未来形に残っている、と言った三つ巴、それにまだ残っている問題もあるのですが、ご指摘は正鵠を得ています。
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すでに指摘されるように aller はラテン語の ire「行く」、vadere「歩く」、俗ラテン語の alare「行く」の混成で、活用形の欠けた部分を補い完全な活用をなす補充(suppletion/ Suppletivwesen)の代表です。

古典ラテン語からある ambulare を all-/ail- 系の祖とすることもありますが音声的理由では alare の方が可能性が高いと見られるようです。

これら元になった動詞はどれも完全な活用を持つ動詞で、欠如動詞ではありません。フランス語などで補充が生じた理由は音声的なことが想定されます。

ire の現在形活用

eo, is, it, imus, itis, eunt

これは見た目人称語尾だけと言えるほど短く(まるで語幹がないよう)音声的に弱いためこれを補うことが必要とされ、意味の近い別の動詞が当てられたと考えられます。

vado の現在形活用

vado, vadis, vadit, vadimus, vaditis, vadunt

フランス語では母音間の d が脱落し(これはよくある現象です)さらに多少の音変化を経て現在のような形になりましたが(vais, vas, va, -, -, vont)、*複数1・2人称は形を維持できなくなった(他と紛らわしくなった)ためにさらに別の動詞 alare で補ったと思われます。
(* clore, frire も活用の一部が欠けています)

ire は語尾に r を持つ単純未来と条件法に残ることができました。


他にフランス語の補充の例としては être があり、半過去など ét- の形を持つものはラテン語 stare「立つ」由来です。**esse「ある」と stare「立つ」はスペイン語やイタリア語では「二つのbe動詞」として並立し使い分けられますがフランス語では一つに統合されました。

ラテン語の esse の半過去活用

eram, eras, erat, eramus, eratis, erant

これを受け継ぐ er, ier のような形もありましたが音声的な理由とこれだけが不規則な語尾を持っているため stare 由来のものに置き換わりました(スペイン語、イタリア語では今でも er- 形を受け継いでいます)。
(** esse 自体も2つの語根の混成で、完了系時制は別語源です。現代フランス語における fu- を持つ形がそれを受け継いでいるため結局のところ3つの語源が混成していることになります)

この回答への補足

有り難うございます
精査の上、正式にお礼を申し上げるつもりですが、時間が掛かりそうです。

面白い例を知っています。
ドイツ語 be-動詞は sein で、過去分詞は、gewesen です。
これは他の単語 『Wesen 本質』などと混ざったと想像しています。
ところが、スイスの方言では、過去分詞が gsi = gesein(の短縮形?) なのです。
『s』が入っている所が、私のお気に入りです。

では後日また。

補足日時:2013/06/09 15:37
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