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支倉凍砂著「狼と香辛料2」(電撃文庫)では主人公ロレンスが売り物の武具を、ラトペアロン商会から信用買いして出発します。以下の【】内は引用文です。

(1)【資本の倍の金額で商品を買えば値下がりの影響も二倍になるから、安定してさばける武具は信用買いに適しているといえた。】

↑論理的に意味のない日本語ですよね?

(2)【「リュビンゲンハイゲンならこちらの商会と懇意の商会もあるでしょうから、そちらに売ることで、貸し借りの相殺ということで」
要はロレンスがラトペアロン商会に借金をして買った武具をリュビンゲンハイゲンの商会に売った後、わざわざ代金を持ってラトペアロン商会まで返しに行かなくてよい、ということだ。
金のやり取りは特定の相手方となら帳簿の上の足し算引き算で済む。】

(すぐに売りに行ったシーンと思ったのですが、酒飲んでる商会で証書を書いてもらう。それがよく分からないのですが)
リュビンゲンハイゲンの街に着くと、(酒を飲むバー?みたいな)商館で、レメリオ商会宛の証書を書いてもらいます。そしてこう言われます。

【「レメリオか。売り付け先が決まっているということは、信用買いでもしたのか」】

レメリオ商会につくとラトペアロン商会に騙された事がはっきりします。武具はとっくに暴落していてラトペアロン商会からレメリオ商会に早馬で債権譲渡がなされた後でした。

【「ロレンスさんがラトペアロン商会でぴったり百リュミオーネ分の武具を買ったうちの、信用貸しの証書に記載されていた借金に当たる金額、しめて四十七リュミオーネと四分の三を我々に返済してくれればそれでよいということです。」】


そもそも(仲買人的な)主人公が売り付け先が決まっている信用買いをして利益を得ようとしたこの決済の仕方が分かりません。

私は商取引など知りませんのでご教授のほど宜しくお願いします。

A 回答 (24件中21~24件)

No.1です



>商館には借金を背負っていないようでした。商館が会員である主人公の責任を
>取ると同時に主人公を逮捕する秒読みの展開

手形が誰の手にあるのかわかりませんがロレンスに対して
手形分の「貸し」があるのでお金を取り立てないといけません
ロレンスの逮捕はお金を払わないから捕まえるのです
ロレンスを逮捕しても手形の持ち主の損した分は商会が負担しなければいけません
これが手形を扱う上での商会の保証で責任です
権力によっては踏み倒したりの話もあります

参考にはならないかも
初めて読んだ中世の本はアレクサンドル・デュマの「ダルタニャン物語」です
講談社から全11巻販売されている大作で
第一部は「三銃士」として映画やアニメにもなっています
これで歴史上の背景や生活を知りました
面白かったので当時の時代背景の本もたくさん読んで調べたりしました

ラノベを読み始めると自然と用語や言葉が解ってしまいました
ラノベに限らずファンタジーなどの多くは中世の歴史を参考に書かれていますので
やはり人が書くものなので生活観や設定などは、新しく考えるより
既存の設定を借りたほうが読者も作者も解りやすいです
魔法やドラゴンのように読者も想像しやすい設定のほうが
感情移入できやすいですし独特な用語は説明も丁寧です

今回のように、いきなり経済入門書として読むと
ファンタジー要素も多く理解が追いつかないのも頷けます
経済にしろ歴史にしろ学ぶなら専門書のほうが良いです
歴史を知ったら歴史小説なども面白みが増します

AAですが短編から長編まで漫画のように読めます
ジャンルは歴史、ファンタジー、オリジナルなど
多種多様で様々なアニメキャラが登場して作品を構成しています
ロレンスはそこで知りました
駄作から名作までいろいろあります
AAにも賛否両論があり具体的な作品名は控えますが
質問者さんは「やる夫 青い血」で検索したら
当事の生活観や価値観を学べると思います

あくまで作者はプロではなく間違いがあることもあります
このことを忘れずに読んで楽しんでみては如何ですか?
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
とても参考になりました。
当方旧式ケータイですが青い血は検索してもさっぱりわかりませんでした。
理解に関しては作者の文章力次第だと思います。優先順位として筋書きの組み立てつまりその説明が粗いのがラノベだと思いました。文にしかありませんから文で表現されなければ仕舞いです。読者の勝手な想像に任せたら世界中の本が名作です。
間違いはいいのですが説明せずに先に先に行くのが困ります。漫才のノリですね。長い文章である意味がないという。

お礼日時:2013/11/19 04:01

No.1です



>私は説明の多い経済ラノベを期待して読み始めたのですが

見逃していました
経済ラノベってジャンルは初耳です
「野球部のマネージャーが~」とかは
読んだことありませんがネタ本だと聞いています

ラノベ小説家は経済の専門家ではありませんし
簡単な商取引しか書かない場合が多いです
ファンタジーなら多少のご都合主義(アレンジ)も可能ですし
経済の勉強には不向きかと思います

物語を読んでないので勝手な想像ですが
「狼と香辛料」はファンタジーとしての
ホロとロレンスの掛け合いを中心とした物語で
商取引までは深く考えていないのかも知れません
質問者さんのキャラクターのドタバタ中心の筋立てとの感想道り
ホロの狼?としてのキャラとロレンスの商人としてのキャラを
引き立てさせたいためだけの設定とも考えられます
ラノベは深く考えずにキャラや設定を楽しむものです

狼はホロ
香辛料は大航海時代に同じ重さの金と交換されるほど
儲けが多く、命を懸けてまで仕入れる価値がありました
成功すれば大金持ちになれますから

「狼と香辛料」は題名からホロと一緒に旅をしながら商売して
お金を稼いで2人で店を持って安定した生活をしようとする
サクセスストーリー、失敗して田舎でのんびり過ごす
などを結末にしたい作品かもしれません
さすがに旅の途中で殺される結末は読者が怒りますし・・・
他の作品や歴史からの個人的な判断ですの間違いかもしれません
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No.1です



No.1の回答の訂正と補足を見ての想像ですが
商会同士は手形で取引しているのは明らかで
手形は商会の経営する商館で発行していると考えられます
物語では商館は商会が経営するバーのようなものかな
旅人や冒険者、商人が情報交換したり仕事を斡旋したりして
商館いわゆるキルドが儲けようとする場所だと思います

武器の価格下落を知ったラトペアロン商会は在庫が邪魔で
ロレンスにリュビンゲンハイゲンなら通常な価格で売れる
ので儲けがでると騙して武器を売りつけました
その時の代金は手形として借金しています
ロレンスが欲を出して信用買い(借金)をし
多くの武器を購入しました
ラトペアロン商会は武器が安くでしか売れないことを
知っていますのでロレンスの借金は売値では返せません
なので手形を早馬でレメリオ商会にロレンスが到着前に
売りつけて自分の利益を確保しました
ロレンスは取引後(手形決済時)に自分が騙されたと解りました
で、手形はレメリオ商会にあり、ロレンスはここで手形の決済を
しなければなりません
気がつけば借金だけが残ってました

>レメリオか。売り付け先が決まっているということは、信用買いでもしたのか

レメリオ商会の商館の人間は、売り先の解っている武器の価格が下落しているのに
わざわざ売りに来ているのは騙されていると、すぐにわかります
また手形の代金が高額なため信用買いをしたのではと推測できます
ここでロレンスはすべては商館の計画道り騙されたと理解しました
残りは借金のみで、ここで身包み剥がされるかお金を都合をつけなければなりません

商人とは安く物を仕入れて他の町で高く売りつけて
その差額を儲けとして生活しています
戦争が始まりそうなら武器は高く買ってもらえます
普段は仲間の商人やギルドで情報を交換したり買ったりします
この作品では商館で行うことが多いと想像できます
今回のロレンスの失敗は情報を仕入れず商会を信用したためです
情報がなければ借金をしてまでリスクの高い取引をしたロレンスにも非はあります
武器などは平和なときは要りませんから生活必需品を扱えば良いだけです


個人的な意見ですが
中世の商人は運送業も兼ねていると考えたほうがわかりやすいです
馬車で荷物を運んで他の町で売りますから
漁村で魚を買って内陸部売れば儲けれます、で内陸部で小麦を買い漁村で売ります
その時の取引をお金を使ってやり取りします
町が発展したら街道が整備され食料以外の取引量(娯楽品や宝石など)が増えます
様々な商品の取引を取りまとめるギルドができ、商人の犯罪を取り締まります
大量の武器やご禁制な商品を取り扱っている商人を捕まえます
ギルドが介入して流通をスムーズに行えるようにしますが
ギルドに入らなければ商売ができないという弊害もあります
もちろん商売をするためにギルドにお金を払います
ギルドは信用が命ですから手形も発行できますし守りもします
このような中世で実際にあった歴史を知っていたら
物語を読むのに理解しやすいと思います

質問者さんは多くの本を読んで歴史や取引の内容が理解できたら、
将来この本をまた読んだときに新しい発見や内情を理解できるかも?
ラノベなので深い意味はないかもしれませんが・・・

本音を言えばAA(アスキーアート)でしか見たことないので
商人として、いろいろな町に旅をしながら
ホロとロレンスのやり取りを中心とした本だと思っていました
AAではロレンスはやり手の商人として書かれていますので

失礼な言い方ですが損をしたという結果だけ解れば
ホロとロレンスの掛け合いを楽しめば良いのではと・・・
ラノベですから他の作品との世界観も似ているのも多く
解りやすい冒険者ではなく旅をする商人が主人公なので
手形などが存在しため質問者さんは混乱したのだと思います
ラノベですので気楽に楽しめれば得したと思えたら結果オーライです
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この回答へのお礼

アスキーアートとは掲示板などで記号で絵を書くあれですか。あれでマンガのようにストーリーを立ち読みする文化があったのですか。こちらの方に驚いています。


掛け合いは楽しめませんでした。回答者さんはその掲示板のアスキーアートだけで掛け合いも見られたのでしょうか。そこでは筋書きが長い文章で書かれたりしてないのですよね、アスキーアートと吹き出し程度で。


読み直してみましたが商館には借金を背負っていないようでした。商館が会員である主人公の責任を取ると同時に主人公を逮捕する秒読みの展開みたいです。読みにくいです。

ちなみに回答者さんはギルドの時代的な世界像をどのように学ばれたのですか?別のラノベですか、アスキーアートですか。
本書よりそれが読みたいです。
手形の登場で混乱する読者の方が一般的ではありませんか。私は経済学を学習できますと評価のあるラノベだけに混乱どころか当然、書評の宣伝文句どおり簡単に経済学を楽しめるものという動機で読み始めました。

お礼日時:2013/11/18 14:06

こんにちは



この作品は名前しか聞いたことがありませんが

信用買いとは自分の元金以上の取引が出来ますので
1の回答としては
ロレンスは「武器なら値段が他の商品より安定しているから
価格変動もなく確実に売れると判断した」と考えているので
文章としては一応すじが通っています

2の回答としては
商会の証書は今で言う手形です(小切手でもいいです)
商会同士は取引がありますので手形の発行もありえます
現金を旅で運ぶより帰ってから換金したほうが楽です
レメリオ商会はロレンスに武器の価格の下落を教えずに
輸送の依頼をしました
しかしロレンスは欲をかいて借金をしてまで
自分で仕入れた武器を一緒に運んで儲けようとしました
(1の信用買いのことです)
結果ロレンスは武器の損失分と信用買いの利息分の
借金が残りました

作品を読んでないので想像ですが、よくある話です

この回答への補足

お礼の訂正です。商会に支払い義務が、ではなく、商館に対して、です。商館が借金取りの立場になってるのです。だから商会が債権を商館に買い取ってもらったのかなあと素人考えしますが一文字もそのような説明はありませんでした。説明がないんですよ(^^;)この小説。これで筋が追える人はスゲエです。私は説明の多い経済ラノベを期待して読み始めたのですが簡単な経済学さえ説明しないでキャラクターのドタバタ中心の筋立てと商取引が解りにくい問題提起小説でした、二冊読んだ限り。

補足日時:2013/11/18 04:08
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この回答へのお礼

こんにちは。
ご親切に有り難うございます。
質問投稿から23日目です。為替の議論とは思えないスローな質疑応答(--;)あきらめかけていました。

レメリオ商会に買ってもらう予定で売りに来た話です。レメリオ商会が買い取る約束をしたのではなく、武器ならそこに売りに行けばという仕入れ元の店からのアドバイスだったように思います。仕入れ元の店とレメリオ商会は帳簿上で処理できる間柄だから好都合ですと。
それで信用買い。そしてレメリオ商会の街に着くとなぜか売りに行く前に商館という別の信用組合的なところで証書を作成したんです。だから為替を振り出しというシーンなんだと思いますが本文にはそういった商業技術的な記述はありません。
その後、レメリオ商会に行くと買値は安くて売るに売れないし、なんとレメリオ商会には仕入れた店から(の早馬が追い抜かして)債権譲渡までされていた。
主人公は商会に支払い義務が残ってしまい悩むという物語なんです。
たぶん読んでも情報量は同じ、同じ分かりにくさだと思います。
ですから商取引から当然だろうと説明が省かれていると読解してやるしかないのですが私にはそれも分からないのです。

欲をかいたという感想文は素晴らしいと思いました。そんな感想を持ちませんでした。そういった高尚な感想を抱かせにくいのがこの本の実際の文章です。

お礼日時:2013/11/18 03:55

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