天使と悪魔選手権

白血球が血液中で細菌やウイルスを食べることで病気から身を守っていると習いました。

逆に、白血球が細菌やウイルスと間違えて活動して身体に害を与えてしまうことはあるのですか?

A 回答 (3件)

「身体に害を与える」という意味では、白血球が異常な働きをすることで身体に害を与える場合と、白血球の機能としては正常だけど結果的に身体に害を与えてしまう場合とがあります。



白血球の働きにも、いろいろなものがありますが、悪いもの食べてしまう(貪食)働きと、免疫が攻撃をかける対象を識別する抗体を作る働きの二つが特に重要です。
白血球の異常な働きと言う場合も、貪食の異常と、抗体産生の異常が重要です。
貪食の異常として有名なのは、血球貪食症候群です。これは、字のごとく白血球が、自分の血球(白血球・赤血球・血小板)を食べてしまうもので、採血にて白血球・赤血球・血小板の低下が認められます。
抗体産生の異常は多数ありますが、重症筋無力症(アセチルコリン受容体に対する抗体ができてしまう)や特発性血小板減少性紫斑病(血小板に対する抗体ができてしまう)などが有名です。

白血球の機能としては正常だけど結果的に身体に害を与えてしまうものとしては、いわゆるアレルギーが代表的です。機能としては正常と言うことですが、花粉なんかはいちいち免疫でがんばってやっつけなくても良いわけで、その意味では花粉症は免疫のやりすぎといえます。

この回答への補足

身近な例で言えば、「花粉症」があるのですね。
とてもわかりやすかったです、ありがとうございます。


・・・白血球だけでこれだけのことがあるんですね。
血液や細胞、いろんな病気なんかも同様またはそれ以上に知っておかなくてはならないと思うと、医学方面の人はやっぱりスゴイと思います。

補足日時:2014/03/12 03:33
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この回答へのお礼

わかりやすかったです。
ありがとうございます。

お礼日時:2014/03/19 21:14

 >逆に、白血球が細菌やウイルスと間違えて活動して身体に害を与えてしまうことはあるのですか?



 「間違えて活動して」の意味がよく分からないけど、異常に増える白血病とかならあるよ。
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白血球は生体防御に関わる免疫担当細胞としての役割が明確で、異物への攻撃や排除をしますが、正常な自己の細胞は攻撃しない事が学説でも確認されており、自分の体に危害を与える事は有りません。

この回答への補足

レスありがとうございます。

その白血球が変異してみたいなのはないのですか?
専門でないのでよくはわかりませんが、たとえばインフルエンザウイルスのようなこととかです。

補足日時:2014/03/05 17:30
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