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NAS購入のご相談です。
NASというよりは、LinuxベースとWindows Storage ServerベースのNASの比較のご相談かもしれません。

現在使用しているBuffalo社製のLinuxベースの古いNASの買い替えを検討しています。
予算の都合もあり、1UタイプのLinuxベースの一番お安い製品を検討していたのですが、販社から「LinuxベースのよりもWindows Storage Serverベースの方が売れていますし動作が安定している」との意見がありました。
そこで、予算の都合が付くとして、Buffalo社製のWindows Storage Server 2012 R2 WORKGROUPエディションベースのNASも比較対象としましたが、Server関係に詳しくないことも手伝い、LinuxベースのNASとの価格差分の機能差が見いだせません。

購入検討しているNASの定価は、Windows Storage Server 2012 R2 WORKGROUPエディションベースが30万円、Linuxベースが20万円と、価格差は10万円ほどなのですが、今年度内に同機種を複数購入する予定ですので、結果的には差額が大きくなります。

Windows Storage Server 2012 R2 WORKGROUPエディションを使用した際の利点や、当部署での使い方による問題点等は以下のように洗い出したつもりですが、これ以外に、Linuxベースにない利点や問題点はありますでしょうか。

・同時接続するユーザー数は50未満なので仕様内もしくはギリギリ
・MacユーザーはSMB接続させる
・Linuxベースと違い第二階層以下のフォルダにもアクセス権を設定できる
・Linuxベースと比較しフォルダ展開等の動作が速いらしい
・NASは最低5年使用したい。Windows Storage Server 2012 R2のライフサイクルは2018年までなので想定内ではある
・ファイルのバックアップは外部ストレージに行う
・市販のセキュリティソフトを導入できる
・Linuxベースよりも売れているという、なんとなくな安心感がある
・管理者はWindows Serverの利用経験はWindows Storage 2003でユーザーアカウントの管理をしたことがある程度

A 回答 (2件)

WSS搭載NASは、基本的にx86プロセッサーが入っています。


具体的にはAtomで、デュアルコア4スレッドのものが多いようです。
最新のAtomは4コア化していますが、採用NASがあるのかは知りません。

それに対して、Linux搭載のものは、NASブームの先鞭をつけた玄箱などではSH
最近のものではARM系プロセッサー採用のものが一般的です。


ですから、単純な性能比較には、プロセッサーの性能差が先行しがちです。
HDD一基の廉価モデルでは、ARM採用は消費電力の小ささもあってのことですが
HDDが多く搭載できるNASでは、省電力よりも
価格的メリットとなるんじゃないかと思います。

BuffaloではLinux搭載モデルのCPUを明記していない場合がありますが
たとえば、QNAPでAtom搭載の1Uモデルを選ぶと
別売りのHDDを合わせた価格は、Buffaloの1U最安モデルよりけっこう高くなります。
しかしARM搭載の1Uモデルだと、価格差はあまりありません。


またWSS搭載NASを扱っているメーカーであれば、Linux搭載のものとは
差別化することによって、メーカー特有の都合でLinux搭載のほうが不利な場合もあります。

QNAPのようなLinux搭載製品を主力とするメーカーでは
組み込みLinux搭載でありながら、Core i3搭載モデルもあります。
またQPKGによって、ソフトウェアの追加が可能です。


NASの性能比較は、あまり盛んに行われていませんが、これは性能差が
単純な転送速度だけでは評価できないためでもあります。

ベンチマークをとるにしても、その性質上
クライアントが5台の場合と30台の場合では性能比較が
大幅に違う結果になってしまうのです。


その違いは、メモリー量やキャッシュSSDの有無や、SMBのバージョンでも変わります。

昨年度まではWindowsXPが精力的に業界の足を引っ張ってきたので
SMB2.0もexFATもあまり普及が進みませんでした。
(XPはSMB1.0しか対応していません)

SMB1.0と2.0の間には大きな違いがあり
随時処理する1.0に比べると、まとめて処理する2.0のほうが速いわけですが

小さなアクセスが大量にある場合や
遅延の大きいネットワークで利用する場合に、大きな性能差が出ます。
ですから、数十台のクライアントがあれば、注意すべきだと思います。

その後もSMBは改良され、いろんな機能が追加されていますが
これからはWindows7が、SMB2.1で足止めして
Windows8からのSMB3.0の利点を活かしにくくしていくことでしょう。


なお、LinuxやFreeBSDで使われているSMB,CIFS実装であるSambaでは
2011年のSamba3.6でSMB2.0に対応し、Samba4.0系ではSMB3.0にも対応しています。
ですから、Linux系OSでサーバーを立てるなら、SMB3.0構成も可能と言えば可能です。

ただし、未だ導入時の初期設定ではSMB1.0で動作するようになっており
NAS製品でもSMB2.0対応を謳う製品はほとんど無いようです。

QNAPでも、QTS4.0を導入したモデルではSMB2.0対応を謳っていますが
QTS4.0はホームNAS向けのGUIシステムであり、ラックマウントモデルなどは対象外です。

ラックマウントモデルなどについては、SMBのバージョンについての発表は無いようで
出荷時SMB1.0になっているのかどうかも
2.0や3.0に設定変更が可能なのかどうかもわかりません。
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>・NASは最低5年使用したい。

Windows Storage Server 2012 R2のライフサイクルは2018年までなので想定内ではある

一応、延長サポートまではアップデート等は提供されるので2023年までと考えて良いでしょう。

>・Linuxベースと違い第二階層以下のフォルダにもアクセス権を設定できる

これと、Active Directoryへの参加が可能というのが大きな要素かなと思います。

あとは、細かいことと私の主観がありますが、

・LinuxベースNASでは機種によるが未だに第一階層のフォルダ名に漢字が使用出来ないものが多い。
・ほとんどのLinuxベースNASはSMBプロトコルをSMB1.0しかサポートしていない(2012 R2はSMB3.02)

・LinuxベースNASは設定が比較的簡単
・反面、Windows Storage ServerのNASはある程度のWindowsの知識が必要(特にフォルダのアクセス権を適切に設定するためにはそれなりのスキルが必要)
・比較的安価な(と言っても高いが)Windows Storage ServerのNASは低スペックなCPUにWindows Serverを載せているので管理のための操作がかなり遅い。
(Windows Updateなど気を失うくらい遅い)
・Windows Storage ServerのNASはUPS連動するためには別途ソフトが必要な場合が多い。

こんなところでしょうか。

用途に合わせた機種選定が必要ですね。
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