
世界を股にかける貿易会社の社長は、それに欠かせないスキルとしての語学は当然のように堪能です。
同様に、ITの世界での語学に相当するものといえば、プログラミング言語だと思うのですが、日本では、プログラミング経験もなく、まったくコードの読めないような人が社長をやったりプロデューサをなったりすることがよくありますよね。
シリコンバレーではCEOはエンジニア出身だったり、プロデューサエンジニアのような人もたくさんいると思うのですが何故なんでしょう。
そして、プログラミングが全然できない社長が率いるIT企業群って、世界でわたりあえるのでしょうか。
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
>>そして、プログラミングが全然できない社長が率いるIT企業群って、世界でわたりあえるのでしょうか。
プログラムに対して、日本の社長は「単なる金儲けの手段のひとつ、資本が少なくても儲けることが可能な業種」という認識だと思います。
それに対して、シリコンバレーの社長、トップの方達は、当然ながら金儲けもあるでしょうけど、「このソフトウエアで世界を変えてやる!」「世界に無いものを創り出してやる!」という野望も持っていると思います。
ですから、シリコンバレーの場合は、プログラム言語とか、それ以外の部分で優れた資質を持った人が活躍するけど、日本は違うんです。
それは、日本のIT企業の社長だけでなく、そのIT企業で働く技術者たちも同じなんです。
ちょっと前に読んだ本に書かれていましたが、(特殊な例かもしれませんけど)
A:おまえ、プログラミングの技術、がんばって勉強している?
B:やるわけないだろう。それは、下請けの仕事だろう。下手にプログラム技術を持っていると、出世できないだろう?
A:そうだよなあ。俺たちは、大手IT企業のSE。プログラミングなんて下賎な仕事したくないよなあ。
・・・・・・・
大手SI企業の上司:なんでお前がプログラムを見ているんだ。そんなのは下請けの仕事だろう!そんなことやっていたら儲からないじゃあないか!
・・・・・・・
日経BP社からでている書籍に以下の本があります。
『ソフトを他人に作らせる日本、自分で作る米国「経営と技術」から見た近代化の諸問題』/日経BPビジョナリー経営研究所
これを読むと、本当に誰もが幸せになれない日本のIT業界ってのが、よく判りますね。
さらに、米国からみて、日本企業(エンドユーザ企業)はIT技術者も少ないし、そのレベルも低すぎる。そのくせ、IT技術オンチゆえのメチャクチャな要求を出してきたりする。日本企業のトップはIT技術が判らない人ばかりだし、たまに判る人がいても、トップの技術判断が下に伝わらない。
ということで、すばらしいソフトウエアが米国にあっても、日本で販売しないこともあるといいます。
そして、当然ですけど、日本のIT企業は、世界と渡り合えるわけがありませんし、素晴らしいソフトウエアの存在を知らされることのない日本の一般企業も、仕事の効率の差で負けているのではないでしょうか?
ありがとうございます。具体的な描写がいくつか散りばめられていて、理解しやすかったです。
>ということで、すばらしいソフトウエアが米国にあっても、日本で販売しないこともあるといいます。
>素晴らしいソフトウエアの存在を知らされることのない日本の一般企業も、仕事の効率の差で負けているのではないでしょうか?
問題の影響範囲はIT業界だけに収まらない、思っていたより大きな問題を招いていることが理解できました。
ありがとうございます。
No.5
- 回答日時:
No.2です
ビルゲイツについては、悪い話ばかりですし、それゆえに技術のないIT企業の経営者って思われがちですが、彼は現場においても通用する優れたプログラマでもありました。
例えば、エクセルのためのVisualBasicの仕様書、500ページを作成して、ビルのレビューを受けた技術者がいます。それだけの分量の仕様書をビルは1日で読み終えて、しかも全てのページの欄外にコメントが入っていたそうです。
そして、彼は仕様書について質問してきたそうです。質問は全てのページを読んでいたらしく、どんどん難しく、ますます詳細なものになっていったそうです。それらの質問に全て答えて、最後の質問がやってきたそうです。それは、日付関数についてでした。
その質問に正しく答えた時点で、レビューは終了したそうです。
この日付の問題は、1900年の閏年のバグの問題でした。それは、ロータス1-2-3のワークシートを読み込むために、そうする必要があったそうです。つまりは、ロータス1-2-3のバグなんですが、640kのメモリで動かすには、ロータス1-2-3は少しでも小さくする必要があったからだそうです。
ビル・ゲイツは、その仕様書に書かれていたVariant型やCOMオブジェクトやIDispatchを理解しており、オートメーションと仮想関数テーブルがなぜ違っていて、なぜデュアルインターフェースが必要になるかが判っていたんです。
彼は、ソフトウエアについてうるさく干渉することはなかったけど、そうかといって一瞬でも、彼を誤魔化すことはできなかったわけです。
また、ジョブズにしても、あのブルーボックス(長距離電話ただがけ装置)を設計する際にプログラミングを行っていました。
ジョブズは、プログラマーではなく、デザイナーとして、経営者として力量を発揮しましたけど、そういう能力を磨くには、プログラミングを学ぶべきだと考えていたそうです。
なるほど。ジョブズ氏はセンスよいアマチュア、ゲイツ氏は一流の職人の一人といった感じでしょうか。
程度の差はあれ、手を動かしてプログラムを作り、それを世に出したことがあり、それに喜びを感じたことがあるということは間違いないようですね。
ありがとうございます。
No.4
- 回答日時:
会社の有限責任に対する風土の違いですね。
あちらは会社を潰しても経営者はすぐに復活できますから会社経営の素人でも技術があればつとまります。
日本では会社がだめになれば経営者もアウトですから技術が有っても経営の才覚がないとだめですね。
日本でも技術と経営才覚、それに日本人をコケにする目標があれば白い犬の親方の様な人にもなれます。
なるほど。
確かに日本の資金調達の仕組みは、一度倒産すると再起不能に近い状態になるという点でアメリカとは違いますね。
参考になりました。ありがとうございます。
PS.日本人をコケにする目標があるかはさておき、技術と経営才覚をもつ白犬の親方。たしかに日本にも強烈なIT起業家がいましたねw
No.3
- 回答日時:
よくわからないけど、本格的、という意味なら、
スティーブンジョブズ
も
ビルゲイツ
も
プログラミングはできませんよ。
ジョブズは、もうひとりのスティーブという天才的なパートナーがいました。
ビルゲイツは、アスキーの西さんの助言で、OSを他社の製品を買い取って、Windowsの前身、DOSを手に入れました。
>ビルゲイツは、アスキーの西さんの助言で、OSを他社の製品を買い取って、Windowsの前身、DOSを手に入れました。
そんな出来事があったのですね。
参考になりました。
ありがとうございます。
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