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先日、踏切での悲しい事故の話をニュースでやっていましたが、どうやら停止ボタンは押されていたものの、間に合わなかったので助けに入った模様です。

そこで疑問に思ったのですが、あの停止ボタンを押して、どれくらいの時間で電車は停まることができるんでしょうか?
そもそも停止ボタンが押されて、どういった手順で電車は停まる仕組みになっているんですか?
あれを押したからといって、運転手の意図に関係なくブレーキがかかるわけではないですよね。

A 回答 (5件)

こんばんは。


他社ではありますが、首都圏の私鉄で電車運転士をしております。

>あの停止ボタンを押して、どれくらいの時間で電車は停まることができるんでしょうか?

在来線では、非常ブレーキを掛けてから600M以内に停止できるように最高速度が定められています。
トラブル等で支障している踏切、
それを運転士に知らせる「発光信号機」は、その制動距離(600M)を踏まえ、踏切までに停まれる様に設置されています。

カーブなどで見通しが悪い場合は、「近方」、「中方」、「遠方」を複数設置し、見通し600M以上確保できるようにしています。

ただ、鉄道車両はレールと車輪との摩擦で走るモノ。
自動車のように急には止まれません。
直前の段階では、どうしても間に合いません。

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>停止ボタンが押されて、どういった手順で電車は停まる仕組みになっているんですか?

発光信号機は停止信号と同じ意味を持っています。
運転士に「止まれ」と指示するモノです。
確認次第、運転士は手動で非常ブレーキを掛けます。

会社によっては(小田急など)、踏切の非常ボタンを押すと、発光信号機が動作すると共に、
ATSと関連付けて自動的にブレーキが掛かるようになっている所もあります。

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>あれを押したからといって、運転手の意図に関係なくブレーキがかかるわけではないですよね。

上記の通りで、
運転士の意図に関係なくブレーキが掛かってしまう路線もあります。
理由有って押すのは良いのですが、悪戯で触ってはイケマセン。
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http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B8%8F%E5%88%87% …
こんな感じ。
見える範囲ですから数百mでしょう。

場所・速度に因ります。
運転士が手動でブレーキを掛けます。
200mから500m程の距離が必要です。

場所にも因るとは思いますが、遮断機・警報器は列車が700~800mのところで作動します。
遮断機が下りて待っていたと言うことですから、500m以下でしょう。
それからボタンを押したのだとしたら、2~300m
運転士が発見できるのもそんなもの。
運が良ければ重体程度ぐらいの速度に出来るかも知れませんけれど。
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非常に気が付いたなら、運転士は即座に緊急停止の操作をするでしょう。

そういう訓練をしていますから。
ですが、全速であれば停止までに4,500mはかかります。なので距離によっては止まれません。たとえば100mであれば緊急停止の操作をしても間に合いません。なので、緊急ボタンが押されたタイミングが重要になります。停止可能な距離の前で押されれば停まれる、となります。
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基本的には、現在の鉄道網の多くではATS(列車自動停止装置/Automatic Train Stop)と連動しており、自動的に停止するように働きます。

(一部、例外区間もありますが、人の多い混雑地域や都市エリアを地盤に持つ、JR東西、東海などは大半のエリアで対応しているはずです)

ちなみに、電車が時速80キロメートルで走行中に、停止するまでに必要な距離は何メートルかご存じですか?自動車なら、58mです。制動距離が36mですから、22mは制動(コントロール)も効きません。

それに対して、電車は、最新の車輌でも実は300~500m進みます。(これでも以前よりは短くなっています)

これは、中学校理科で習うものですが、いわゆる摩擦係数の違いによるものです。自動車の場合は、タイヤの凹凸面と、アスファルトまたは路面の凹凸面が、摩擦係数を引き揚げるため、摩擦より熱としてロスする運動エネルギーが多くなり、走行できる距離が短くなります。

それに対して、鉄輪と鉄レールを敷設した線路上では、線路そのものには凹凸はほとんどまたは、全くと言って良いほどなく、ブレーキのみで停止することになります。ブレーキを掛け、車輪がロックされたとしても、摩擦係数が低いなら、そのまま滑るように走行します。

これは、氷の上をスケートで滑るのと同じです。
もちろん、スケートなら重心の変更などで、ブレーキが効きますが、車輌の場合は、そういうこともできません。よって、電車が見える距離であるなら、ブレーキを気づいてから掛けたとしても、一定以上の速度なら間違いなく間に合いません。そして、車重やエネルギー係数も大きいですから、たとえ低速でも車輪に巻き込まれれば、人を切り裂くぐらいの力があります。


それらを考慮しつつ、高速化したのが、新幹線です。
新幹線は、在来線ラインを走行するミニ新幹線を除けば、踏切がないように設計されています。
また、駅のホームや、山岳地のトンネルの手前などを除けば、外から人の侵入がないように線路が隔離されています。そして、車輌の先頭には石や大きなゴミなら、ぶつかってもはねのけるスカートが付いています。即ち、人などの侵入が発生しないそして、ゴミが入っても、全てはねとばす前提で設計されているのです。

もし、新幹線が緊急停止した場合の制動距離は、最低でも600mを軽く越えます。
その際の車内の停止に掛かるG(重力加速度)は数Gに達しますから、車内での転倒などによる事故が多発します。だから、高規格の専用線の場合は、緊急停止はしない前提で、人が入れないように設計しています。(ミニ新幹線では、併走区間は、原則電車と同じ速度になります)
最近は、それでも自殺などに使う輩がいるので・・・。世界一安全な乗り物なのですけどね。
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直近の信号機に停止信号を送ると同時に、発炎筒や発光信号で運転士に知らせます。


緊急ブレーキを掛けても500や600mは走ってしまいます。
50mやそこらで止まると、乗客がみんな前方に飛ばされて大惨事になりますから。
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