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パソコンDTM時代になって、雲の上の銘器音源をいろいろ試せるいい時代になったと個人的には思っております。
スタインウエイは頂点のピアノですから沢山の音源ソフトメーカーから発売されていますが
ある特定の鍵盤を叩いたときだけ、特別きらびやかな音が出るDTM用ピアノ音源がありました。

もしや、これが例のサウンドベル効果なのかろうか?
というのが今回質問の動機です。

たとえば
サウンドベルだけを取り外し、お寺の鉦のようにチーン♪と叩いた場合、何ヘルツの音がするのんだよ。
とか、
実器のスタインウエイでそのような特定音だけ際立つのは、整音整調不足だから、そういうDTM音源は欠陥品なんだよ。
などなど、何でもいいので情報いただけましたらうれしいです。

A 回答 (2件)

 No.1です。


 補足でいろいろとご質問が追加されていますが、残念ながら私はピアノの構造や原理には詳しくないので、的確なお答はできないと思います。

 ただ、「サウンドベル」は、別名「トレブルベル」と呼ばれているように、やはり高音部の響きためにあるものだと思います。
 下記のスタンウェイの特徴を述べたサイトでも、「弦の20トンにも及ぶ張力を受けるフレームの最高音部(トレブル)の補正をする為の重要な装置」と書かれています。

http://www.matsuyama-gakki.jp/piano/steinway/his …

 下記の「スタンウェイ」のウィキペディアにも、「フレームとリムを連結し弦圧を最適化するとともに高音域の響きをリムに伝えるサウンドベル」と書かれています。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%BF% …


 音響学的にはどのような働きをするのか、よくはわかりませんが、低音域、中音域が、「弦→ブリッジ→響板」で響かせているのに対して、高音域で「弦→金属フレーム→サウンドベル→リム(胴板)」の響きを追加しているように思います。フレームが金属であるという特性を活かす技術かと思います。(木材が高音の減衰が大きいのに対して、金属は減衰が少ない)つまり、サウンドベル自身が「鳴る」のではなく、あくまで「振動を楽器全体に伝える」役割なのだと思います。

 オーディオ装置で、スピーカの下に「インシュレータ」を入れて、スピーカの振動を外部と遮断したり、逆にゴム系の材質で低音域を膨らましたり、金属系の材質で高音域を補強したりするのと同じようなものではないでしょうか。
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この回答へのお礼

とてもわかりやすいご解説をいただき
本当にありがとうございました。

>サウンドベル自身が「鳴る」のではなく、あくまで「振動を楽器全体に伝える」役割
特にこの部分がわかりやすかったです。

おかげさまでもやもやが取れました。

お礼日時:2014/03/13 00:13

 スタンウェイのピアノは、何か所かでちょっと弾いたり、演奏するのを聞いたりすることがあります。

いい音はしますが、少なくとも「特定の音で特別きらびやかな音が出る」ということはありません。もしそうであれば、それでは楽器として失格です。

 スタンウェイのサウンドベルについては、こちらに少し詳しく載っていました。
http://shimamuramusic.hatenablog.com/entry/20091 …


 弦楽器で高い音を出そうとすると、弦を短く、あるいは弦を細くする必要があります。これがヴァイオリンやギターであれば、細くすると切れやすくなりますが、演奏しないときにはゆるめておけば、何とか長持ちさせられます。それでも、ギターなどでは、高い音を出すためにハイポジションになると、響きの少ない「ポコポコ」という音になります。

 ピアノは、高音の弦であっても「弾かないときにはゆるめる」というわけにはいきませんので、弦の耐久性を考えると、高音であってもある程度の太さと強度を持った弦にする必要があります。それで高い音を出すには、長さを短くして強い張力で張る必要があり、響きの少ない「ポコポコ」という音になりがちです。スタンウェイのサウンドベルは、おそらくそれを金属の響きで補い、豊かな響きの高音を鳴らすためのものだと思います。(素人の浅はかな考えですが)

 ということは、特定の振動数ではなく、「高音域」として定義される範囲の振動数で広範囲に均等に反応する周波数特性を持つ必要があると思います。基本振動数が卓越しないようにして、高調波がたくさん、複雑に出るような作りにしてあるのではないでしょうか。
 日本のお寺の鐘が、振動数的にはかなり複雑な響きを持っているのと同様、スタンウェイのサウンドベルの周波数特性はかなり複雑なものだと思います。そうしなければ、楽器としてかえって「悪さ」をすることになりますから。

 根拠のないお話ですみません。
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この回答へのお礼

実器を弾かれた方にご回答いただけて感激です。

なかなか実物のお話を伺えるチャンスはございませんので、
是非とも、もう一押し、お願いできますでしょうか?

【回答No.1】でのお話は主に高音域に限定されているように(実器を知らない素人には)受け止めてしまいそうなのですが、サウンドベル効果というものは(たとえベル本体を取り外して単体でチーン♪と鳴らせば仏壇の鈴のような高音だとしても)ピアノ88鍵のすべてに影響を与えるスタインウエイサウンドの源である、ということになりますでしょうか?
(ベルが全音域担当であれば、響棒にとりつけられていることが理由でしょうか)


最初の質問文が悪くてとても反省しています。
どうかお許しくださいませ。

高音域だけに限定されたパーツでは、カポダストロバーがあるので、これとサウンドベルとの棲み分け(適用される周波数)区分がよくわからないのも今回質問の主旨でありました。
(何も知らない素人としては、まんべんなく高音域を覆ったカポダストロバーと、鈴型の固有形状をしたサウンドベル部品では担当周波数領域が違うだろうな?と思ってしまったわけです)

Tann3さまのご解説は、とても好きなので、おわかりの範囲でかまいません。
ほんのわずかでも私のステップアップになればとてもうれしいですので、よろしくお願いします。

お礼日時:2014/03/12 11:46

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